ひとり登山のパッキングリスト

友達との登山ならば「あ、絆創膏忘れた!」と気づいても、誰かが持ってきていて救われることがある。でもひとり登山には「誰か」はいない。

何を持っていくか、持っていかないか。それを決めるところから、ひとり登山がはじまる。でも大丈夫。本や雑誌、ネット上には「何を持っていけばいいか?」の情報はあふれている。

その情報を参考に、「本当に必要なものかどうか?」を自分が山にいるシーンからイメージしていく。イメージから登山ははじまるのだ。必要なものは◯、シーンに応じて必要なものは△。マイリストを作っておけば、パッキング時にもあわてない忘れない。

腹が減っては登山はできぬ

当たり前だけど、エネルギーと水がなければ動けなくなる。だから◎(二重丸)をつけたいのが、食料と水。「日帰りだから」「食事分はあるから」大丈夫。でも「道に迷って山中で夜を明かす」という可能性だってゼロではない。アタマとカラダとココロをフル回転させないといけない状況のときに、ひと粒の飴、ひと口の水が冷静さを呼び戻してくれるかもしれない。

もちろんそんな状況でなくても、「おなかが空いた」「喉が乾いた」はコンビニのない山中では解消する術がない。余ったら持って帰ればいいだけなので、最優先で考えよう。

山での楽しみも、ザックに詰めよう

登山は普段の街の生活とは違う景色に会いに行く行為。安全に帰ることも大事だけれど、山で「ひとり」の時間を過ごせるのはなかなかないこと。

「こんなことをやりたい!」というものもザックに詰め込んでみるのも悪くない。
きれいな写真を撮りたい人はカメラ。
テントで冒険記を読みたい人は文庫本。
夕日を見ながらのコーヒーやビール。
植物や動物に詳しくなりたい人はポケット図鑑。
友達に手紙を書いたり、俳句を詠むなんていうのも素敵かもしれない。

風景を見られれば十分、というのももちろんOK。そんな人にも「何かしてみたいな」という気持ちを、山が与えてくれるかもしれない。

安全のために持っておきたいもの

山に行くとき、「安全のため」に持っていくものはいろいろある。

日が暮れたときのヘッドライト、スマホ用のモバイルバッテリー、万が一のファーストエイドキット、予備の靴ひも、エマージェンシーシート、ライター……などなど。

ウェアはお洒落ではなく、命を守るもの

そのなかでも、意識したいのは「山の天候は変わりやすく、気温も低い」ということ。

標高が100m上がると、気温は0.6℃下がる。街の夜の気温が10℃だとしたら、標高2,000mでは-2℃になる計算だ。それに加え、稜線上の強い風や雨が重なると、体感温度はもっと低くなる。都会の真冬を想像してみても、ぶるっと震える。

体温を維持するための「防寒着」や雨から身を守る「レインウェア」は、洋服というより命を守るもの。安全のためのもの。寒くても屋内に逃げ込めない一夜を過ごすかもしれない、そんなときに備えて、かならずザックにいれておこう。

あなたにしかわからない、エマージェンシー道具

一般的なパッキングや安全のためのものは、情報がいろいろある。でも見落としがちなのが、自分だけのエマージェンシーアイテム。

例えば、持病のあるひとの処方箋薬。視力が悪いひとの予備メガネ。どうも長時間歩くとひざの調子が悪くなるというひとのサポーター。そういった、パーソナルなものは、グループ登山でもほかのひとのもので代わりがきかないもの。特に体に関わるものは。

ただでさえ不安や焦りが生まれる万が一のときにこそ、自分の「普段のスペック」をキープできるようにしたい。

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