スント5を活用するには?
「スント5」は、GPSを搭載したスポーツウォッチ。トレーニングの軌跡を記録したり、目的地までのルート表示や到着時間予測などのナビゲーションをしたり、さまざまな使い方をすることができます。
実際にどんな場面で、どんな機能が使えるのか、スント5を持って登山に出かけることを想定して使い方をチェックしてみましょう!
【基本編】出発前にすること
スント5の基本設定と、SUUNTO APPとのペアリングが済んでいることを前提に、スント5を山で使う際の、もっとも基本的な一例を紹介していきましょう。
▼セットアップ~基本操作編はこちら!
1.スポーツモードを設定する
登山口に着いたら、歩き出す前にいくつか準備があります。まずはスポーツモードを設定しましょう。
スント5には80種類のスポーツモードが搭載されていて、それぞれのスポーツに合わせて、記録するデータの内容が最適化されています。
たとえば、登山なら標高、ランニングならペース、スキーなら滑走距離やスピードなど、スポーツによって記録すべきデータの内容が違いますよね。
まずはエクササイズの画面を開きます。
【時計⇒右上ボタン⇒エクササイズ⇒中央ボタンで選択】
次にスポーツモードのリストの中から、スクロールで登山を探します。
順にスクロールしていっても登山が見当たりませんが・・・、【その他】の中に、まだまだたくさんのスポーツが含まれています。
この中に登山がありました。中央ボタンで選択しましょう。
一度選んだスポーツは、次回からは上位にリストアップされるので、すぐに見つかるようになります。
2.GPSの状態を確認する
画面にスタートボタンが表示されました。
スタートの文字の上に、G心拍数を表すハートのアイコンと、PSの接続状況を表す矢印アイコンと、そしてバッテリー残量(残り時間)が表示されています。
スント5がGPSを捕捉する間、矢印のアイコンはグレーで点滅し、
GPSが捕捉されると、矢印が緑色に変わります。GPSが接続されるのを待ちます。
同様に心拍を検知するとハートのアイコンが緑色に変わります。動き始める10分くらい前にスタート画面にしておき、GPSと心拍の捕捉を安定させると良いでしょう。
【ポイント】
GPSが検出されないと、「GPSが検出されません」というアラートが表示されます。検出を待ってトレーニングを一時中断するか、そのまま続行するかを選択できますが、さまざまなデータを取得するためには、GPSが有効な状況にある必要があります。しばらく待つか、空のひあrけた場所に移動します。
3.ナビゲーションの方法を選択する
【右下ボタンでオプションを選択⇒ナビゲーション⇒ブレッドクラム】
スタートボタンの下にはオプションという文字が見えますね。
ちなみにナビゲーションのブレッドグラムとは、パンくずという意味。童話「ヘンデルとグレーテル」で、主人公が森で迷子にならないように、通り道にパンくずを落としながら歩いたことから、軌跡を表示することをこう呼ぶんですね。
4.バッテリーモードを設定する
【右下ボタンでオプションを選択⇒バッテリーモード⇒スクロールで選択】
バッテリーモードには、正確な記録を優先する【パフォーマンス】と、バッテリーを長持ちさせる【エンデュランス】の2種類のモードがあり、それぞれに現在のバッテリー残量で、あとどれくらいの時間駆動するかが表示されています。
バッテリー残量と次に充電できるタイミングを考えて、モードを選択しましょう。行動中でもモードの変更が可能です。
今回は、【右下ボタンでオプションを選択⇒バッテリーモード⇒スクロールで【エンデュランス】を選択】して、バッテリーをできるだけ節約して行動します。
ここまでできたら準備はOK。中央ボタンでスタート。さあ歩き出しましょう!