「フォックスファイヤー」の新作レインウェアがなんだかすごい!

防虫ウェア「スコーロン」でおなじみフォックスファイヤーが、これまでにない新たなカテゴリーのレインウェアを開発!同社のノウハウと技術が詰め込まれた渾身のウェアなのだとか。
さらに、このカテゴリーで再登場したレインウェアが、とても良さそうなんです。
製品の紹介に入る前に、まずはフォックスファイヤーの軌跡を辿ってみましょう。
自然に「挑戦する」のではなく、「共生する」という考え方

多くの登山向けウェアやアイテムを展開するフォックスファイヤーですが、その原点は「釣り」にあります。
1969年、フィッシング用品の輸出入、製造販売を目的として設立された株式会社ティムコ。1982年、同社初のオリジナルブランドとしてフォックスファイヤーは誕生しました。
創立後、最初に市場に投入されたのが4型のフライフィッシングベストです。耐久性と機能性を重視した設計で、釣り具を効率的に収納し、フィールドワークを快適に行えるように考えられていました。

その数ヶ月後にリリースされた「エマージェンシーブレーカー」は、軽量ながら強度に優れたパラシュート用素材を使用した画期的なウインドブレーカー。これが大ヒットとなり、アウトドア市場から注目を浴びることに。
その成功はフォックスファイヤーをフライフィッシングの領域からアウトドアクロージングへと事業を広げる礎となりました。

こうしたフォックスファイヤーの製品は、日本のアウトドアシーンに特化した機能性と快適性を追求しながら、“素材へのこだわり”を根底に置いています。
同社が目指すのは、「リアルクロージング(Real Clothing)」というコンセプトであり、単にアパレルブランドを展開するのではなく、自然と共生する喜びを知る人々に貢献するための、「道具としての衣服」を提供すること。
この考え方が、フォックスファイヤーのものづくりの思想やテクノロジーに深く反映され、釣りで培われてきた技術が登山ウェアにも活かされています。
新モデル?ゴアテックス?軽量?用途で選べる3つのモデル
商品名 | ミズリープジャケット | クレストクライマージャケット | レインストレックジャケット |
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使用素材 | 新カテゴリー 「X-PROOF」 (使用素材:WINDSTOPPER® PRODUCT by GORE‑TEX LABS) | ゴア社 「GORE-TEX ACTIVE PRODUCT」 | 独自素材 「エアロポーラスFW」 |
適したシーン | 標高2000m前後の樹林帯など湿気の多いシーン | 森林限界以上の標高の高い山や険しい環境下 | 薄くて軽量。お守として持っておきたい場合など |
そんなフォックスファイヤーのレインウェアは全部で3モデル。山行シーンに合わせたラインナップが展開されています。

その中でも今回紹介するミズリープジャケットは、標高2000m前後の樹林帯でのアクティビティや渓流釣りなど、日本のムシッとした気候に最適な一着。
抜群の汗抜けの良さと快適な着心地により、最初のレインウェアにもおすすめ。また、フードは取り外しできるので、日常着に取り入れやすい点からも、バランスの取れた汎用性の高いモデルといえます。
注目のレインウェア「ミズリープジャケット」について、その魅力を見ていきましょう。