ハチの対策クイズー登山者に知ってほしい豆知識、正解はプロが解説!
ハチが活発になる季節。”対策”に目がいきがちですが、まずはハチの生態をしっかり覚えてから対策をしましょう!今回は、生物のプロ”うみ先生”から、ハチにまつわる豆知識をクイズ形式で9問出題!あなたは何問正解できる?!
2020/05/29 更新
編集者
YAMA HACK編集部
月間350万人が訪れる日本最大級の登山メディア『YAMA HACK』の運営&記事編集担当。山や登山に関する幅広い情報(登山用品、山の情報、山ごはん、登山知識、最新ニュースなど)を専門家や読者の皆さんと協力しながら日々発信しています。
登山者が「安全に」「自分らしく」山や自然を楽しむサポートをするため、登山、トレイルランニング、ボルダリングなどさまざまなアクティビティに挑戦しています。
YAMA HACK編集部のプロフィール
制作者
セルズ環境教育デザイン研究所・生物学習指導者
西海太介
『危険生物対策』や『アカデミックな自然教育』を専門とする生物学習指導者。
昆虫学を玉川大学農学部で学んだ後、高尾ビジターセンターや横須賀2公園での自然解説員経験を経て、2015年「セルズ環境教育デザイン研究所」を創業。
現在、危険生物のリスクマネジメントをはじめとした指導者養成、小中学生向けの「生物学研究コース」などの専門講座を開講するほか、メディア出演や執筆・監修、中華人民共和国内の自然学校の指導者養成を行うなど幅広く携わる。
監修書籍に『すごく危険な毒せいぶつ図鑑』(世界文化社)。
著書に、『身近にあふれる危険な生き物が3時間でわかる本』(明日香出版社)など。
西海太介のプロフィール
うみ先生教えて!厄介なハチの対策と生態って?

西海太介(通称うみ先生)。高尾山ビジターセンターの自然解説員、横須賀市内の公園所長などを経て、より多くの方に生き物の面白さや、危険などを伝えるべく独立。YAMA HACKの読者のみなさんに危険生物をはじめ、山で出会える生き物全般の”誰かに話したくなる雑学”を、不定期でお届けします!今回は”ハチ”に関する豆知識をクイズ形式でご紹介!
まずはハチの”生態”を理解してから、対策を覚えよう

撮影:西海太介(ホソアシナガバチの巣作り初期段階)
「現象には必ず理由がある」「原理を知れば応用ができる」。これは、私がいつも講座をするときに皆さんにお伝えしている言葉です。生物との付き合いも立派なサイエンス。つまり、「ハチに刺される」という事故にも必ず理由があります。この理由を知ることで「刺されないように応用」できます。みなさんも理由を知って、安全な登山に望みましょう。
ハチの豆知識クイズ9問!あなたはいくつ正解できる?
問題1:国内の山には、何種類のハチがいる?

正解:
日本国内には約4500種のハチがいるとされています。このうち刺される可能性があるのは、家族で暮らす50種ほどのハチたちです。これらのハチの針は、もともと産卵管を固く変化させたものなので、メスしか刺すことができません。