汗と寒さに何度も着脱。秋冬登山のウェア選びに迷う…

気温が低い秋冬の登山で悩ましいのが、ウェア選び。
登る運動量で汗をかくのに、立ち止まると外気温に体が冷やされます。暑さと寒さのバランスが大切なんですが、これがけっこう難しいんです。
汗で濡れたウェアでブルブル…になったことないですか?

寒さ対策にと、ベースレイヤーのTシャツの上に、保温力の高いフリースや防風性のあるジャケットを着用して登山。これでバッチリ!
でも、寒くはないものの、中に着ているベースレイヤーが汗でびっしょり……。
休憩中などでは、汗に濡れたベースレイヤーで体が冷やされてブルブルと震えてしまい、早々に下山。これでは、せっかくの山も楽しめません。
「1.5レイヤー」が体温調整の救世主に

そんな秋冬登山の悩ましいウェア選びを解決してくれるのが、「1.5レイヤー」です。
1レイヤー(ベースレイヤー)と2レイヤー(ミッドレイヤー)の機能を併せもつウェアが「1.5レイヤー」。
登山の基本3レイヤリング
それぞれの機能を持った3枚のウェアをレイヤリングすることで、過酷なアウトドアフィールドで体温を守る安全登山の技術です。
1レイヤー:かいた汗を吸い上げて素早く乾かすベースレイヤー
2レイヤー:保温力で冷たい外気から体を守るミッドレイヤー
3レイヤー:風や雨を防ぐアウターシェル
※1レイヤーの下に「0レイヤー」として、肌をドライに保つインナーウェアを着ることも多い
ベースレイヤーとミッドレイヤーのいいとこ取りの「1.5レイヤー」


「1.5レイヤー」は、ベースレイヤーの吸汗速乾性とミッドレイヤーの保温性を併せもっています。ベースレイヤーとしても、ミッドレイヤーとしても着用できる使いまわしのいいウェア。
さらに、高い通気性も備えているため、「着ていると暑い、でも脱ぐと寒い」といった秋冬の登山で、着用し続けたままでも適度な体温に調整してくれます。