GPSウォッチ機能、使いこなしている人ほとんどいない説
登山用品店にも多くのモデルがラインナップされているアウトドア向けのGPSウォッチ。耐衝撃性・耐水性に加えて、バッテリーの持ちの長さ、手首に着用していることで運動中の利便性が高いのが利点です。特に、GPSのログ機能がとても便利で、すでに登山で活用している人も多いはず。
しかし、それらはGPSウォッチが備えている機能のほんの一部にすぎません。数ある機能のうち、あなたはどこまで使いこなせていますか?今回は先日発売されたばかりのGPSウォッチ「SUUNTO5」を例に、最新の腕時計に備わっているオドロキの機能を解説していきます!
SUUNTO5 公式サイト
SUUNTO5が搭載している機能はGPSの他に、歩数カウントや消費カロリー表示、有酸素運動能力を維持、改善、もしくは向上させるためのトレーニングプランの自動生成など、魅力的なものばかり。ただし、最近SUUNTO5を使い始めた編集部・荻原は、登山やランニング中にGPSでログを取得するくらいで、その他の機能をまったく使いこなしていません。
青柳
荻原
青柳
荻原
でもいいの!SUUNTOの時計ってクールでカッコいいし、ファッション感覚で楽しめるから!
青柳
疑問:GPSログなら地図アプリでよくない?
完全に開き直っている編集部員・荻原に限らず、実際のところSUUNTO5以外のGPSウォッチも、ログ取得以外で利用している人はごく一部なんだとか。しかも、ログ取得はGPSウォッチだけが備えている機能ではなく、スマートフォンの地図アプリなどでも簡単に行えますよね。そう考えると、正直、GPSウォッチを購入するメリットがないようにも感じます・・・。
確かに、すでにYAMA HACKでも紹介しているとおり地図アプリはかなり便利です。GPSログを取得できるし、地形図を基に現在地やルートを調べることも可能。GPSウォッチと見やすさを比較すると、大きな画面で確認できるスマトーフォンの地図アプリに軍配が挙がります。では、GPSウォッチのメリットはどこにあるのでしょうか?
当たり前ですが、GPSウォッチは常時身につけることを想定したウェアラブルデバイスなので、行動中に邪魔になることがありません。ログを取得することによるスマートフォンのバッテリー消費を心配する必要もなくなります。さらに、SUUNTO5に搭載されているHR(心拍数)センサーを使えば、心拍数の情報も取得可能。ルート上で現在地確認もできるので、明瞭な登山道であれば、いちいち紙の地図を取り出さなくても充分なのです。
つまり、GPSウォッチはスマートフォンの地図アプリと競合する製品ではなく、使い分けることで登山中の行動をさらに快適にしてくれるアイテムなのです。
これだけはおさえて!登山で使える便利機能3つ
SUUNTO5は十分な耐久性とバッテリー寿命を備えているため、登山に適したGPSウォッチといえますが、GPSの他に、知っておくだけで山登りに役立つ機能をいくつも搭載しています。今回はそのなかから特に登山者にオススメな3つの活用術を紹介しましょう!