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これであなたも妄想登山デビュー!?山の世界を感じられる『地景図』を発見

一般的な登山地図というと、どこか目的の山へ行くための道具として見るものですよね。ところが、日常から抜け出し、山への想いを満たしてくれる魔法のような地図があるんです。眺めれば一瞬で山の世界へ連れていってくれる地図とはいったい!?

目次

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

必要なのは想像力と地図!家にいながら山の世界へ

出典:PIXTA

今日は山だ!とおもって張り切って早起きしたのに、雨が思ったより強い。小雨くらいなら行こうと思ったけど、残念ながら登山は中止か……。

ちょっと悲しいシチュエーションですが、経験したことのある方も多いのではないでしょうか?
でも、がっかりするのはまだ早い。

なぜなら、家にいながらも登山気分を味わえる“魔法のアイテム”があるから!

撮影:TAKAHASHI

その名も、アトリエ ちけーずの『地景図』。
この地図があればあっという間に山の世界へひとっ飛びできちゃうんです。

『地景図』眺めてプチトリップ

撮影:TAKAHASHI

「ここから見た富士山キレイだったなぁ」「この急登は辛かったわぁ」……ブツブツ呟きながら筆者が眺めているのは、ホームマウンテンが載った『奥多摩・高尾鳥瞰マップ』。
地図上で登ったルートを辿りながら、楽しかった山行を思い出したり、周辺の山々を眺めたりすることで、あっという間に雲取山へトリップできます。

山にいけないモヤモヤは山で解消!ということで、イラスト入りのかわいい地図を眺めて彼の地へ想いを馳せてみるのもひとつの手。

今回は、気軽に登山気分を味わえる『地景図』の世界を覗いてみましょう!

アトリエ ちけーずが生み出す『地景図』

想い出と憧れをつなぐ鳥瞰地図

撮影:TAKAHASHI

アトリエ ちけーずが製作する『地景図』は、手書きで描かれたイラスト鳥瞰地図。作者の福島さんが、山で実際に眺めた景色を地図に重ねて描いています。「地形図」ではなく『地“景”図』という名前の通り、地形だけでなく山小屋や登山道で出会った花など、山での体験を思い起こすイラストも描かれていて、それがとってもかわいいんです!

左:空から撮影された富士山  右:「百名山エンジョイマップ」に描かれている立体的な富士山

鳥瞰地図とは、空を飛ぶ鳥のように、高い場所からの視線で地上を見おろして描いた地図のこと。飛行機の窓から見下ろした景色をイメージするとわかりやすいかもしれません。
『地景図』は、どれも立体的に景色が描かれていて、空からの視点で地図を楽しむことができます。

ずーっっっと眺めていられる!『地景図』の楽しみ方

『地景図』の楽しみ方に決まった方法はありませんが、いくつか例をご紹介します。ぜひ山の絶景を思い返しながら眺めてみてください。

記憶はあの日のあの場所へ!思い出にどっぷり浸る

左:北燕岳のコマクサ群落  右:「北アルプスに行きたくなる地図」に描かれている燕岳周辺のイラスト

これまでに登った山の『地景図』を眺めると、楽しかったあの日の記憶がよみがえること間違いなし!花崗岩が風化した燕岳の稜線やコマクサの群落、尾瀬ヶ原の木道など、誰もが思い浮かべるような景色を地図の上でも眺められるように描かれているので、山での体験を振り返り、思い出にどっぷり浸ることができます。

地図上のキュートなイラストで新しい発見をする

撮影:YAMA HACK編集部

地図上には、その山域の特徴的な動植物がキュートなイラストで描かれています。植物や動物のイラストには名前も一緒に記されているので、「ここには、こんな植物があるんだ!」「こんなところにオコジョがいる!」などと新しい発見をすることができます。

撮影:YAMA HACK編集部

また、スマホのカメラで接写すると地図がより立体的に見えるんです。その山の特徴がよりくっきりと浮かび上がり、臨場感もアップ。ちなみに、動画撮影するとドローンの映像のように見えますよ。

登山計画を立てるのもワクワクする

登山計画
撮影:TAKAHASHI

鳥目線の抽象的な図像を眺めながら次の登山計画を立てるのもワクワクします。デフォルメを多用している『地景図』であるため、詳細な登山計画をつくる際は正確な地図を用いますが、歩く風景を想像しながらコースを考えることにぴったり。


山小屋の屋根の色や建物も、眺めた方向からの形を再現しているので、「ここまで歩いたら、こういう景色が見えるんだな」という具体的なイメージを描くことにもひと役かいます。
また、少し離れたところから眺めて山域の概要を把握するのもおすすめです。

コンプリートしたくなる!?記録として活用

日本百名山
撮影:TAKAHASHI

日本にはたくさんの山があります。それらの山々へ出かけるのは大きなイベント。その思い出を地図に記録しておくのにも『地景図』は最適です。これまでの記録とともに新たな目標を立てるのにも役立ちます。登頂した山にチェックをいれて、自分だけの『地景図』を作り上げていくのも楽しいですね。

インテリアとして飾るのもおしゃれ

八ヶ岳の地図
提供:アトリエ ちけーず

フレームに入れて飾れば、絵画とは一味違った他にはないインテリアとして楽しめます。リビングに飾ってみんなで山談義に花を咲かせるのもよし、寝室に飾れば山の夢を見られるかもしれません。
ほとんどの作品はA2サイズ(420mm×594mm)で製作されています。一部、A1サイズの300名山マップもありますが、基本の仕様はA2となっています。作品のサイズにあったフレームを選んでくださいね。
なお、飾る際には、日焼け防止のために直射日光のあたる場所は避けましょう。また水気の多い場所や濡れそうな場所にも気をつけて飾ることをおすすめします。

制作しているのは、アトリエ ちけーず

最後に、この素敵な作品を生み出している「アトリエ ちけーず」について紹介します。

アトリエちけーず
提供:アトリエ ちけーず

山岳鳥瞰図の作者は「アトリエ ちけーず」代表の福島浩光さん。自身で日本百名山を完登したのを機に、百座すべてを描いた日本の鳥瞰図を作りたい、との思いが沸いてきたことがきっかけで『地景図』づくりをスタート。また、これまでに携わってきた仕事の中で、印刷やデザインなどに関する知識を身につけていたことが追い風になったそうです。

提供:Instaglam / atelier_chikz

小屋泊、テント泊縦走、スピードハイクなど様々なスタイルで山へ出かけ続け、なんと登山歴は約35年。
その長い経験の中、福島さん自らの足で集めた情報を地図に盛り込み、作品を作り込んでいきます。地図の製作にはペンタブレットを使用して手書きで描くため、1つの作品が仕上がるのに半年から1年間かかるのだそう。

すでに『地景図』として、いくつもの地図を作り上げています。

アトリエちけーず

アトリエ ちけーず 福島さん

製作期間が長いだけにそれぞれの地図作品には愛着があります。
製作の途中でも、描き終えた部分を見入ってしまい作業の手が止まることも。笑
いつも完成した地図をイメージしてワクワクしながら製作を進めています

ラインナップ

撮影:TAKAHASHI(写真の作品は「北アルプスに行きたくなる地図」)

【地景図ラインナップ】

・山梨百名山チャレンジマップ
・槍穂高鳥瞰マップ
・奥多摩・高尾鳥瞰マップ
・八ヶ岳鳥瞰マップ「ヤツの地図」
・百名山チャレンジマップ
・北アルプスに行きたくなる地図
・300名山マップ
・百名山エンジョイマップ
・北海道たびマップ
・旅好きの日本地図

現在のラインナップは10作品。山の地図だけでなく旅の地図もあり、世界遺産やシンボルとなる観光地などのイラストを眺めながら、旅の楽しみを膨らませることができます。

アトリエちけーず

アトリエちけーず福島さん

1番のおすすめは「北アルプスに行きたくなる地図」です。山それぞれの個性を地図で感じることができる作品に仕上げました。登山道をたどれば、北アルプス縦走を妄想することもできます。
また、最新作の「山梨百名山チャレンジマップ」は、手前に富士山、甲府盆地を挟んで南アルプスと奥秩父の峰々が奥行を感じるように並んでいて、個人的には構図がとても気に入っています

上記の他に、オーダー制の「百名山足あとマップ」の展開もあります。これは、百名山それぞれに登頂した登頂日と登頂の順番を記載してオリジナルのマップを作ってくれるもの。百名山登頂の記録と記憶を部屋に飾って楽しめるスペシャルな地図です。

すぐに山の世界へ飛び出せるワクワク感をお部屋に!

提供:Instaglam / atelier_chikz

『地景図』の魅力は、自由に想像を広げる楽しさがあること。お気に入りの一枚を眺めれば、山に行けない日常も、山旅時間に早変わり。まだ見たことのない景色を想像したり、楽しかった山の思い出に浸ったり、登る前にも後にも楽しめること間違いありません。ぜひ、お部屋に飾っていつでも気軽に山の世界へ出かけましょう!

▼『地景図』に重ねる旅の景色などが投稿されたインスタも要チェックです

どこで買えるの?

mineなどのオンラインショップの他、アウトドアショップなどでの取り扱いもあります。公式サイトに詳細がありますので、ぜひチェックしてみてください。