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「雨だから登山はやめよう」はもう古い?アークテリクスと考える、雨の山を“美しく楽しむ”ための新常識

「雨の日はお気に入りのウェアを楽しめない」「蒸れや冷えは仕方ない」。悪天候の登山での当たり前を塗り替える、女性限定のレイヤリング体験イベントが、アークテリクス池袋ブランドストアで開催されました。

イベントでは、雨の日を美しく歩くためのレイヤリング術から、実際のフルセット試着までを体験。“雨の日だからこそ楽しみたくなる”——そんな新しい体験をレポートします。

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目次

雨の悩みは「天気」ではなく「装備の考え方」にあった

雨の日の登山には、独特のストレスがあります
肌に張り付くような蒸れ、体力を奪う汗冷え、そしてシルエットが崩れることによる気分の低下。

特に女性は、お気に入りのウェアを諦め、機能性を優先した選択にすると気分も下がりがち。

レインウェアって、どうしても野暮ったく見えるのが悩みです。

脱ぐと寒いし、着ると蒸れて暑いし……調整が難しい。

結局、雨の日は山に行かない選択になってしまう。

そんな雨の日の“諦め”を見直すきっかけとなる、アークテリクス×YAMA HACKによる女性限定のレイヤリング体験イベント。
雨の山をもっと自由に楽しむための新しい提案」を、アークテリクス マーケティング担当・新井さんと、YAMA HACK編集長・大迫とともに詳しく見ていきましょう。

イベントに登壇したのはこちらの2人

左:アークテリクス新井望由季さん 右:YAMA HACK大迫

アークテリクスの提案は「雨を楽しむ」という発想

なぜ、アークテリクスの製品は高い防水・透湿技術を誇り、世界中のアルピニストから絶対的な信頼を寄せられているのでしょうか。
その理由はブランドが誕生した場所とその設計思想にあります。

アークテリクスが生まれたカナダ・バンクーバーは、年間の約半分が雨という環境。この過酷なフィールドによって「雨の中でも楽しむ」ための技術が培われました。

そのブランド思想について新井さんが語ってくれました

アークテリクスのデザイン哲学は、次の3つの軸で構成されています。

  • Design From Scratch:ゼロからの設計
  • Design by Experience:実体験に基づいたデザイン
  • Design to Last:長く使い続ける前提

新井さん

特にウィメンズラインでは、無駄を削ぎ落した立体裁断によって“細く見えるのに動きやすい”という相反する要素を両立

「Design From Scratch」が生む、女性の体を美しく見せ、かつ動きを妨げないウェアは「これを着て山へ行きたい」と感じさせる仕上がりです。

重ねるほど、軽くなる?目からウロコのレイヤリング術

「重ね着するほどに重たくなる」「雨の日はどうしても動きにくくなる」——そんなイメージとは全く異なるのが、アークテリクスのレイヤリング思想。

その背景にある考え方を新井さんは次のように語ります。

アークテリクス独自の「System of Dress(システム・オブ・ドレス)」という概念

新井さん

大げさに聞こえるかもしれませんが、登山ウェアは山へ向かうための“正装”、いわばドレスのような存在です。
正装を身にまとうと気持ちが引き締まるように、山においても心の準備はとても大切だと考えています。

あえて「ドレス」という言葉を使うことで、山に向かう前から意識を整え、しっかりと準備する。そのマインドセットまで含めた考え方が、「System of Dress」です。

単なるレイヤリングのノウハウにとどまらず、山への敬意や心構えまでも含んだこの理念。アークテリクスでは、思想そのものをウェアの設計へと落とし込んでいます。

3つのレイヤー構造を紐解く

続いてレイヤリングの基本を解説していきます。

レイヤリングの基本構成は——

  • ベースレイヤー: 吸汗速乾性を持ち肌をドライな状態に保つ。
  • ミドルレイヤー: 保温と汗処理の役割を担う。
  • アウターレイヤー: 雨や風などから身を守る。

この3層を状況に応じて組み合わせ、さまざまな環境に適応することがレイヤリングの基本です。

大迫

レイヤリングとは簡単に言うと、服の重ね着

でも何でもいいから重ねればいいわけじゃない。それぞれの層(レイヤー)に役割があって、その組み合わせで体温調節をしていくんです。

「異なる機能のものを3枚重ねる」のが基本ですが、アークテリクスの考え方はそれだけにとどまりません。

新井さん

アークテリクスではレイヤーが独立して機能しながらも、互いに干渉せず、1つのシステムとして連動する設計になっています

襟の高さ、ジッパーの位置、重ねた時の動きやすさ、ザックのショルダーハーネスが当たる部分のもたつき……そういった細部まで緻密に計算されているので、3枚重ねてもストレスが少なく快適に行動できるんです

3枚の服ではなく、1つのシステムとして機能する——その言葉に、会場からは納得の声が漏れていました。

そしてその思想は、実際のウェア選びにもはっきりと表れています。中でも、肌に最も近いベースレイヤーは、その考え方をダイレクトに体感できる重要なレイヤー。

アークテリクスのベースレイヤーは大きく2シリーズあります。メリノウール素材の「ラナ シリーズ」と、新作の化繊素材の「サンナ シリーズ」

新井さん

私だったら雨の日には、「サンナ」を選びます。
(サンナは)以前の化繊ベースレイヤーと比べ、汗で濡れた時のひんやり感を抑えながら、水分をすっと吸い取って素早く乾く。

さらに、ワッフル調の生地で、触り心地がいいところもお気に入りです。

ベースレイヤーで汗による不快感をコントロールした上で、ミドルレイヤーが衣服内の温度や湿気を調整し快適性をキープ。そして最後に、外側から雨や風を防ぐのがハードシェルです。

アークテリクスのレインウェアは、クライミング特化の「アルファ シリーズ」歩行重視のオールラウンダー「ベータ シリーズ」が柱。
さらに「SV(岩場・高耐久)」「AR(樹林帯からアルパインまで対応)」「SL(軽量・携行前提)」の3グレード展開となっています。

新井さん

アークテリクスの製品は、「モデル名+製品グレード」の組み合わせで、その服の目的や機能性が一目でわかる仕組みになっています。

雨の夏山には、軽さと収納性を重視した「ベータ SL ジャケット」が特におすすめです!

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