冬季でも営業している山小屋
年末年始、”登山”をしよう!という方もきっといるはず。山小屋は冬季閉鎖する場合がほとんどですが、実は、年末年始や週末・連休のみ営業している山小屋もあります。今回は年末年始に営業していて、尚且つ楽しいイベントを開催している山小屋をご紹介!装備や計画には十分に注意をして、思い出に残る1日にしよう!山小屋に行く前に・・!冬季山小屋に行く際の”基本の注意点4つ”
① 雪山初心者は、必ず、雪山の経験を積んだ登山者や山岳ガイドなどと一緒に行きましょう。② 山小屋には、事前予約をしましょう。
③イベントは、変更・満員になる場合がありますので確認しましょう。
④夏山と冬山とは、全く条件が違います。厳しい環境下の登山のため、冬山の知識、トレーニング、しっかりとした装備をした上で入山しましょう。
年末年始にイベントをしている山小屋10選
北アルプス・燕山荘
厳しい冬の北アルプスですが、燕山荘は、年末年始に営業をしています。登山者に大人気の燕山荘、年末年始のイベントも満載です。ただ、燕岳登山口までのアプローチ道路は、全ての車両が通行できないので、ゲートから中房温泉まで約5時間程度歩かなければなりません。登山口の中房温泉も年末年始は営業しているので、心配ならば、宿泊するとよいでしょう。◆燕山荘HP:http://www.enzanso.co.jp/
◆中房温泉HP:http://www.nakabusa.com/
◆イベント:振る舞い酒と年越しそば(12/31)、おせち料理とお雑煮(1/1)、お餅つき大会(1/1~2)、新年会、書初め(1/3~5)など
北アルプス・西穂山荘
西穂山荘の年末年始のイベントは、毎年大盛況で、登山者で賑わいます。人気のカウントダウンや名物の年越しそばならぬ、”年越しラーメン”、元旦のおせちやおしるこなどのイベントが開催されます。アクセスは、通年営業の新穂高ロープウェーを利用し、西穂山荘までが行きやすいですが、冬は、夏道のコースタイム(1時間30分)の倍以上はかかります。降雪状況によってはラッセルが必要になり、さらに時間がかかることもありますのでご注意下さい。西穂山荘は、年末年始だけでなく、通年営業しているので、山小屋を利用して冬のアルプスを味わいたい人にはおすすめです。
◆西穂山荘HP:http://www.nishiho.com/
◆イベント:カウントダウン、年越しラーメン、お正月のおせちやおしるこなど
北八ヶ岳・高見石小屋
雪山入門の山としても知られる北八ヶ岳。渋の湯から入山して約2時間の歩行で到着する高見石小屋では、年末年始にお酒やおつまみを食べながら、忘年会と新年会が開催されます。小屋裏の高見石に登れば、初日の出も拝むことができ、さらに、アルプスや南八ヶ岳の展望を望むことができます。◆高見石小屋HP:http://www.yatsu-akadake.com/takami-k.html
◆イベント:お酒とおつまみで忘年会、新年会
北八ヶ岳・本沢温泉

◆本沢温泉HP:http://www.yatsu-honzawaonsen.com/honzawa.html
◆イベント:忘年会、新年会
北八ヶ岳・黒百合ヒュッテ

◆黒百合ヒュッテHP:http://www.kuroyurihyutte.com/
◆イベント: フォルクローレ・ミニコンサート
南八ヶ岳・赤岳鉱泉

◆赤岳鉱泉HP:http://userweb.alles.or.jp/akadake/
◆イベント:ゲーム大会やおせち、お雑煮など
奥多摩・雲取山荘

◆雲取山荘HP:http://kumotorisansou.com/
◆イベント:大晦日のカウントダウン&闇鍋、元旦のお餅つき
大菩薩・介山荘

◆介山荘HP:http://www.kaizansou.jp/
◆イベント:飲み放題、ビンゴゲーム
大菩薩・福ちゃん荘

◆福ちゃん荘HP:http://www.kcnet.ne.jp/~fukuchan/index.html
◆イベント:夕食にそばを提供
大菩薩・ロッヂ長兵衛
大菩薩嶺登山の入山口となるロッヂ長兵衛は、年末年始の営業が、12月30日~1月1日まで。個室もありゆっくりとくつろげます。大晦日には、 来年もいい年になることを希望する会”望年会”が、元旦には、くじ引き・ビンゴ大会が開催され、日本酒・ワイン・ブドウジュースが飲み放題になります。◆ロッヂ長兵衛HP:http://www.choubei.info/index.html
山小屋で年越しを!
山小屋で、新しい年を迎える・・・山から見る初日の出は、地上で見る初日の出よりも絶景で、格別であること間違いなし!しかし、山は、過酷な冬の世界なので、しっかりとした冬山装備と事前準備をしたうえで、安全に年越しをして下さいね。【登山時の注意点】
・本格的な雪山登山となります。雪山初心者は、しっかりとした雪山経験者や山岳ガイドと同行するなど、安易に入山するのは避けましょう。
・アイゼン、ピッケルなどしっかりとした雪山装備で入山しましょう。
・雪山は、登山路も不明確になり、ホワイトアウトになる場合もあります。地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!