アイキャッチ撮影:TAKAHASHI
“フーディニ・ジャケット”の新メンバーが気になるんです。

フーディニ・ジャケットと言えば、言わずと知れたパタゴニアの名作ライトシェル。2004年の発売以来、素材などのアップデートを繰り返してきた定番のライトアウターです。
多くの人から愛されロングセラーを誇るフーディニ・ジャケットは、超軽量でその使い勝手の良さも魅力。
かく言う筆者も、山ではもちろん年中カバンに忍ばせて、普段からシャツのように着まわしているヘビーユーザー。
そんなフーディニ・ジャケットに新モデル「フーディニ・スタッシュ・1/2ジップ・プルオーバー」(以下、フーディニ・スタッシュ)が登場しました。
ゆったりシルエットだからいつものスタイリングにも取り入れやすそう……と、1月の展示会で見つけた瞬間にビビビっときたので、詳しく紹介します!
「フーディニ・スタッシュ」ならではのポイントをチェック!

重さわずか105g(メンズ)という軽さやポケットに収納できるポケッタブル仕様など、フーディニ・ジャケットの特徴はそのままに、スタッシュならではのポイントを見ていきましょう。
フードレスのハーフジップタイプ

フーディニ・ジャケットとの最大の違いは、フードが無くハーフジップのプルオーバータイプであること。フロントのジッパーは長めに取られ、大きく開くので着脱時がしやすい設計。さらに、大きく換気できるという利点でもあります。
また、フードがないので風でバタつく煩わしさからも解放されるため、クライマーやサイクリストにもおすすめです。
カジュアルなボックスシルエット

ウエスト部分がシェイプされていないボックスシルエットも、これまでのフーディニ・ジャケットと異なる点。特に、ウィメンズ製品でこのシルエットは珍しく、街コーデにも使いやすいと思います。
ゆったりしたサイズ感に設計されているので、プルオーバーでありながら着脱時のストレスが少ない点もポイント。
ベンチレーションで通気性よし

ベンチレーションが設けられたことも新しいポイントです。前面の左胸と右胸にそれぞれスリットが入っています。

背中中央にもベンチレーションとして機能するスリットが設けられていて、オーバーヒートを防ぐ効果が期待されます。ベンチレーションを設けることで、プルオーバーのデメリットである、体温調整のしにくさも解消。トレイルランニングなど運動量の多いシーンでも活躍します。
両サイドにポケットつき

これまでの胸ポケットにプラスして、両サイドにポケットが配置されました。横幅は約15.5cmとスマホなども入りそうなサイズ感ですが、激しい活動などではやや不安なため、貴重品などを入れるよりは、軽めの行動食などの小物を入れるのに良さそうです。
フーディニといえば……ポケッタブル仕様!

これまでのフーディニ・ジャケットと同様に、胸ポケットに収納できるポケッタブル仕様。一瞬で薄くて小さくなるので荷物になりません。アウトドアシーンはもちろん普段使いで、さらに荷物を増やしたくない旅行にも、いつでもどこでも持ち歩けます。
新しい試み!カラーコレクションを異なるスタイルで提案
今季のパタゴニアは、「スタイル・チョイス」をキーワードに、ひとつのスタイルでカラーやロゴのデザインが異なるという、新しい試みにも取り組んでいます。

通常のロゴ・カラーに加え、ビビッドな色使いが魅力の「アウトドア」、モノトーン基調の「ファンクショナル」、暖色系カラーが特徴的な「スピリテッド」。同じ製品でも色使いで雰囲気が全く異なるので、より好みのデザインを選ぶことで、ひとつの製品を長く愛用することに繋がっていく……つまり、地球環境にも優しい。
スタイル・チョイスはその理念のもと考案された、パタゴニアらしい取り組みです。
同じ製品でも雰囲気がガラッと変わる

フーディニ・スタッシュのスタイルチョイスは2パターン。一番左の通常カラーに加え、アウトドア・スピリテッドが登場しています。
実際に編集部の3人にフーディニ・スタッシュを試着してもらいましたが…これがすべてフーディニ・スタッシュ。同じ製品なのに、違うモデルを着ているかのようですよね。
色や柄、タグを変えることで鮮度を出して、パタゴニアが掲げる「いろんなシチュエーションで使える製品」になっています。
お気に入りの1枚をいろんなシーンで使おう!

超軽量で羽織っているのを忘れるかのような着心地など、フーディニ・ジャケットの特徴はそのままに、フードレスでより使い勝手が良くなったフーディニ・スタッシュ。アウトドアコーデの良き相棒として、街に山にといろんなシチュエーションで活躍します。
お気に入りの色を選んで、より長く使い続けましょう!