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山では「圏外でつながらない」が当たり前?その常識を覆す、新しい通信のカタチ

もう山で“電波難民”とは言わせない!「圏外エリア*¹でもつながる」新しい通信のカタチ

登山中の「つながらない」問題は、もう過去のものになるかもしれません。

山の風景を楽しみ、感動を分かち合う。そんな時間を支えるスマートフォンが、もし「圏外エリア」になっても困らないとしたら?この革新的な問いをテーマに、山を知り尽くした有識者たちが「つながる通信のチカラ」について語り合いました。

山小屋Wi-Fiから次世代の通信サービス「au Starlink Direct」まで、彼らが語る「新しい通信のカタチ」。山の安全と楽しみをさらに広げる、リアルな座談会の内容をお届けします。

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目次

※1:日本国内(領海を含む)のau 5G/4G LTEのエリア外

登山にスマホを持っていくのは、いまや当たり前

きれいな山の景色をパチリ

山の景色を撮ったり、登山地図アプリを確認したり、天気予報のチェックや山小屋グルメ、絶景をSNSに投稿したりと、スマートフォン(以下:スマホ)は今や日常だけでなく、登山でも欠かせないアイテムになっています。

登山中にもSNS投稿するのも楽しみのひとつ

また、より高みへ挑戦する登山だけでなく、山の景色や高山植物、山小屋グルメや周辺の観光など、ゆったりと山に関わるコト・モノを楽しむ「ゆる登山」を楽しむ人も増えてきています。

登るだけじゃなく、いろいろな楽しみ方ができるゆる登山は、経験者だけじゃなく初心者も気軽に自然を楽しめるというのも魅力の一つですよね。

「突然の圏外エリア」で困ったことはありませんか?

そんな楽しい時間を支えるスマホですが、気づいたら「圏外エリア」で使えなくなってしまっていた経験、ありませんか?
登山経験者にとっては「山の中は圏外エリア」が当たり前のことでも、初心者にとっては予想外の落とし穴になることがあります。

そこで今回は、実際に登山を楽しむ人たちのスマホ利用実態と通信がつながることで広がる安心・安全、そして楽しさについて、山のリアルを知るメンバーで座談会を開催しました。
これからスマホの「圏外エリア」がどう変わっていくのか。さっそく一緒に考えてみましょう!

今回対談したメンバー

(写真左から)YAMA HACK大迫、インフルエンサー上田さん、ランドネ安仁屋さん

大迫 倫太郎|YAMA HACK編集長 
YAMA HACKの3代目編集長として日常の登山をもっと気軽にもっと楽しく届ける記事づくりを実践中。地元・六甲山での「ゆる登山」が最高のリフレッシュ時間。
YAMA HACK:https://yamahack.com/

上田 真里奈さん|登山系インフルエンサー
登山歴は約3年。InstagramとYouTubeで山歩きの様子を発信し、どちらもフォロワー数は1万人超。
発信活動のほか、モデルとしても活動中。これまでは日帰りや山小屋泊が中心だったが、今年はテント泊デビュー。低山からアルプスまで様々なフィールドを楽しんでいる。
Instagram:@marinaueda_ / youtubeチャンネル:上田姉妹の山遊び

安仁屋 円香さん|ランドネ編集長
尾瀬認定ガイドとしての活動経験をもつ、ランドネ編集長。山とふもと歩きをテーマにした旅の提案をはじめ、読者向けコミュニティサービスでのツアーやコンテンツ制作を行なう。ホームマウンテンは尾瀬。
ランドネ:https://www.funq.jp/randonnee/

ゆる登山者のスマホ活用術と「圏外エリア」の落とし穴

ゆる登山を楽しむ上田さんは、SNSや登山地図アプリを日常的に使いこなす世代。山に行っても自然とスマホを活用しています。
登山経験を重ねる中で、スマホが単なる便利グッズではなく、安全管理の道具でもあることを実感してきたそうです。

@marinaueda_

上田さん

登山地図アプリは必須ですし、天気予報や雨雲レーダーは行動を決める判断材料のひとつにもなります。

下山後のグルメなどを探すのにも、スマホは欠かせません!

その言葉に他の2人もうなずきながら──

大迫

グループ登山をしていると、下山後、何をするか、みたいな会話によくなるんですよね。

登山中に、帰りに立ち寄りたい施設の営業時間を調べられるのは助かる!

安仁屋さん

最近は、山で出会った人とSNSの連絡先を交換することが、すごく増えました。

今ではもう、こういうやり取りが普通になってきていますね。

登山中の行動判断や下山後の楽しみ、人とのつながりまで。山の楽しみ方が多様化する中で、スマホの存在感はどんどん大きくなっています。
しかし、便利なスマホも「圏外エリア」では本来の力を発揮できません。

誰もが経験する?「圏外エリア」の失敗あるある

KDDI「ゆる登山とスマホに関する調査」より

KDDIが全国500人を対象にした調査では、登山やハイキング中に「圏外エリアになった経験がある人」は91.1%、「不便を感じた人」は85.4%にのぼりました。
さらに「ヒヤリとした経験がある」と答えた人も28%に達しています。

実際の困りごとを聞くと──

  • 「現在地を確認できず不安になった」
  • 「天気が急変したのに最新情報が見られなかった」
  • 「帰りのバスに間に合うか分からなかった」
  • 「怪我や体調不良時に助けを呼べなかった」

など、どれも登山の安全に直結する内容です。

大迫

街などの生活圏内では、ほとんどの場所で電波がつながることが当たり前になっています。
そのため、山の経験があまりない人は、山の中は圏外エリアになるって知らないことが多いんですよ。

なので、普段の生活同様、“当たり前に”スマホが使えると、油断して困ってしまうんですよね。

初心者ほど「山の中は圏外エリアになる」という認識が薄く、事前準備不足でトラブルにつながるケースも。たとえば地図ひとつとってもそうです。

大迫

登山地図アプリの存在も知らない人は、Googleマップを使う人が多いのではないでしょうか。
圏外エリアで開いたGoogleマップは、自分の位置だけがポツンと出て、絶望的な気持ちになります……。

大迫

また、登山地図アプリを使っている人でも、登山口で地図を開こうとして電波がなく、焦ってしまう人はすごく多いです。

圏外エリアであることのリスクを知っていて欲しいですね。

便利さの裏返しで、スマホに頼りきっているからこそ、圏外エリアになると一気に不安に陥る可能性も。
もし「どこにいてもつながる」が当たり前になったら……「山の安全」も「山の楽しみ」も、ぐっと広がるはずです。

そんな夢みたいな未来が、実は近くに来ているかもしれません。

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