サロモンの逸品バックパック「OUT」と「XA」!知らなきゃ損の快適な背負い心地とは?

<サロモン>と聞いて、トレランシューズをイメージする人は多いのではないでしょうか。そんなサロモンの隠れた名品が、登山用の「バックパック」です。トレランパックで培われた技術が受け継がれた、他社のバックパックにはない唯一無二の機能・デザインが魅力です。そんなサロモンの登山用バックパック「OUTシリーズ」と「XAシリーズ」を山で深掘りレビュー。その機能と魅力をお伝えします。

    “シューズブランド”というイメージに隠された逸品が……

    フランス発のスポーツブランドとして、日本でも存在感を放つ<SALOMON(サロモン)>

    皆さんはサロモンといえば、どんなイメージを持っていますか?

    サロモン
    編集部がInstagramで「サロモンと聞いてイメージするアイテム」のアンケートをとってみたところ

    シューズ・靴 80%
    バックパック・ザック 10%
    ウェア・パンツ 10%

    と、「サロモン=シューズブランド」というイメージが大半を占めることがわかりました(アンケート回答者は1,231人)。

    トレイルランニングや登山用シューズなど、山で同ブランドのシューズを履いている人を見かけます。

     

    また同じようにInstagramで「サロモンでイメージするアクティビティは?」とアンケートをとったところ、下記のような結果になりました。


    そのため、最初のアンケートで「バックパック・ザック」や「ウェア・パンツ」と回答した方も、登山ではなくトレイルランニングのバックパックのブランドというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

    実はシューズだけじゃなく
    登山用バックパックも要注目!

    サロモンのシューズは優秀ですが、実は他にもあまり知られていない逸品があるんです。

    そのひとつが登山やハイキングで使えるバックパック。同社が得意とするトレランパックで培った機能が、登山用のアイテムにも活かされています。

    左:XA 25 右:OUT NIGHT 30+5
    レビューしたのは「軽快な山旅を支えるOUTシリーズ」と「スピーディーな登山向けのXAシリーズ」のバックパック。
    OUTシリーズは「OUT NIGHT 30+5」、XAシリーズは「XA 25」です。

    それでは、2つのバックパックの魅力を実際に使用したライターと編集部員の感想と一緒にみていきましょう。


    バックパックと身体がひとつになるような背負い心地”OUTシリーズ”

    「OUTシリーズ」は、機動力が売りのバックパック日帰りや宿泊を伴う登山に最適なアイテムです。

    多くの登山用ザックに使われているフレームをなくすことで軽量化を実現し、特徴的な背面パネルやハーネスシステムにより、圧倒的な動きやすさを可能にしています。

    一度背負うと病みつきになる、吸いつくようなフィット感

    アウト機能 OUTシリーズの最大の強みといえるのが、背負った際のフィット感の良さ。

    フィッティングした瞬間に、ピタッと身体に張り付き、あらゆる動きに対してバックパックが追随します。

    それを実現しているのが、3つのポイント。

    ・稼働式の背面パネル
    ・ストレッチ素材のスタビライザー
    ・チェストストラップ

     

    背面パネルには、メッシュ生地と高反発のパッドを採用。

    パッドは背骨を挟んで両側に配置され、大きく肉抜きすることで通気性も確保されます。


    パネル部分は羽のように動かすことができ、密着するようなフィット感と身体に追従する自由な動きを実現します。

    ライター橋爪
    背中に吸いつくような独特のフィット感はさすがの一言!上半身をねじるような動作でもストレスがなく、バックパックと身体が一体になるような感覚です。

    また、フレームレスとは思えないほどの安定感を感じました。



    スタビライザー部分は伸縮性のある素材を採用。バックパックの揺れを吸収することで、活動中も身体により沿って高いフィット感を実現しています。

    また、一般的なバックパックだとショルダーハーネスの上部と下部の2点で重さを支えますが、OUTシリーズにはひと工夫が。

    先程紹介した羽のように動くバックパネルからもストラップがでおり、下部はV字になっています。それにより、フレームがなくても重さを上手に分散させているので、快適に背負うことができるのです。

    ライター橋爪
    長時間の登山でも力を発揮。丸一日の行動でも背中や肩に疲れが溜まりにくく、宿泊登山でも疲労が蓄積されにくいと感じました。


    チェストストラップは両サイドがクリップ式になっており、右肩or左肩のどちらからでも着脱可能です。パチっとはめ込む独特なシステムのため最初はコツが必要ですが、慣れると片手でもスムーズに着脱できます。

    外すときはクリップ先端のコードを引っ張ればOK。

    ライター橋爪
    ほどよく伸縮性があり、息苦しさを感じないのがGOOD!チェストストラップの窮屈感が苦手な人も、これならストレスが少ないと思います。

    背負ったままアクセスできるポケットたち

    サロモン 収納の数だけでなく、バックパックを降ろさなくてもアクセスできるのもOUTの魅力。

    ショルダーには、右肩にソフトフラスク(柔らかい素材の水筒)ホルダー、左肩にストレッチ性のある小ポケットを配置

    行動中でも手の感覚だけでサッと取り出しができます。

    両側のヒップベルトにもポケットが備わっています。6インチ程度のスマートフォンであればスポッと収まる大きさで、行動食や小物を入れておくにも便利そうです。
    ライター橋爪
    ファスナーストラップは掴みやすいリング形状で、動きながらの開閉もスムーズでした。

    商品名の<30「+5」>はフロントポケットのことを指している
    フロントポケットは表面に伸縮・耐久性のある素材を使用し、容量は最大で5L。同社で人気のパンツにも採用されているストレッチ素材を使用しているため、ものを入れてもしっかりとコンプレッションしてくれます。

    また、バックパックを背負った状態で開閉できるように設計されており、手を後ろに伸ばしてウェアや小物を取り出すことも可能です。

    ライター橋爪
    体が硬い私は、バックパックを背負ったまま荷物を取り出すのは大変でした。

    少し手間は増えてしまいますが、片側の肩だけ外してバックパックを手前に持ってくることで、スムーズにフロントポケットから取り出すことができますよ。


    メイン気室へは、バックパックの左側からすばやくアクセスすることも可能。
    バックパックの両側には伸縮性のあるサイドポケットも備わっています。

    まだまだあるぞ!見逃せない魅力的な機能

    サロモン 細部にも登山中の行動をアシストする便利な機能が。

    1箇所引っ張るだけで2方向から圧縮できるコンプレッションストラップ取り外し可能な雨蓋など、少し珍しい機能も搭載されています。

    写真左:チェストバッグとして使用 中:雨蓋なしの本体 右:雨蓋取り外し用のアタッチメント
    雨蓋は本体につながっているアタッチメントで簡単に脱着可能。取り外した雨蓋は、ショルダーハーネスへ連結することができ、チェストバッグとしても利用できます。

    また、バックパック本体は雨蓋なしの状態でも使えるので、軽量化したい時におすすめです。

    本体のコンプレッションは一本締めで上部と二股に分かれた下部の3方向からする仕組み。しっかりと荷物のブレをおさえつけてくれます。
    ライター橋爪
    3方向に力が分散されるためか、締めたり緩めたりの調整がラクな印象を受けました。

    ただし、サイドコンプレッションがないため横が膨らみやすく、パッキングには少し慣れが必要かもしれません。

    ※サイドコンプレッションがないモデルは「OUT DAY 20+4」「OUT NIGHT 30+5」

    サイズ違いで3種のラインナップを展開

    左から順に「OUT DAY 20+4」「OUT NIGHT 30+5」「OUT WEEK 38+6」
    OUTシリーズは日帰り用の「DAY」、日帰りから1泊向けの「NIGHT」、軽量なテント泊や2泊以上の登山にも対応する「WEEK」の3種類が展開されています。

    OUT DAY 20+4 を詳しく見る
    OUT NIGHT 30+5 を詳しく見る
    OUT WEEK 38+6 を詳しく見る

    左:OUT NIGHT 28+5(ウィメンズモデル)、右:OUT DAY 20+4(ウィメンズモデル)
    また「NIGHT」と「DAY」は女性の身体構造に合わせたウィメンズモデルも展開。

    女性特有のカーブを描く胸部や狭めの肩、短めの胴体にフィットする設計になっています。
    OUT DAY 20+4 (ウィメンズモデル)を詳しく見る
    OUT NIGHT 28+5(ウィメンズモデル)を詳しく見る

    スピーディーな行動を支えるストレスフリーなXAシリーズ

    続いて紹介するXAシリーズは、より素早く行動をしたい人向けのバックパック

    防水性を備えた生地と素早い行動を支えるフィット感、トレランパックに近いミニマルなデザインが特徴です。


    一度試すとやみつき?”着ている感覚”の背負い心地

    サロモン
    OUTシリーズの包み込むようなフィット感と異なり、XAシリーズの背負い心地はバックパックを着ているような感覚が特徴。
    これを実現しているのが

    ・ベストタイプのショルダーハーネス
    ・ストレッチ性のあるスタビライザー
    ・逆三角形の形状

    です。

    見た目も印象的なショルダーハーネスは、トレランパックのノウハウを踏襲しています。

    チェストベルトは伸縮性のあるコードタイプで、2箇所のフックに引っ掛けて大本のドローコードを引くだけで簡単に調整可能。裏面はメッシュ素材で通気性も抜群です。

    編集部大迫
    左右2箇所のソフトフラスクホルダーや、スマートフォンや行動食が入るポケットなど、バックパックを降ろさなくても水分・栄養の補給ができるのは本当に楽です。

    ただ、チェストストラップは伸縮性があるため一般的なザックのものと比べると、ホールド感は少しゆるく感じました。


    サイドコンプレッションはドローコードを引っ張るだけで広い範囲をギュッと圧縮!ハイドレーションの水の量が減って荷物が動きやすくなっても歩きながらコンプレッションができるので、背負ったまま荷物の重心を整えられます。

    また、スタビライザーはOUTシリーズと同じく、柔軟性のある腱のような機能を持っており、荷重を分散させ、全体の安定感を向上させます。

    バックパックは逆三角形の形状に。下部がシェイプされていることで、パッキングの際に重心が背中上部にくるように設計されています。

    編集部大迫
    重心が肩甲骨辺りに自然とくるので、背負った時も実際の重量に比べてかなり軽く感じます。

    ロールダウン時に荷物を押し込むことで、圧縮袋のように効果的なコンプレッションも可能
    メイン気室へのアクセスはロールトップ式の開閉口から。一般的なロールトップとは異なり、ロールダウンしてドローコードを締めたのち、前後のバックルをはめて口を閉めます。

    最初は少し戸惑うこともありましたが、慣れてしまえばかなり素早く開閉可能。口を締めながらコンプレッションできるので、バックパック内の隙間をなくして荷物の揺れをおさえられます

    防水仕様で安心!収納力も文句なし

    サロモン バックパック本体にも光る機能がたくさん。防水機能が備わったメイン気室に伸縮性のあるフロントポケット、ハイドレーション用のポケットなど、際立つ収納も見逃せません。
    ※フロントポケット部分は防水仕様ではありません。
    バックパック本体は耐久性と防水性に優れた素材を使用。

    シームリングされているので、多少の雨であれば問題ないでしょう。しかし完全防水ではないので、油断は禁物です。

    背面にはウレタン素材のパッド入り。クッション性も高いので、固いものを入れても背負い心地に影響が出にくいです。

    フロントポケットとリアポケットはそれぞれメイン気室とは別で設けられています。外にむき出しの状態なので、開閉の手間なく使えるのがポイント。ハイドレーションなどの水分補給やウェアの取り出しも用意です。

    編集部大迫
    水抜き穴が付いたリアポケットがお気に入りです!

    雨が降れば濡れる可能性もありますが「濡れてもいいものを入れる場所」と考えればOK。サッとアクセスできるのでハイドレーションを入れておくのに重宝します。

    3サイズのラインナップ!

    XAは3種類のサイズ展開(男女兼用)。ハーネスベルトを省略した軽量で日帰り向けの「XA15」。日帰り〜小屋泊向けの「XA25」。ヒップベルト付きで、ライトなテント泊にも対応する「XA35」のラインナップです。
    XA 15 (ユニセックス)を詳しく見るXA 25(ユニセックス)を詳しく見るXA 35 (ユニセックス)を詳しく見る

    軽快な山旅なら「OUT」、スピーディーに攻めるなら「XA」!


    あまりサロモンのイメージにないバックパックですが、やはりそこは世界的ブランド。十分満足させてくれる機能を持った逸品でした。

    圧倒的なフィット感で快適な登山が楽しめる「OUTシリーズ」と、身体と一体になる背負心地と便利な収納でスピーディーに攻められる「XAシリーズ」。

    日帰り登山から連泊登山まで対応するサロモンのバックパックで、山をおもいっきり駆け巡ってみませんか。

    サロモンのバックパックが気になる方はこちら


    今回紹介した、「OUTシリーズ」と「XAシリーズ」の価格や重量などを見ていきましょう。

    OUTシリーズ ラインナップ

    OUT DAY 20+4 ¥13,200(税込)、重さ:671g(S/Mサイズ)
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    OUT NIGHT 30+5 ¥16,500(税込)、重さ:756g(S/Mサイズ)
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    OUT WEEK 38+6 ¥17,600(税込)、重さ:815g(S/Mサイズ)|WEEKはメイン荷室を下部まで大きく広げることが可能
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    XAシリーズ ラインナップ

    XA 15 ¥18,700(税込)、重さ:347g(S/Mサイズ)
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    XA 25 ¥20,900(税込)、重さ:443g(S/Mサイズ)商品の詳細はこちら
    XA 35 ¥23,100(税込)、重さ:537g(S/Mサイズ)

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    YAMAHACK 編集部

    YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。