進化のポイントは4つ。さらに詳しくチェックしていきましょう!
<進化ポイント>
①さらに強化したアウトソールのグリップ力
②歩行時の左右のブレを軽減して安定感がアップ
③へたりにくく、反発性に優れたミッドソール
④耐久性、防水・撥水性を強化したアッパー
進化①さらに強化したグリップ力

アウトソールは、ラグの高さから配置まで再考してフルリニューアル。
世界でも有数のイタリア発ソールメーカー「Vibram(ヴィブラム)」のメレル専用コンパウンド(配合)を採用しています。
この「ヴィブラムTC5+ アウトソール」は、メレルが求めるグリップ力と耐久性を追求した配合になっています。

グリップ力の高さはラグの緻密なシェイプ設計と配列、ヴィブラムのトラクションラグによるもの。
この技術によって、トラクション(地面を捉えて前に進む力に変える性能)が最大25%増強され、優れた駆動力と制動力を発揮してくれます。
ソール突起部分に細かい凹凸が施されているトラクションラグは、特許を取得しているヴィブラムの最新技術。
トラクションラグのパターンも進化しているうえ、メレル専用設計の「ヴィブラムTC5+ アウトソール」が組み合わさり、安定性が向上しています。
進化②左右のブレを軽減して安定感アップ

ミッドソールの下、グレー部分には歩行の安定性を上げるため、メレル独自開発の軽量TPUフットプレート「フレックスプレート」を搭載。
シューズのねじれを抑えることで横方向のブレを防いだり、足裏のアーチを支えてくれます。
進化③へたりにくく、反発性に優れたミッドソール

ミッドソールにはクッション性に優れ、軽量なのに耐久性もあるという、相反する機能を両立させたEVAフォーム「フロートプロ™」が採用されています。
これは前モデル同様ですが、前モデルに比べて6mm厚くなり、質量も30%増加。前モデルを履いている人はより違いが感じられるはず。
へたりにくく、適度な反発力で歩行をサポートしてくれるので、足当たりの柔らかさを感じつつもしっかりとした足取りで進めます。
進化④耐久性、防水・撥水性を強化したアッパー

モアブ スピード 2 ゴアテックス®では耐引裂性に優れた構造のリップストップナイロンとTPUでアッパーを補強しました。
また、ゴアテックスのメンブレンを合わせ、透湿・防水性ももたせています。
より多彩な環境やコンディションに対応でき、どんなシーンでも使いやすいシューズに進化しました。
結んだひもを挟んでおける細かい工夫も
シュータンはアッパーと一体化しているので、小石や砂の侵入を防げるほか、アッパーがたわむ問題も解消しています。シューレースを締め上げやすい作りもポイント。
フロントには結んだシューレースを挟んでおけるゴムの抑えも装備(写真2〜3枚目)。
引っ掛けたり解けたりする心配がなくなり、歩くことに集中できます。小さな工夫だけど非常に便利!
山にも街にもなじむデザインもイイ!

印象的なのはエッジの効いたミッドソールのデザイン。
存在感のあるラグとスピード系トレイルシューズの疾走感を備えることで、ストリートのトレンドとも好相性。
軽量性と足入れの良さに加えて安定感があり踏み込みやすい。長い時間を快適に過ごせる要素が詰まっています。
下山後の服にも違和感なく合わせられる

左のウェア)COMFORTABLE PANEL TEE、RIPSTOP CARGO PANTS 右のウェア)COACH SHIRT、JOG PANTS(全てメレル)
日帰りハイクで気になるのが電車やバスでの移動時。
ウェアの替えは携行できてもシューズの替えまで持っていくのはなかなか難しいもの。

左のウェア)COACH SHIRT、JOG PANTS、SYMPATEX UTILITY JACKET 右のウェア)SYMPATEX UTILITY ANORAK、RIPSTOP CARGO PANTS(全てメレル)
「モアブ スピード 2 ゴアテックス®」なら一足で登山ウェアにも下山後のデイリーウェアにも違和感なくなじみます。
トレンドデザインに環境負荷を考えたサステナブル素材を採用

デザインのトレンドはしっかりおさえつつ、サステナブルな取り組みにも積極的。
シューレースや通気性抜群のメッシュライニングは100%リサイクル素材、ポリウレタンフォームのフットベッドにもリサイクル素材を採用。
ミッドソールも、廃材を出さない製造工程で、さらに再利用しやすいTPE (サーモ プラスチック エラストマー)素材を原料としています。
環境への負荷を軽減するための工夫がいたるところに取り込まれているんです。
使いやすいカラーが揃っている
ローカット(写真1枚目)、ミッドカット(写真2枚目)ともにベーシックなブラックのほか、その名の通りアスファルトを彷彿とさせるグレー、ミリタリーテイストのコヨーテの3色。
ブラックがワントーンなのに対して、アスファルトとコヨーテはアッパーとソールのコントラストがはっきりしていて、リップストップナイロンの格子柄がカジュアルな雰囲気。
ウィメンズのカラーバリエーションは、ローカット(写真1枚目)とミッドカット(写真2枚目)ともにブラック、チャコール、カーキの3色。
メンズより少し明るめのカラーは、今トレンドのアースカラーのアウトドアウェアとの相性がいいのはもちろん、デイリーウェアにも違和感なくなじみます。
前モデルも履いていた3人がレビュー。グリップ力と安定感で歩きやすいと実感

機能はよくわかったけれど、実際に装着して歩いてみてどうなのか?
足入れの感覚、反発力、ソールのグリップ力などなど。前作「モアブ スピード ゴアテックス®」も履いていた3人のレビュアーに「実感値」を教えてもらいました!
ゆとりがありつつ、靴紐でしっかり締められる。メリハリのあるシューズ

ライター櫻井卓さん
旅をこよなく愛するフリーランスライター。30歳を過ぎてから旅にハマり、アメリカを中心に海外の国立公園をハイキングするのが趣味。
いわゆるトレイルランニングシューズと比べると、靴全体として歪みが少なく安定感があるな、というのが第一印象です。
細いシューレースを採用しているおかげで、しっかり締め込むことができるのも個人的には好み。
全体的なシルエットとしては、ややゆとりを持たせてあるので、幅広甲高の人でも無理なく履くことができると思います。
締めるとこは締めて、緩めるところは緩める。そんなメリハリがあるシューズだと思います。
ソールのグリップ力は文句なし!

砂、岩、ヤブ、笹、雪などいろんなシーンで試してみましたが、グリップ力に関しては、特に弱点のようなものは見当たりません。
唯一、泥だけちょっと…とは思いましたが、おそらくどんなシューズでも泥は無理ですよね。
反発性はあれど、斜めになった岩場などに足を置いたときにもグネリ感などはなく、安定して歩くことができました。
包まれている感覚で、長時間の歩行も疲れにくい

駒井美月さん
メレルPR。休日はサーフィン、ゴルフ、スノーボード、山登りなどのアクティビティをこなす。昨年は念願だった富士山登頂を果たす。
柔らかすぎず、適度に硬いので長時間の歩行も疲れにくく感じました。
アッパーの強度が増し、ソールのグリップ力も前作より上がったため安心して歩行することができます。
前作に比べると包まれている感覚が強く出ているなと感じました。左右のブレも少なく悪路にも安心して対応ができました。
雨のときも使えるから、タウンユースにもピッタリ

普段履いているサイズより少し余裕がありました。ハーフサイズ下げて履くとフィットしてとても歩きやすかったです。
ゴアテックス®なので急な天候の変化にも対応できるため、山はもちろんですがタウンユースもおすすめです。
安定感は前作よりもアップ!推進力を感じるシューズ

大迫倫太郎
YAMA HACK編集長。ギア、とくにシューズには並々ならぬこだわりがあり、つい細かく見てしまう。前作「モアブ スピード ゴアテックス®」は気に入ってプライベートでも着用。
普段からメレルのシューズを愛用しています。私は足が幅広いですが、今作も横幅やつま先の狭さなどは感じなかったです。
かかとは初代「モアブ スピード ゴアテックス®」よりも若干高くなっていますが、当たって痛くなることなどもなく、むしろフィット感は前作よりもアップしている気がします。
1日20kmくらい歩いてもしっかりと支えてくれる

平地や傾斜が強くない場所では、とくに反発力を実感。前に進む力を感じられると思うので、ある程度足に自信がある人とはかなり相性が良い気がします。
また、プレートのおかげか硬さがあるので、階段などで体重を乗せてもクッションの柔らかさで力が逃げるということもありません。
1日20kmくらい歩いてもしっかりと支え続けてくれる安定性と推進力は魅力的です。
平地をガンガン攻めるのにいい!

今回は、岩、砂、土、粘土層など、いろんな路面を試しました。
とくに砂や土(柔らかめの場所)ではしっかり地面を噛んで推進力を生んでくれる印象ですし、下りの斜面でもグッと地面を捉えてくれるので安心感があります。
願わくば、より熱を放出しやすい非防水バージョンがあると、ファストハイクや距離を長く歩きたいときなど使い方の幅が広がりそうでうれしいです。
山では快適。街に下りても違和感なし

トレイルランニングに求められる軽量性と登山に求められる安定性、加えてデイリーシーンにもなじむデザイン性の高さを持ち合わせた「モアブ スピード 2 ゴアテックス®」。

季節を問わず活躍するアイテム。本格的な登山シーズンに向けて、その機動力と安定感を自身の足で体感してみよう!
【直営店オープン】渋谷駅直上にある最新店舗に行ってみよう!

2024年3月にオープンした、国内で唯一フルラインナップを取り揃えるブランド最大級の旗艦店「MERRELL BRAND CENTER SHIBUYA(メレル ブランド センター 渋谷)」。
広大な空間で、メレルが毎シーズン展開する全てのシューズ、アパレル、アクセサリーを直接見て、触って、話して、試すことができます。
国内未展開の渋谷店限定アイテムを毎シーズン用意するなど、ここだけでしか体験できないスペシャルな企画も。ベストな一足を探しに出かけよう!
MERRELL 渋谷スクランブルスクエア店
住所:東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア9F
電話:080-2223-4882
営業時間:10:00-21:00
定休日:年末年始、不定休
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