スント9 バロは「バロ」の名の通り気圧計を備えており、スマートフォンとは一線を画す機能も実現しています。
一つは正確な高度情報の表示。気圧の計測をしながらGPSにより地図データ上の高度情報も参照し、両方を照らし合わせて高度を計測することで、常に正確な標高を表示してくれます。また、急激な気圧の低下は嵐が迫っていることを示しますが、それを感知すると避難を促すアラームを鳴らしてくれたりもします。
こういった機能は、ネットワーク依存度が高く、インターネット経由で情報を取得しないと機能しないスマートフォンやスマートウォッチでは実現不可能なことがほとんど。ネットワークに依存せず、電波の入りにくい山の中でも単体で多くの情報が得られる点は、スント9 バロならではの特長といえるでしょう。
またスント9 バロはあらかじめ80以上ものスポーツモードがプリセットされており、それぞれのスポーツに向いたログを簡単に取れるようになっています。
その中にはバックカントリーツアーを含め、様々なスキー向けのモードも含まれており、滑った場所や滑走本数などを記録してくれますし、ほかのスポーツ、たとえばランニングを選択した時にはラップタイムや心拍数などを記録してくれます。
基本的にはこの中から相応しいモードを呼び出して、スタートボタンを押すだけでGPSログを取りながら消費カロリーなども記録してくれるので操作は非常に簡単。直感的に操作できるインターフェースも個人的に気に入っているポイントです。