「フワリ」と浮くように走れるトレランシューズ

2025年8月、HOKAから「MAFATE 5(マファテ 5)」が新登場。長距離のトレイルランニングに向けて開発されたモデルで、本作から初搭載された新技術のロッカー機能も注目のポイントです。
トレイルランも登山も大好きな道具ライターがテスト!

ランニングは早く走ることが目的ではなく、登山をラクに楽しく行うためのトレーニング。走ることも好きで、自分のカラダとココロの状態を確認する、マインドフルネスのような感覚で日々継続中。
MAFATE 5を体験したのは、私、道具ライターのポンチョです。
今年55歳でトレイルランニング歴25年、登山歴35年。今年2025年にフルマラソンを3時間46分台で走り、過去には日本山岳耐久レース(ハセツネ)を7回完走。ランナーとしては、ちょっとだけ早いレベルです。

MAFATE 5に足を入れた時、「あれ!?」と感じました。シューレースを結び、その場でジャンプ、そして周囲を軽く走ってみて、「これは!!」と期待が膨らみました。
トレイルランニングをはじめて約25年。これまでたくさんのトレランシューズを履いてきましたが、走ってみて、ココロもカラダも「フワリ」と浮き立つような感覚に包まれたのは、MAFATE 5がはじめてのこと。
「このシューズで走れば、足のダメージは最小限。自分のカラダに培った筋力を、最大限に活用できるのではないか!長い距離も諦めることなく走り切れそうだ!」と思ったのが、第一印象でした。
酷暑の信越トレイルで、約60kmのテスト走行を実施

そんな私がMAFATE 5の性能を知るべく選んだのが、長野と新潟県境に続くロングトレイルの定番「信越トレイル」。2日間、距離約60kmのランニングテストは酷暑となり、肉体的にはかなりハードでした。
それでもなんとか走れたのは、MAFATE 5の持つクッション性、推進力、安定感のおかげです。
まずは、それら3つの特長から解説していきます!