登山の快適さは、靴次第?ポイントは履き分け

自分の足で山頂を目指す登山。そんな登山で足を支えてくれる「登山靴」は、まさにパートナーといえるほど大事な装備です。
足が疲れる、岩場などでよろけてしまう、足首を捻りそうで不安などは登山靴次第で軽減できる悩み。大事なのは、3つのポイントをおさえながら、荷物の重量や山域によって登山靴を履き分けることです。
この3つのポイントを見るときに、歩きやすさ重視か、歩くときの安定性重視かを考えましょう。
登山靴を履き分け3つのポイントとメリット
- ソールの硬さ → 岩場など不整地での安定性
- 靴の剛性 → 疲労を軽減する足ブレの抑制力
- 足首の高さ → ねん挫などからの保護性
歩きやすさ重視なら「C1_02S」、安定性重視なら「GK88」

先ほどの3つのポイントを、キャラバンの靴を例に紹介してみます。
日帰り登山や山小屋1泊は「歩きやすさ重視」
岩稜やクサリ場などの難所もなく、軽い荷物の登山では、ソールがやわらかいライトなトレッキングシューズなどがおすすめ。気軽に履けて、歩きやすく、登山を楽しめます。
登山靴の例:キャラバン C1-02S
テント泊縦走やアルプス登山は「安定性重視」
重い荷物を背負ったり、森林限界を越えて岩場などの不整地が多くなる登山では、靴全体の剛性が高い登山靴を選ぶと足元をしっかりサポートしてくれて、安全に登れます。
登山靴の例:キャラバン GK88
登山靴次第で、歩きやすさや疲れ具合が変わります。
暑い日にはサンダル、雨の日には長靴、長く歩くときには運動靴など、日常生活でもシーンによって履き分けているように、山行計画に合わせて登山靴も履き分けることが大切なんです。
安定感がありながら柔軟に動ける。縦走登山するなら「GK88」

「登山靴の履きわけの大切さ」が分かったところで……
これからアルプス登山にチャレンジする登山者や、テント泊登山をもっと快適に歩きたい登山者におすすめしたい登山靴が、キャラバンの「GK88(グランドキング)」。
しっかりした剛性と硬い足底面で安定性のあるハイカットモデルながら、足首は柔軟に動かしやすいようにデザインされた登山靴です。

キャラバンは、1954年から登山靴を作り続けている日本の老舗メーカー。当時、マナスル(8,163m)初登頂をめざす日本山岳会隊が、ベースキャンプに向かう長い道のりを快適に歩くためのアプローチシューズを開発したのがはじまりです。この靴が「キャラバンシューズ」として、多くの登山者にも愛用されました。

そして、1981年に「GK(グランドキング)」シリーズを発売。バックパックひとつで自由な旅をするロングトレイル志向のアメリカのアウトドア文化が、日本でも受け入れられてきた頃でした。
軽快で快適な履き心地、山岳フィールドに対応する高機能、アウトドアズマン心をくすぐるデザイン性をもった「グランドキング」は、まさにトレッキングシューズの先駆けで、多くの日本の登山者に愛用されてきました。
今回はそんなグランドキングの登山靴「GK88」について、特長を紹介していきたいと思います。