このグリップ力をもう体感した?モアブ スピード GTXの粘り強さを支える最新技術とは……

2021年3月、メレルから「モアブ スピードGTX(ゴアテックス)」が新登場。フィット感の良さで多くのアウトドアユーザーを虜にしている名作、「モアブシリーズ」の特徴を受け継いでいます。今回は、フィールドでテストして見えたフィット感の良さやグリップ力に迫っていきます。

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YAMAHACK 編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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ロングセラーシューズの目には見えない人気の秘密って?

メレル モアブ2 歩きやすさ、防水性、堅牢性、グリップ力など、山を歩くためのシューズ選びはいろいろなポイントを見ることが大切です。ですが、いろいろ悩みすぎて最終的に何が良いのかわからなくなってしまうことも。

そんな悩みがちなシューズ選びのポイントですが、多くの人は最終的に履いた時のフィット感を大切にしているようです。

発売から14年間、選ばれ続けるモアブの履き心地

メレル モアブ2 とくに、2007年から発売されているメレルの「モアブ」シリーズは、履き心地の良さで選ばれ続けているシューズのひとつ。

累計販売数2,500万足という実績は、モアブの特徴である”足を入れた瞬間の包まれるような感覚”が長年支持されている証拠です。まさに、メレルが追求し続けている履き心地の良さを具現化しているシリーズと言えます。

伝統を受け継ぎ進化した、新たなモアブが登場

メレル モアブスピードGTX 2021年3月、ロングセラーシリーズモアブの履き心地を受け継いだ「モアブ スピード GTX(ゴアテックス)」が誕生。

登山靴やハイキングシューズ、トレイルランニングシューズの中間に製品特徴を置き、山や街などのさまざまなアウトドアフィールドで活躍する一足です。

早速レビュー&その場で社員さんにいろいろぶつけてきました!

メレル モアブスピードGTX 3月某日、モアブ スピード GTXと社員さんをお借りして山でテスト。実際に使いながら質問をして、疑問や感想をぶつけていこう!という魂胆です。

テスト前にシューズをお借りして、何度も履いた上で望みました。
編集部大迫
この仕事を受けたことを後悔するような質問をぶつけまくってやるぜ!



今回、お付き合いしてもらったのは丹下 雄介さん

メレル モアブスピードGTX

メレルのオフィシャルサイトやSNS運用、契約アンバサダーとのやりとりなどを担当。

自身もトレイルランニングを中心に登山などのアウトドアアクティビティを楽しんでおり、これまでUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)やハセツネカップなど、国内外のレースに参戦経験あり。

実際より軽く感じる?その秘密はフィット感にあり!

メレル モアブスピードGTX まずは、モアブシリーズの代名詞ともいえる履き心地について、いろいろと話を聞いてみました。

肉厚でしっかりと足が包みこまれる感覚

メレル モアブスピードGTX
編集部大迫
あれだけ意気込んでおいて早速褒めるのもあれなんですが、とても安心感のある履き心地です。

普段は岩稜帯がないところだとトレイルランニングシューズを使っているんですが、そういったタイプのシューズよりも内側が肉厚。

ピタッとフィットしているというよりは、足が包まれているという感覚でした。

丹下さん
ありがとうございます。笑
そのフィット感は、モアブの売りであるラストのおかげなんですよ。

足の真ん中のフィット感をあげて、前の部分の自由を確保しています。

編集部大迫
これがモアブの履き心地か!と思いました。

ただ、さっそく嫌なことを言うようで悪いのですが、このシューズってトレイルランニングでも使えるシューズですよね?
山を走るシューズと考えると、320g(27cm)って特別軽いというわけではない気がします。

丹下さん
そうですね。メレルのトレイルランニング用シューズでも、300gを下回る軽量なものもあります。

編集部大迫
こちらの勝手で恐縮ですが”スピード”という名前からは、やはり軽快さみたいなものを連想してしまうので、なんだか裏切られた気持ちです。

丹下さん
ただ、モアブ スピード GTXは純粋なトレイルランニング専用シューズではなく、ハイキングシューズをベースにしたものと思ってください。

なので、超軽量シューズで削られがちな地面からの突き上げを解消する機能や防水性などは搭載しています。

編集部荻原
軽量化だけに特化したというよりは、バランスの取れた履きやすいシューズっていうことですね。

そうだとすると320gは、普段しっかりした登山靴を履いている人からすると十分魅力的です。

シューズとの一体感を感じられる

メレル モアブスピードGTX
丹下さん
そういえば面白い話があるんです。このシューズって、履くと実際の重さよりも軽く感じるんですよ。

編集部荻原
どういうことですか?

丹下さん
しっかりとフィットすることで、一体感が生まれます。これによって体感として、軽く感じるんです。

編集部大迫
そういえば階段を登っている時に、何度かカカトのホールド感がゆるく感じました。
いい対策はないですか?

丹下さん
そんな時は2段ハトメ結び(※1)でシューレースを結んでみてください。何度かカカトのフィット感についての声がありましたが、この方法で解決できています。

※1)シューレースを最後から2番目まで通し、クロスせずそのまま1番上の穴に通します。そうすると輪ができるので、シューレースを反対側の輪に通してから普段と同じように結ぶ方法。
編集部大迫
次はそれで対応してみます。
あと履き心地の良さもそうですが、やはり防水のためにゴアテックスが使われていると安心感がありますね。

丹下さん
天候が変わりやすい山はもちろん、アウトドアフィールド全般や街でもうれしい機能ですよね。

編集部荻原
せっかく履かせてもらうなら悪いところも正直に伝えようと思っていたのに、あんまり気になるところがないんですよ。

編集部大迫
気になるところがない=嫌なところがないとも取れるので、それも特徴かもしれないですね。

どこでも歩くのが楽しくなるクッション性

メレル モアブスピードGTX 「プラスの要素も大事ですが、マイナス要素がないことも魅力のひとつ」ということがわかったところで、次はクッション性についてです。

どんな路面でも突き上げを抑えてくれる

メレル モアブスピードGTX
編集部荻原
かかとだけじゃなくて足裏全体にクッションが備わっているので、しっかり衝撃を吸収してくれますね。ゴツゴツした路面でもあまり、負担になりませんでした

丹下さん
このシューズに使われている「フロートプロ」という、ミッドソールの開発には苦労したんです。

編集部大迫
軽さと耐久性という、反比例する機能を両立させているんですよね。

柔らかいだけだと、グッと力をかけて登る時などに頼りなくて逆に余計な力が入ってしまいます。

なので、単にクッション性があってフワフワしているだけじゃなくて、しっかりコシがあるこのシューズは良いバランスだなと思いました。

丹下さん
それだけでなく、フロートプロは「廃材を出さない製造工程」で作られていることも、実はポイントなんです。

編集部荻原
確かに、アウトドアアイテムを提供するメーカーとしては、環境負荷の軽減はクリアしないといけない命題。

今後は、環境配慮と機能の両立というのも商品開発のポイントになりますね。

軽快に自然の中で歩きたい人におすすめ

メレル モアブスピードGTX
編集部大迫
ただ、普段からソールが硬めの登山靴を履いている人からすると、この柔らかいソールは少し頼りなく感じます。

丹下さん
そうですね。長時間手を使って歩くような岩場がある場合は、しっかりとした登山靴を履いていただくほうが良いです。

編集部荻原
逆にモアブ スピード GTXは、どういうシーンにおすすめですか?

丹下さん
場所というよりは、目的で考えてみてください。具体的には、体力や筋力などを考慮して、スピード重視でアクティブに行動したい人におすすめです。

あとは、単なる軽さだけでなく、環境変化に対応するために防水性や長距離を行動するためのクッション性などが要求されるような時ですね。

編集部大迫
長距離を歩く時にも良さそうですね。外的要因からの足の保護などを考えると登山靴の方が良さそうですが、フィールドによっては十分な選択肢になりそうです。

丹下さん
また、さきほど出たソールの硬さについてですが、柔軟性を持たせることでソールが地面に合わせてカタチを変えることができます。

そうすることで衝撃を逃すこともできるなど、メリットはあるんですよ。

編集部荻原
普通の靴と同じような柔らかさなので、電車移動とかコンクリートみたいな固いところを歩く時にも快適ですね。硬い登山靴だと疲れちゃって……

丹下さん
そうですね。アウトドアはもちろんですがカジュアルシーンでも使っていただけるデザインかと思います。
結果的にあらゆるシーンに対応できるというか。





編集部的推しポイントはグリップ力!

メレル モアブスピードGTX ここまで履き心地やクッション性について聞いてきましたが、正直に言うと今回のテストで一番魅力的だったポイントがグリップ力。
最後に、グリップ力について見ていきしょう。

路面を選ばない粘り強さ!

メレル モアブスピードGTX
編集部大迫
個人的にモアブ スピード GTXの一番の魅力はグリップ力だと思います!

事前のテストも含め、コンクリ、土、ぬかるみ、岩などいろんな路面で歩いたり走ったりしてみましたが、グリップ力に不安を感じることがなかったです。

丹下さん
ありがとうございます。濡れたコンクリートや岩だとメガグリップ(※2)の方が優位ですが、それでも十分なグリップ力だと言えます。

※2)ヴィブラム社の開発したソールのひとつ。乾燥した路面でも濡れた路面でも適応する、高いグリップ力を持っている。
編集部大迫
ソールの粘りがしっかり地面を捉えるような感覚で、しっかり面で捉えることを意識して歩けばほとんど滑らない気がします。

もちろん、地面が崩れたり、ドロドロにぬかるんでいたりするズズッと滑ることはあるんですが、それはグリップというより場所や歩き方の問題なので。

グリップ力を支えるのは最新技術

メレル モアブスピードGTX
編集部荻原
このヴィブラムソールの最新技術の「トラクション ラグ(※3)」っていうのが、いい仕事しているんですかね?

※3)ヴィブラム社の最新ソールパターン。最大25%のトラクション(地面を蹴って前に進もうとする力)向上をもたらす。
丹下さん
それも一つです。段差のついた特殊なラグ構造が、地面を踏みしめて前に進む力を高めてくれます。

編集部荻原
リサイクル素材を混ぜた素材のエコデュラもソール(※4)に使われていて、環境への配慮がここにも現れていますね。

※4)耐久性やパフォーマンス性を妥協することなく作られた、メレル専用の環境に配慮したヴィブラムアウトソール。リサイクル素材を30%以上配合している。
メレル モアブスピードGTX
丹下さん
30%リサイクル素材を使っているということもポイントですが、それで機能を損なうわけでなく、従来のヴィブラムソールのグリップ力と耐久力を要しているところがすごいところなんですよ。

編集部荻原
濡れた路面でも、滑ってしまうことはほとんどありませんでした。
滑りやすい下山時も、クッション性とグリップ力で安心して歩けるシューズだと思います。

編集部大迫
ほんとグリップ力に関しては、想像以上でした。

ただ、気になる点としてソール自体は登山靴と比べると耐久性に劣る感じはあります。とくにかかとの接着部分は削れそうなので、注意が必要ですね。

モアブ スピード GTXは幅広く使える万能型シューズだった

メレル モアブスピードGTX 編集部の二人が一番驚いたのが、実はテスト後にシューズを履き替えた瞬間。いつも愛用しているシューズなので気に入っているものでしたが、モアブ スピード GTXの包まれている安心感はかなり優れていると感じました。

もちろん多くの登山者が履いているような堅牢な登山靴と比べると、耐久力やソールの硬さなどはありません。ですが、重い荷物を運ばないような日帰り登山の場合は間違いなく大活躍してくれるはず。

スニーカー感覚で履けるのに、それ以上の機能を持っている。その気軽さと機能性の高さこそがこのシューズの一番の魅力です。

もっとモアブ スピード GTXを知りたい

万能型アウトドアシューズ「モアブ スピード GTX」シリーズのラインナップ

最後に、今回テストしたモアブ スピード GTXシリーズのラインナップを見ていきましょう。

モアブ スピード GTX(メンズ)

メレル モアブスピードGTX カラーは写真左からライケン、ハイライズ、ブラックの3色展開。
品名モアブ スピード ゴアテックス®[メンズ]
価格¥18,480(税込)
カラーライケン、ハイライズ、ブラック 全3色
サイズ25.0~28.0cm、29.0cm、30.0cm
重量約320g(27cm 片足標準)
※メンズのミッドカットモデルは、ライケンとブラックの2色展開で、20,680円(税込)。
もっとモアブ スピード GTXを知りたい(メンズ)

モアブ スピード ミッド GTX(ウィメンズ)

メレル モアブスピードGTX ウィメンズのミッドカットは、左からブラックとネイビーの2色展開。
品名モアブ スピード ミッド ゴアテックス®[ウィメンズ]
価格¥20,680(税込)
カラーブラック、ネイビー 全2色
サイズ約22.5~25.0cm
重量約260g(24cm 片足標準)
ウィメンズのローカットモデルは、ブラックとアルティチュードの2色展開で、18,480円(税込)。
もっとモアブ スピード GTXを知りたい(ウィメンズ)

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