山を丸ごと「体感」できるのが最大の魅力

出典:PIXTA
大きな荷物を持ってテント泊登山をする人々。その魅力はなんでしょう?
もちろん、山小屋泊でも「山に泊まる」は体験できますが、布一枚を隔てて、風や匂い、湿気、音なども含め自然を感じられるのは、テント泊ならでは。
ただ、未経験者にとっては、重いザックを背負っての登山をできるのか?が不安のタネ。しかし、そんな心配を解決する登山スタイルがあるんです。
テント泊を気軽に始められるのが「ベースキャンプ登山」

出典:PIXTA
それは「ベースキャンプ登山」というスタイル。
山のふもとでテント泊し、そこを拠点に荷物を置いて山に登ります。
そんなベースキャンプ登山をミレーのサイトで「山キャンプ」として紹介しているガイド・杉本龍郎さん。
その魅力と準備するアイテムについてテント泊デビューの編集部・伊藤が教えてもらいます。
ガイド・杉本龍郎さん

日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージII。スイスを拠点にヨーロッパアルプスやニュージーランドでのトレッキングガイドを経て、現在は山梨県韮崎市を拠点に夏山から雪山まで活動。国内外の登山ツアーも多く担当する。
テント泊デビューするのは、編集部・伊藤

日帰り登山ばかりやっていましたが、先日、山小屋泊登山を経験した伊藤。
「今はテント泊に興味ありです。とはいえ、重い荷物を持って歩ける自信はまだないです…」

杉本さんがテント泊デビューの伊藤におすすめしてくれたのが、ふもとで泊まる「ベースキャンプ登山」。テント泊登山が不安な人こそ、楽しめるその良さとは…?
ポイントは重い荷物を背負って「長く」歩かないこと

出典:PIXTA
ふもとにテントを張るので重い荷物を持って長時間登る必要はありません。また、翌日に早朝から登山も開始できるので体力温存もできます。
なので、体力にまだ自身がない人でもチャレンジしやすいスタイルです。

テント泊初心者は荷物が多くなりがち。気づけば重いザックになってしまっても、歩くのが短い距離だと安心です。