アウトドアウォッチはやたら高い?

正確な時を刻む時計は、登山の行動管理に欠かせない大切な装備。
防水機能や耐衝撃機能をもつアウトドア仕様の腕時計が使いやすく、最近はスマートフォンと接続してさまざまな機能を使えるスマートウォッチも人気です。
ただ、メジャーブランドの上位機種になるほど高価(5万円以上が一般的)になり、「使いこなしたら便利そう」とは思うものの、「そこまでハイスペックな時計が本当に必要?」とついつい手が出ない……という人は多いのでは?
同スペックモデルより割安感あり。手を出しやすいSUUNTO 5 PEAK

そこで紹介したいのが、今年、SUUNTO(スント)からリリースされた「SUUNTO 5 PEAK(スント5ピーク)」。
フィンランドに拠点を置くSUUNTOは、アウトドアウォッチの先駆けブランド。高度計、気圧計、コンパス、温度計を搭載した傑作「SUUNTO VECTOR(スントベクター)」はあまりにも有名で、高性能かつ耐久性の高いアウトドアウォッチを作り続けています。
この機能で4万円台前半はお得では?


新製品の「SUUNTO 5 PEAKS」は、スマートフォンと接続できるアウトドアウォッチのエントリーモデル。入門機種とはいえGPSによるナビゲーション機能を搭載し、スペックは上位モデルに劣りません。それにも関わらず、定価4万3890円(税込)という価格設定は、多くのユーザーにとって大きな魅力といえるでしょう。
わずか39g!身につけていないよう

「SUUNTO 5 PEAKS」は、重量39gという軽さも特徴です。
上位機種にあたる「SUUNTO 9 PEAKS」の62gもかなり軽いのですが、それと比べてさらに軽量です。腕につけると大きな違いを感じます。
約4日間も?バッテリーの「持ち」が違う

ただ、スマートウォッチはバッテリーの駆動時間を気にする人が多いのではないでしょうか。
「SUUNTO 5 PEAK」は最大10日間も駆動し、GPSを使ったナビゲーション機能を起動させた状態でも、消費電力を抑えるバッテリーモード(ツアーモード)を使えば、最大約4日(100時間)も駆動し続けます。これは、週末の1泊2日や祝日を繋げた2泊3日の計画にも十分対応するスペックです。
目的地までサポートしてくれるナビ機能は、山慣れしていないときこそ使いたい

そして、「SUUNTO 5 PEAK」でもっとも注目したいのが、アウトドアウォッチならではの「ナビゲーション機能」です。
これは、事前に作成したルートに従ってユーザーを導いてくれる便利なシステム。方角が変わる手前で、ポイントまでの距離と進む方角が表示され、道を外れた場合は音とバイブレーションで知らせてくれるという、道迷いの危険を軽減できるスグレモノです。
SUUNTO 5 PEAKを詳しく見る
本当に使える? SUUNTO 5 PEAKのナビ機能で登ってみた

カタログ上では、なにやら便利そうなナビゲーション機能。でも、実際の現場での使い勝手はどうでしょう?
「SUUNTO 5 PEAK」のナビゲーション機能の真価を確かめるべく、晴天に恵まれた日に奥秩父にある瑞牆山に登ってきました。
事前にアプリでルートを作成。この時点でワクワク

ダウンロードしたアプリを起動させたら、「ルート作成」ボタンをタップ。行きたいコースを地図上でタップするとルートが作成できます。

地図が表示されたら案内に従い、ポイントをタップしながら好みのルートを作成していきます。
ここで便利なのが「ヒートマップ機能」。これを使うとSUUNTOユーザーが実際に歩いた軌跡が表示されるので、歩くルートを見つけやすくなります。
事前のルートは、3Dマップでも確認できる!

地図は3Dマップも用意されているため、視覚的に起伏を確認しながら計画を立てることも可能です。3Dマップで見ると、具体的な山のコースが想像できて登るのがより楽しみになります。
アプリとウォッチを接続してナビゲーションを開始。ボタン一つで簡単にできた
ルートが作成できたら、スマートフォンと「SUUNTO 5 PEAK」をペアリング(接続)させましょう(ルート作成前にペアリングも可能)。
すると、先ほど作成したルートの情報が「SUUNTO 5 PEAK」にダウンロードされ、ナビゲーションモードで確認できるようになります。
ナビゲーションをスタートして歩き始めます。同時にログも取れる!

作成したルートが正しくダウンロードされていることを確認できたら、ウォッチを操作してナビゲーションをスタートさせましょう。
「SUUNTO 5 PEAK」にはエクササイズという機能もあり、ナビゲーションと同時に起動させることも可能です。
エクササイズの「登山」を選択すると、「心拍数」「歩行距離」「行動時間」などが表示され、「合計継続時間」「カロリー」などを記録できます。
手元で現在位置を見れるから、随時確認できる

分岐で「SUUNTO 5 PEAK」をチェックすると、コース上のどこにいるかが確認でき、紙地図を開かなくても進む方向を迷わずチェックできました。
ルートを外れると「オフルート」表示。地図読み苦手な人も道迷いのリスク軽減

また、ルートを外れるとすぐに「オフルート」と表示されるので、これさえあれば「気付いたときには、すでに登山道を見失っていた」という危険な状況を事前に回避可能。山歩きに慣れない人にとって、心強いツールになるはずです。
登山終了!歩いた軌跡を確認すると達成感倍増!

登山を終えたら、ナビゲーションを終了して記録を保存。
保存した記録はスマートフォンのアプリで確認でき、今後の山行計画のブラッシュアップに役立ちます。どんな情報が参考になるのか、少しだけ紹介しましょう。
【合計継続時間】
標準的なコースタイムとくらべて遅いか早いかチェック。遅い場合は、それを見越して次回の計画を考えましょう
【心拍数(平均心拍数)】
一般的に登山で疲れにくいとされる心拍数は「180ー年齢」といわれています。心拍数は行動中から確認でき、下山後も無理をしたペースになっていなかったか振り返ることが可能です。
【平均ペース】
複数のログを残していくと、山の険しさや体調などで自分にとってちょうどいいペースを把握できます。
さらに、地図上で歩いた軌跡をアプリ上で確認できるほか、ログ(GPXデータ)は簡単に書き出せるので、パソコン上で加工したり、SNSで共有するといった楽しみ方も広がります。
SUUNTOって、やっぱりおしゃれ。いかにも「登山用」じゃないのがイイ

「SUUNTO 5 PEAK」は高機能なアウトドアウォッチながら、さすがの北欧ブランド。シンプルな見た目にデザイン性の高さが目を引きます。
薄くてスッキリ!これからずっとつけていられる

ストラップを替えられるのが地味にうれしい

22mm幅のストラップは簡単に取り替えることができ、万が一ストラップが劣化してしまっても、本体を買い換える必要がありません。
日々のスタイルに合わせて、ストラップカラーをチェンジするといった楽しみ方もアリですね。

ストラップの末端にはピンが付いているので、最後これを穴に差し込んで固定します。
細かい特徴ですが、この一工夫でストラップの収まりが格段にアップ。手首にスッと馴染むフィット感は、ずっと肌に触れているところだからこそ重要なポイント。

ストラップの製造工程で発生した余剰シリコンで作られた「マルチカラー」。環境に配慮した製品もラインナップしています。
ランやヨガなど、他のアクティビティでも使える

これまで「SUUNTO 5 PEAK」の登山シーンでの有用性を紹介してきましたが、登山だけでなく、ほかにもさまざまなアクティビティで「SUUNTO 5 PEAK」は活躍します。
「SUUNTO 5 PEAK」が対応するアクティビティは、ランニングやサイクリング、トレイルランニングなど全80種類。アウトドアを楽しむすべての人に有益な情報を的確に提供します。

また、日々の睡眠時間も記録できるので、具体的に身体の疲れ具合を把握して、万全に近い状態で休日を迎えるといったセルフコンディションにも役立ちます。
音楽コントロールが手元でできる

「SUUNTO 5 PEAK」をスマートフォンとペアリングすれば、行動中に好きな音楽をコントロールすることも可能。好きな音楽を聞きながらスポーツを楽しめて、手元でサクサク操作できるのはうれしいところ。
ほかにも、メールやメッセージの受信、電話の着信などを知らせてくれるので、すばやく内容をチェックしたり、電話に対応できる点がイイですね。
アウトドアウォッチ デビューならコレ!優良コスパの頼れるパートナー

「SUUNTO 5 PEAK」が備える機能は、アウトドアウォッチとして充実の内容。ナビゲーション機能のほか、コースタイムや心拍数、消費カロリーなどを具体的に確認できるので「登山初心者にはハイスペック」ではなく、むしろ「これから登山を始めるエントリーの方にこそ使ってもらいたい」、利用価値の高いアウトドアウォッチです。
さらに、睡眠時間など私生活に役立つ情報も得られる、コストパフォーマンスの高さにも注目。 「SUUNTO 5 PEAK」は山でも街でも、的確にユーザーをサポートしてくれそう!
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