中の人にぶっちゃけ聞いてみた!マムートの秋冬モデルで買うべき注目アイテムは?
夏山シーズンも終わり、季節は冬山のシーズンへ。今年こそ本格的に積雪期の八ヶ岳やアルプス初級の登山を始めてみたいと思っている人もいるのでは。冬の登山に欠かせないアイテムについて、マムートのショップスタッフさんに「今年買うべき注目のアイテム」をぶっちゃけ聞いてみました!

監修者
MAMMUT STORE新宿店 店長
川村さん
新宿店のオープン以来、店長としてマムート旗艦店を盛り上げている。好きなアクティビティは登山のほかに、BCスノーボード、サイクリング、キャンプ。
よく行くお気に入りの山は、北・南アルプスエリア、八ヶ岳エリア、水上、南魚沼。一年の休日の半分くらいはこれらエリアへ出かけている。
これまで一番感動した山は、2015年にいったデナリ(マッキンリー)。将来は南極に行き、スノーボードをするのが密かな野望。
川村さんのプロフィール
制作者
YAMAHACK 編集部
YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。
YAMAHACK 編集部のプロフィール
アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部
短かった夏山シーズンも終わり、いよいよ秋~冬山へ

出典:PIXTA
今年の夏山シーズン、みなさんは存分に山に登れましたか?まだまだ楽しみたいところだと思いますが、夏山のシーズンは短いですよね。特にアルプスなど3000メートルを超えるような山であれば、もうそろそろ雪が降ってきてもおかしくない季節。本当はもっと山に行きたい…ならば、今年から冬の登山も始めてみませんか?
冬の登山は防寒着をはじめ、とにかく荷物が多い…

撮影:YAMA HACK編集部
冬の登山に必要な道具はたくさん。防寒対策は全部の冬山に必須ですが、とくに雪山に行くとなると荷物はかなりのものに。積雪期の八ヶ岳や初級アルプスを目指している人は、アイゼンやピッケル、冬用のハードシェルなどが登頂のためにも命のためにも必要です。ただでさえ荷物が多く重いのであれば、一つ一つの荷物はできれば軽くてコンパクトで機能性が十分のものがいいですよね。
そこで今回は、登山ウエアやギアで抜群の人気があり、街着としても使えるアイテムの揃うブランド・マムートの店舗スタッフに、おすすめの秋冬アイテムを聞いてみました。
マムートスタッフが激推し!ぶっちゃけ買うべきこの秋冬の注目アイテム

撮影:YAMA HACK編集部
やってきたのはマムートストア 新宿店。この秋冬に絶対外せない注目のアイテムを、新宿店の店長で商品知識が深い川村さんに教えていただきました!
教えてくれた人

撮影:YAMA HACK編集部
MAMMUT STORE新宿店 川村店長
新宿店のオープン以来、店長としてマムート旗艦店を盛り上げている。好きなアクティビティは登山のほかに、BCスノーボード、サイクリング、キャンプ。
よく行くお気に入りの山は、北・南アルプスエリア、八ヶ岳エリア、水上、南魚沼。一年の休日の半分くらいはこれらエリアへ出かけている。
これまで一番感動した山は、2015年にいったデナリ(マッキンリー)。将来は南極に行き、スノーボードをするのが密かな野望。
ハードシェルだけど、まるでソフトシェルのような快適な着心地!「Haldigrat HS Hooded Jacket」

撮影:YAMA HACK編集部
ハードシェルって生地が頑丈な代わりにゴワゴワして動きづらいものが多いので、とてもしなやかでストレッチが効くのはすごくポイント高いですね。
ただでさえ荷物が重く、体も動きづらいですもんね。パスケースやスノースカートも付いているので、雪のあるフィールドにぴったりです。シルエットが太すぎないので、登山にも向いていますよ。
冬山ギアをたくさん入れても大丈夫!疲れ知らずの優秀ザック「Trion Spine 35L」

撮影:YAMA HACK編集部
歩くと肩や腰は上下に揺れますよね?その動きに合わせて、ショルダーハーネスとヒップベルトが追従するように動くシステムです。つまり歩行時の体の揺れを抑え、荷重を肩や腰へ適切に分散させています。
岩場の通過など、通常の歩行とは別にバランスをとったり重心を移動させることが多いのですが、このショルダーハーネスだと体の揺れが軽減されるものなのでしょうか?
まさに、そういったシーンで役に立ちます。特に切り立った岩場をトラバースしたり、バランス感覚が必要な場所を通過するシーンなどにはぴったりですね。肩や腰への負担が気になる方にもおすすめです。
軽くてコンパクト!総合力の高い注目ダウン「Meron IN Hooded Jacket AF」

撮影:YAMA HACK編集部
このジャケットは、900FP(フィルパワー)の高品質ダウンを使用しており、総重量が300g以下という軽量さを実現しているところが最大の魅力です。FPとは、ダウンが膨らむ力のこと。FPが多い方が大きく膨らみたくさんの空気を含むため、少ないダウン量で暖かさを確保できるようになります。つまり、FPの大きなダウンを選ぶと荷物の軽量&コンパクト化にもつながるんです。
実は、来年の1月、八ヶ岳にある赤岳に挑戦しようと思ってるんです。

撮影:YAMA HACK編集部
なるほど!1月の赤岳山頂だと平均気温はマイナス15℃ほど、夜ですとマイナス20℃にはなるかと思います。稜線上で風に吹かれたり、天気が崩れれば体感温度はもっと低くなります。雪山登山はピッケルやアイゼンなど装備も重く、かさばるものが多いので、その他のアイテムはできればコンパクトで軽いものがいいですよね。防寒着は場所を取るので、「Meron IN Hooded Jacket(メロン イン フーデッド ジャケット)」のようなFPの大きな軽量のダウンジャケットが1枚あるとものすごく重宝しますよ。
僕はどちらかというと暑がりな方で、行動中は暑さを感じるのですが、その分休憩中は一気に冷えてしまうことが多いので、どんなダウンを持っていけば良いか迷っていました。このダウンがあれば寒さをしのげそうな気がします。
寒さの感じ方には個人差がありますが、十分対応できるスペックだと思います。試しに一度着てみませんか?
実際に店頭で試着してみた

撮影:YAMA HACK編集部
腕上げが突っ張ることなくスムーズ。何より着心地がふわっとしていて暖かい…。ちょっと表の生地の薄さが気になるけど…。
確かにハードな動きは想定して作られていないのですが、リップストップ素材を使っているので、普通に登山で防寒着として使用する分には問題ないと思います。ダウンを着る時はそんなに激しい動きをしないのではないでしょうか。山小屋やテント内での防寒はもちろんですが、外でちょっと休憩するようなシーンでもアウターとして使えますよ。
赤岳鉱泉のアイスキャンディで、クライミング時のビレイジャケットとしても重宝しそうですね!
使用感はどう?後日実際にフィールドで着てみた