八溝山|茨城県の最高峰!360度の大パノラマを楽しむ登山ルート
2時間程度でグルっと周回!茨城県最高峰で北関東の山々を一望できる八溝山は、のんびりハイクや登山デビューにもおすすめ。豊かな自然と希少植物、湧水の宝庫としても知られ、特に八溝川湧水群は「名水100選」に選定されています。そんな八溝山の登山コースや周辺スポット、アクセス情報をご紹介!
2022/11/28 更新
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YAMA HACK編集部
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橋爪 勇志
長野県在住。幼少期から登山に慣れ親しみ、厳冬期のアルプスやバリエーションルートを登ってきました。最近は親子登山に関心あり。文章と写真、図を交えた“わかりやすい”記事づくりを心がけています。好きな山は八ヶ岳・剱岳・伯耆大山。
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八溝山(やみぞさん)ってどんな山?

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標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,021m | 茨城県久慈郡大子町・福島県東白川郡棚倉町 | 24℃ | 15.6℃ |
参考:ヤマレコ
日本百低山や日本三百名山の一つ「八溝山(やみぞさん)」は茨城県の最高峰。その名は八方に深い谷(溝)が刻まれていることが由来とされ、展望台からの大パノラマが楽しめる人気のハイキングスポットです。
名水100選に選定!「八溝川湧水群」

八溝山はブナやナラのなどの落葉広葉樹が生い茂り、貴重な植物や小動物に出会うことができる自然豊かな山。コース中には「名水100選」の一つ「八溝川湧水群」があり、「金性水」「龍毛水」「白毛水」「鉄水」「銀性水」と呼ばれる五水は、水戸藩二代藩主水戸光圀公(水戸黄門)が命名したと言われています。(※水が枯れていることも多いので、梅雨の時期が過ぎてから行くのがおすすめ)
初心者でも安心のコース。北関東の山々を一望

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今回ご紹介するコースは道も整備されており周回で2時間程度なので、登山デビューや体慣らしのハイキングにもおすすめ。また南北に沿って山頂まで車道が通っているので、車にお昼ごはんを積んでランチなんていうのもいいですね。山頂展望台からは北関東の山々(那須、日光連山、阿武隈山脈、良く晴れた日には遠くに富士山も)を大パノラマで眺めることができます。
八溝山の登山適期は?

季節を問わず楽しめる山ですが、特に10月下旬〜11月中旬頃までのブナやナラが彩る紅葉シーズンが一番のおすすめです。3月中旬頃までは雪が残るので、積雪期は軽アイゼンやチェーンスパイクが必要です。
【旧参道→日輪寺】名水を巡る周回コース

- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コース全長:約5km
- コースタイム:約2時間
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
旧参道入口からスタートし日輪寺を経由する周回コース。登山道は明瞭で傾斜も緩く歩きやすいので初心者でも安心です。登山口や山頂付近にトイレが設置されているのも登山者には嬉しいポイント。