岩場でも安心のタフさ。それでも通気する次世代素材
黄色い布がTYPHON NOVA。上からの水は通していませんが、風は通っていることがわかります。
まずこの動画を見てください。空気は通しながら、水は防いでいるのが分かります。
これを実現しているのが、まるで呼吸するように通気する、次世代防水メンブレン「TYPHON NOVA」です。

TYPHON NOVAの超拡大イメージ。無数の微細な孔が均一に並んでいる。この孔を均一にできるのもミレーの技術力の高さ。
「TYPHON NOVA」は、ナノレベルの孔(目に見えないほど微細な、水滴を通さない極小の隙間)が無数に空いた「微多孔質メンブレン」を採用。空孔率は驚異の約80%、つまり、生地の8割が”空気の通り道”。さらに無数の孔が均一に並ぶ構造により、スムーズに通気してくれます。
この構造により、歩き続ける状況でも内部の熱や湿気がこもりにくく、ドライな着用感を保ちやすくなります。数値で語るのではなく、「体感として蒸れにくい通気」を目指した設計です。

ライター大堀
登山口から山頂まで、脱がずにそのまま登り続けてみましたが、行動中もウェア内に蒸れや熱がこもる感覚はほとんどありませんでした。
また、通気による寒さを感じることもありません。
温度調節のために立ち止まって脱ぎ着を繰り返す必要がなく、ペースを崩さずに歩き続けられるのも大きなメリットです。
タフだから、アクティブに動ける

通気性を高めながらも、耐久性に妥協がないのも「TYPHON NOVA」の特徴です。
まず袖を通して感じるのは、これまでのTYPHONよりも少ししっかりとした着心地、ということ。生地に厚みがあり、その分わずかな重さもあります。

表地には、耐久性が高い60デニールのナイロン糸を使用し、強度と耐摩耗性を高める平織りにした生地を採用。軽さよりもタフさを優先した生地設計で、岩場や岩稜などでの擦れに対応します。
ライター大堀
手で生地に触れると、その頼もしさがすぐに伝わってきます。いわゆる柔らかいレインウェアというより、より厳しい山岳環境に対応するアウターシェルに近い感覚です。
難所を含むアルプス縦走のような山行では、軽さよりも安全性や安心感を重視したい——そんな場面で選びたくなる一着です。

TYPHON STジャケットと比較すると、生地がタフな分ストレッチ性はありませんが、立体的デザインのおかげで、腕を大きく上げても生地が突っ張る感覚はありません。緊張感のあるクサリ場でも動きを妨げられることなく、落ち着いて行動することが可能です。

重量は、ジャケットは390g、パンツは365g。上下合わせて約755gと、タフさを備えながらも登山で携行できる現実的な重量に収まっています。
過酷な環境での信頼性と、行動中の快適性。その両立を目指した設計です。
ライター大堀
タフさを重視した設計だけに、軽量なレインウェアと比べれば重量感はあります。収納時もややかさばります。
ただ、そのぶんフィールドでは擦れやダメージを過度に気にすることなく、行動そのものに集中できます。この安心感は簡単には代えられません。
しっかりとした生地感からは、長く付き合える耐久性も感じられます
これで迷わない。進化した「TYPHONシリーズ」の全体像

「TYPHON NOVA」が加わったことで、TYPHONシリーズの立ち位置はよりはっきりしました。山行の内容や優先したい性能によって、選ぶ理由が明確になった印象です。
秋冬向けの保温モデル「TYPHON WARM(ウォーム)」もありますが、ここでは春夏シーズンに活躍する3モデルの違いを見ていきましょう。
| TYPHON NOVA (ノヴァ) | TYPHON ST (ストレッチ) | TYPHON PHANTOM (ファントム) |
|---|---|---|
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| タフで高通気 ・通気性による環境適応スピード ・長期に渡る素材耐久性 ・優れた耐摩耗性 | しなやかで動きやすい ・生地のしなやかさと動きやすさ ・ストレスのない優れた着心地 ・防水性と透湿性のバランス | 軽量コンパクト ・極薄生地による着用感の軽快さ ・圧倒的な軽量性 ・防水性と透湿性のバランス |
| 残雪~晩秋 | 春~初秋 | 春~初秋 |
| 残雪期登山 岩稜帯の縦走登山 秋山ハイク | 日帰り登山 縦走登山 | ファストハイク トレイルランニング |
| TYPHON NOVAはこちら | TYPHON STはこちら | TYPHON PHANTOMはこちら |
アクティビティ別に見る、3モデルの選び方

登りたい山をイメージすると、自分の山行にあった「TYPHON」を選ぶことができます。
岩稜帯のあるアルプス縦走やバリエーションルートなら「TYPHON NOVA」

フィールドで万が一ウェアが破れれば、雨を防げず低体温症のリスクにもつながります。岩場やガレ場を通過する山行では、岩との擦れに耐えるタフさが欠かせません。
さらに、安定した場所でゆっくり着脱できるとは限らないのが縦走やバリエーションルート。行動中にこもる熱や蒸れを逃がし続けられる“通気”は、大きな武器になります。
「TYPHON NOVA」はしっかりとした生地厚を持ち、風による冷えも感じにくい設計。夏山はもちろん、残雪期や晩秋といった気温差のあるシーズンまで対応できるのも魅力です。幅広い3シーズンを一着でカバーしたいなら、頼もしい存在になります。
日帰り登山やノーマルルートの縦走なら「TYPHON ST」

歩く時間が長い登山では、レインウェアにも動きやすさと着心地のよさを求めたくなります。「TYPHON ST」は適度なストレッチ性を備え、腕を振り上げたり大きく一歩を踏み出したりしても突っ張りにくい設計。しっとりとした生地感で、肌当たりもなめらかです。
自然な着心地は、まるでウインドシェルのよう。稜線での風除けとして着続けてもストレスが少なく、行動中も脱ぎ着を繰り返さずに済みます。
レインウェアとしての基本性能をしっかり押さえながら、快適性を重視したバランス型。はじめての一着としても、おすすめのモデルです。
ファストハイクや荷物を軽くしたいなら「TYPHON PHANTOM」

素早く行動する山行では、装備をいかに軽く、コンパクトにまとめられるかが重要になります。「TYPHON PHANTOM」のジャケットはTREKモデルで163g、FASTモデルに至っては132gと、とても軽量。手のひらに収まるサイズまで収納でき、バックパックの中でも存在感を主張しません。
プロテクション機能は必要最小限に絞り込み、軽さと携行性を徹底的に追求。雨天時の備えとして携えながら、行動中の軽快さを損なわない設計です。スピードを重視するスタイルに寄り添う、軽量特化モデルです。
「雨が降ったら着る」から、「着続ける」レインウェアへ

レインウェアは、雨が降ったら仕方なく着るもの。蒸れていても、雨を防ぐために我慢して着続けるもの。そんな認識は、少しずつ変わりつつあります。
「通気」という概念を取り入れた「TYPHON NOVA」は、行動中も脱がなくていい快適性を目指したモデル。防水性と通気性、そして耐久性を高次元でバランスさせることで、雨が降っても岩場を通過するときでも“着続けられるレインウェア”という選択肢を提示しています。
フィールドでその違いを体感すれば、レインウェアの基準が少し変わるかもしれません。
今回紹介した「TYPHON NOVAジャケット」

過酷な山行を想定した、タフなオールウェザーシェル。
次世代メンブレン「TYPHON NOVA」を採用した3レイヤー構造により、防水性と通気性を両立しながら、安定した着心地です。しなやかさと耐久性を兼ね備えた生地に、動きを妨げにくい立体裁断。ヘルメット対応フードや脇下の止水ジップベンチレーションなど、行動中の快適性を高めるディテールも充実しています。

ヘルメット対応フード。後頭部と襟元のドローコードでフィット感を調整可能

脇下のベンチレーション。ウェア内の換気効率を高める

手の甲までカバーするカフ設計。よりアクティブに動ける
「TYPHON NOVAパンツ」もセットで試してみてね

ジャケットと同じ「TYPHON NOVA」メンブレンを採用したオーバーパンツ。
通気性を備えながら、防水性と耐久性を確保。雨天時はもちろん、行動中も蒸れにくい設計です。股下や膝の立体裁断により、大きな足上げ動作にもスムーズに対応。腰まで大きく開く両開きサイドファスナーは、着脱シーンや換気効率を高めるベンチレーションとして活躍します。

ウエストのフィット感を調整しやすいドローコードを右サイドに装備

大きく開閉して着脱しやすいベンチレーション兼用サイドファスナー

スマートフォンなどの収納に便利な右大腿部ポケット
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