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34回開催で完走者は15人だけ!前代未聞の過酷なレース「バークレーマラソン」に挑戦し続ける男(2ページ目)

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10年前は「肥満」だった

井原さんがフィールドを走り始めたのは、わずか10年前のこと。それまでは学生時代にサッカー、社会人になってからサーフィンを楽しんでいたものの、本格的なランニングとは無縁の生活でした。
井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

「そのころはアメアスポーツジャパンというスポーツ系の会社に勤めていましたが、かなり太っていましたよ(笑)。僕の担当はトレッドミル(ランニングマシーン)で、あるとき “トレッドミルを使い、3カ月でどれくらい体重が落ちるか“ という企画が持ち上がり、僕も挑戦することに。そして終わってみると、毎日走らないと気持ち悪くなっている自分に気付きました。そこで、次の目標を探し、僕の勤務先も協賛していたトレイルランニングの大会”斑尾フォレスト“へ出場することにしました。2008年でしたね」

ぶっつけ本番で出場するわけにはいかないと、それからの井原さんのトレーニングには熱が入り始めました。
陣馬山

出典:PIXTA

「あるとき、いっしょに出場する人と、陣馬山あたりを走りに行ったんです。その日はとても晴れていて、小鳥がさえずり、土のにおいも漂って、少年のころに戻ったようで……。 まるでイナヅマのような衝撃を感じるほど、とにかく楽しかった! それで山を走ることにのめりこんじゃいましたね

井原さんはエントリーした15キロコース(当時)を無事に完走。しかし、その満足感よりも印象的だったのは、50キロコースに出場しているランナーのカッコよさでした。

井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

「憧れましたね。それから月に400キロ走るのを目標にトレーニングしました。あるときは月末にまだ310キロしか走っていないのがわかり、最後の週末にジェルとサイフだけ持って、多摩川沿いを一気に90キロ走りましたよ。翌日、会社に行くのがつらかったですが(笑)。長距離レースに出場するようになると、僕は距離が長くなれば長くなるほど、速く走れることがわかりました。いつしか憧れの有名選手も抜けるようになり、それで完全にウルトラランニングにハマったんです。そしてとうとう、まずは自主的に100マイルを走ってみました。」

“100miles 100times”は50歳で完結。その後は・・・?

こうして現在の井原さんのキーワードである「100マイル」への挑戦が始まりました。レースへの初出場は、2010年の「T.D.T.100MILE」。多摩川の河川敷を走る大会でした。

「さまざまな100マイルのレースを走り続けているうちに、“100マイル×100回で、10000マイラーを目指そう”と思い始めたんですよ。現在の残りは51本なので、1年に6~7本出場する計算で、残り8年くらい。僕は今42歳なので、50歳くらいで“100miles 100times”は完了しますその後は”200miles 200Times”をやろうとかと。そうすると年5本でも90歳ですね(笑)」

井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

井原さんによれば、ウルトラランニングは「体力やフィジカルが20%、経験値やメンタルが80%」。一般のイメージ以上に、気持ちの問題が大きいそうです。
井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

「心が折れそうでも、足が痛くても、眠くても走り続ける。頭ではそんな過酷さを理解していても、体と心もシンクロしないとウルトラランニングはできないんです。それがおもしろさであり、難しさ。いつも今回こそ“完璧な100マイル”にしようと思いますが、何かハプニングがあってうまくいかない。おそらく100回走っても、完璧な100マイルはないのです。だからこそ楽しいんでしょうね

井原さんのランニングの相棒は?

ところで、先に述べたように井原さんが勤めていた会社は、アメアスポーツジャパン。スントやアークテリクス、サロモンなどのアウトドア系ブランドを傘下に持つ登山者にはなじみ深い存在です。走ることに専念するために退職した井原さんは今も愛着を持ち続け、現在のレースやトレーニングはスントのリストコンピューターを相棒にしています。

「以前働いていたことを抜きにしても、スントはすばらしいですよ。当初は“T1”や“T3”、その後は”アンビット”や”スパルタン”。そして今は“SUUNTO9”を愛用しています」

[SUUNTO 9 Baroの詳細ページへ】

SUUNTO9

撮影:YAMA HACK編集部

これだけスントの製品を使い込み、進化してきた姿を知っている人はほとんどいないでしょう。

「以前はパソコンにつながないとトレーニングデータを確認できませんでした。しかもソフトをダウンロードする必要もありましたが、今はアプリさえ立ち上げれば、自動的に無線でデータがスマートフォンに移行し、簡単に管理できます。こんなことができるなんて、少し前だと考えられないですよね(笑)。今使っているSUUNTO9もすごいですよ。バッテリーがダンゼン長持ちするようになったんです。僕のように長時間行動をする人間には非常に便利で、ますます使いやすくなりました」
井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

SUUNTO9のバッテリーの最大駆動時間は120時間。一般の登山者が数日かけた縦走をしても、最後までログをとることができ、使い勝手はますます向上しています。以前のモデルのように途中で記録が取れなくなったり、モバイルバッテリーを持参して再充電したりという手間がなくなりました。

「それにSUUNTO9がいいのは、仮にバッテリーがなくなりそうになっても、バッテリー駆動時間を延ばすためにセーブモードに切り替えることを時計が知らせてくれることです。これはウルトラランニングに限らず、普段のトレーニングでも大いに助かっています。もちろん登山のときにも安心です」

これまでにバッテリー切れを恐れて、長期山行のときにはログをとるのを諦めていた登山者も多かったはず。しかし、SUUNTO9なら、そんな心配とは無縁です。
井原知一氏

撮影:YAMA HACK編集部

SUUNTO9はバッテリー以外の機能も間違いありません。コンパスや気圧、標高といった登山の際に重要な基本機能に加え、心拍数やGPSログも計測でき、しかも-100mまでの耐水性を誇ります。軌道と距離の計測の精度もアップし、タッチパネルで直観的に使えるのもうれしい点です。井原さんのようなウルトラランナーが頼るほどの存在ならば、趣味で山を歩いている人はますます重宝するでしょうね。

SUUNTO9 Baro

主な機能:時刻表示/心拍・消費カロリー・正確な高度計測・速度・距離・方角/ルートナビゲーション/スマートフォン着信通知
液晶/画面操作: カラーディスプレイ/タッチパネル・ボタン操作
防水: 100m/10気圧防水
電池: 専用バッテリー(USB充電式)
駆動時間: 約25時間 (25時間/精度BEST、40時間/精度GOOD、120時間/精度OK)
サイズ: 50m×50×15.8mm
保証期間: 2年

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提供:SUUNTO

文:高橋庄太郎

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