ピークを目指すのもいいが、「長く、遠くへ」歩きたい
ピークハントという言葉があるように、これまでは登山=頂上に立つことが最大の目的とされてきました。ただ、近頃は純粋に山歩きを楽しむ方も多く、登頂をめざすだけではない、トレッキングやハイキングにも注目が集まっています。
「もっと長く、遠くまで山を歩きたい」。
そんな気分のときは、なるべく歩きやすくて疲れにくいシューズが欲しいですよね。そんなニーズに応える一足が、今年新たに登場しました!
いつもより長く歩きたくなるサロモンの最新シューズ
期待の新製品を発表したのは、シューレースやアウトソールなど、独自テクノロジーで人々の足元をサポートしてきた「サロモン」。
今回の新作「アウトパルス ミッド GTX」は、歩きやすさと快適性をもっとも重視し、スムーズな足運びを提供するユニークな新テクノロジーを搭載しています。
ヒミツはこの薄いシート!「エナジーブレード」の威力
まず注目したいのが、アウトソールとミッドソールの間にインサートされているオレンジ色のプレート。「エナジーブレード」と呼ばれるこのプレートは、とても薄い素材で作られています。一見頼りなさそうですが、一体どんな機能を秘めているのでしょう?
「エナジーブレード」が内蔵されているのは、土踏まずから前足部。見た目は薄いシート状ですが、ミッドソールに張り付くことで剛性があるため着地したときの安定性が高まり、ソフトな反発性によって自然な歩行をサポートします。
実際に「エナジーブレード」を曲げてみると、左右には捻りにくい反面、前後にはぐにゃりと曲がり、手を離すと素早く元の形に戻りました。この素材特性がシューズに剛性と反発性をもたらすポイントです。