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6月に買うべき登山アイテム7選|ミレー、メレル、パタゴニア…雨でも気分が上がるギア

6月に買うべき登山アイテム7選|ミレー、メレル、パタゴニア…雨でも気分が上がるギア

いよいよやってきた梅雨シーズン。登山好きにとっては悩ましい季節ですが、実はこの時期こそ、ギアの真価が問われるタイミングでもあります。防水性や透湿性はもちろん、ちょっとした使いやすさや快適性が、雨の山行では大きな差を生むもの。

今回は、そんな雨の登山を少しでも前向きに楽しめるような、6月におすすめの最新アイテムを厳選して紹介します。

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目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

イヤ〜な梅雨シーズン、最新ギアで気分を上げていこう!

雨の日の登山
出典:PIXTA

6月といえば、登山好きにとってはちょっと憂うつな梅雨シーズン。レインウェアをフル装備すると蒸れが気になるし、濡れてしまったギアの後片付けも大変です。天気も読みにくいので、足が遠のく原因になりがち。

でも、そんな時期だからこそ、“気分が上がる”アイテムを手に入れたら、山に行くのが楽しみに変わるかもしれません。今回は、雨の季節をポジティブに楽しめる最新登山ギア・ウェアを厳選してご紹介します。

【編集部が注目!】雨の日に活躍する登山アイテム7選

その性能、”オバケ級”!ミレーの新作レインジャケット

    ミレー ティフォン ファントム ファスト ジャケット(ユニセックス)

    素材ティフォン ファントム®3L ナイロン100%
    重量132g(Mサイズ)
    耐水圧50,000mm
    透湿性60,000g/m²/24h

    優れた透湿性と快適な着心地で人気のある、ミレーの定番レインウェア「ティフォン」。発売から今年で10周年を迎えました。そんな節目の年に登場したのが、革新的な新モデル「ティフォン ファントム ファスト ジャケット」です。

    従来のティフォンも透湿性「50,000g/m2/24h」を誇っていましたが、ファントムはそれをさら に上回る「60,000g/m2/24h」という驚異的な数値に。加えて、耐水圧は50,000mmと高水準を維持しながら、Mサイズでわずか132gの軽量性も実現しています。

    「ファントム(Phantom)」とは、日本語で「亡霊」を意味する言葉。透けるほど薄い生地感を示すだけでなく、”オバケ級のスペック”を持つという意味も込められています。

    ミレー ティフォン ファントム ファスト ジャケット
    撮影:YAMA HACK編集部

    一方で、その極薄の生地ゆえに、防風性は高くありません。高山の稜線上で強風や冷たい雨にさらされるような過酷な環境では、やや寒さを感じることもあるでしょう。

    レインウェアに「防寒性」まで求めるシーンでは、やや厚手のモデルを選ぶか、ミドルレイヤーで保温対策をすることが必要です。ただ、適切なシーンを選べば、このジャケットは圧倒的な性能を発揮してくれる心強い相棒になってくれるはず。

    レインウェアとウィンドシェルの間をつなぐ、新感覚のジャケットをぜひ試してみてください。

    あのストレスも解消!ファイントラックのレインジャケットは”新技術”で進化

      ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット(メンズ)

      素材表地:15デニールナイロンリップストップ、裏地:20デニールポリエステルニット、中間層:エバーブレス®メンブレン
      重量300g
      耐水圧20,000mm以上
      ※エバーブレス®生地部
      透湿性10,000g/㎡・24hr
      ※エバーブレス®生地部

      透湿性と耐久性のバランスに優れたレインウェアを探している方におすすめなのが、ファイントラックの「エバーブレスフォトンジャケット」。山岳縦走などの長時間の行動や、強風・強雨といった過酷な環境下でも信頼できる一着として、多くの登山者に選ばれているモデルです。

      そんなロングセラーモデルが、2025年春にリニューアル。裏地の糸は従来の15デニールから20デニールへと太くなり、ストレッチする生地の特徴を生かしながら、耐久性はさらにアップしました。また、縫製仕様とパターンを見直し、より動きやすくなっています。

      エバーブレスフォトンジャケットの止水ファスナー
      提供:ファイントラック

      注目ポイントは、新たに採用された止水ファスナー「AquaGuard® Tightened」。従来の止水ファスナーよりも高い耐水性があり、ファスナーの裏にフラップを付けなくても、雨の侵入を防いでくれます。その結果、ファスナーの開閉時に生地を噛んでしまうストレスも大きく軽減されました。

      急な雨や稜線上の強風といった、すぐにレインウェアを着る必要がある場面でも、スムーズに着用できるのは大きな安心材料。山での「使いやすさ」と「信頼性」をとことん追求した、進化系レインジャケットです。

      ▼ウィメンズモデルはこちら

      いま欲しいのはこんな靴!メレルがつくる”ハイキングシューズの未来”

        メレル スピード アーク マティス ゴアテックス®(メンズ)

        サイズ25.0cm~30.0cm
        重量約360g (27.0cm/片足)
        スタックハイトヒール 38mm - フォアフット 30mm / ドロップ 8mm
        ラグの深さ3mm

        低山ブームと言われる今、高山に挑むことだけが登山ではなく、日常の延長として、身近な自然を気軽に楽しむスタイルが広がりつつあります。

        そんな“街”と“自然”の間をつなぐ一足になってくれそうなのが、メレルの新作「スピード アーク マティス ゴアテックス®」。アウトドアで求められる「パフォーマンス性」と、ストリートでも通用する「スタイル」を両立した、まさに現代的な一足です。

        メレル スピード アーク マティス ゴアテックス
        撮影:YAMA HACK編集部

        まず特徴的なのは、かかと側に38mmもの厚みを持たせたミッドソール。軽量ながら耐久性に優れ、長く使用してもヘタリにくい独自素材を使用しています。

        ただし、厚みのあるクッションは足にやさしい反面、安定感に欠けることも。そこで、ミッドソールを2層に分け、その間に剛性を高めるナイロンプレートを挟み込むことでねじれを抑え、柔らかな履き心地と安定性を両立。しかも、プレートは前足部のみ柔軟性を持たせているため、自然な屈曲を妨げず、歩きやすさも損ないません。

        アウトソールには、濡れた路面でのグリップ力に定評のある「Vibram MEGAGRIP」を採用。雨の日でもしっかり踏み込める、安心感が魅力です。

        そして、このハイテク構造をそのまま「スタイル」として昇華させているのが、まさにメレルらしさ。マシュマロのようなフォルムのミッドソールは、機能美そのものです。

        メレル創設者のひとり、クラーク・マティスの名を冠したこのシューズは、メレルの新たなアイコンモデルとなるかもしれません。

        ▼ウィメンズモデルはこちら

        日帰り低山に◎!パタゴニアのミニマルザックは”レインカバー付き”

          パタゴニア テラヴィア・パック 14L

          容量14L
          重量471g
          素材〔本体〕ポリウレタン・コーティングを施した2.4オンス・70デニール・リサイクル・ナイロン100%のリップストップ

          パタゴニアのテラヴィア・パック 14Lは、短時間の日帰り登山にちょうどいいサイズ感。必要な荷物はしっかり入るのに、大きすぎず身軽に動けるのが魅力です。

          20〜30Lクラスのザックだとつい荷物を詰め込みすぎて重くなりがちですが、この14Lなら必要最小限でスッキリ。スピーディに行動したい人にぴったりです。

          小型ザックなら、思い切ってマルチカラーを選んでみるのもおすすめ。少し派手かな?と思う配色でも、14Lのコンパクトサイズならほどよいアクセントに。登山スタイルのワンポイントになって、写真映えもばっちり。

          パタゴニア テラヴィア・パック 14L
          提供:パタゴニア

          小型のザックには珍しく、レインカバーが標準装備されているのもポイント。ぴったりサイズのカバーがあれば、急な雨でも荷物をしっかり守ってくれます。

          軽さと機能性のバランスが絶妙なテラヴィア・パック14L。これ一つで、気軽な山歩きをもっと快適に楽しめます。

          意外となかった!”ジッパー付き”のレインカバーが快適すぎる

            ミレー ジップ レイン カバー 20/25

            対応サイズ20L~25Lのバックパック
            素材70D リップストップ シリコン ナイロン100%
            重量90g

            バックパック用レインカバーは、雨天時の登山で準備したいおきたいアイテムですが、カバーを装着するとバックパックの中身を取り出しにくくなってしまうのが難点。

            その結果、行動食の補給やウェアの調節が面倒になり、余計な疲労につながってしまうことも。

            そんなレインカバーあるあるを解消してくれる、便利なアイテムがミレーから登場しまし た!

            ミレー ジップ レイン カバー 20/25
            提供:ミレー

            レインカバーの上部にファスナーが付いたことで、カバーを付けたままでもバックパックの 中身に簡単にアクセスできるようになりました。これなら雨をしっかり防ぎつつ、荷物の出し入れもスムーズ。

            一度使えば、その快適さに驚くはず。もう従来のレインカバーには戻れなくなるかもしれません。

            ▼30〜40L対応サイズはこちら

            ”濡れ”も”臭い”もこれにおまかせ!エバニューのパックライナー

              エバニュー EVERSHIELD/lerge 2P

              サイズ1,000×600mm
              重量40g
              素材ナイロン / PE / 特殊素材

              バックパックの防水対策としてレインカバーは有効ですが、隙間からの浸水までは防ぎきれないこともあります。

              そこでおすすめなのが、防水パックライナーに濡らしたくない荷物をまとめて収納する方法。中でも今年注目なのが、エバニューの新作「EVERSHIELD(エバーシールド)」です。

              このアイテムは、防水性に加えて防臭性も備えた特殊素材を採用。ニオイが漏れにくく、濡らしたくない衣類や食料の収納にもぴったりです。

              EVERSHIELD/lerge 2P エバニュー
              撮影:黒田猫太郎(35Lのバックパックで使用)

              「lerge」は、50L前後のバックパックにちょうど良い大きさ。見た目はポリ袋のようですが、高い耐久性があり、繰り返し使えるエコな仕様も魅力です。

              ただし、質感は厚手のポリ袋に近く、握るとパリパリと音が鳴ります。テント場や山小屋では、夜間の就寝時間帯に周りの迷惑にならないよう注意が必要です。

                エバニュー EVERSHIELD/small 4P

                サイズ600×300mm
                重量18g
                素材ナイロン / PE / 特殊素材

                EVERSHIELDの「Small」は、小物類の防水に便利なサイズ感。4枚セットなので、着替えや濡れたレインウェア、ゴミ袋など、用途ごとに分けて整理できます。

                EVERSHIELD/small 4P エバニュー
                撮影:黒田猫太郎

                600×300mmの大きさで、レインウェア上下やグローブ、小物袋なども余裕を持って収納できます。

                ただし、チャックなど密封する構造ではないので、開口部は結ぶか、袋止めクリップなどで閉じる工夫が必要です。

                お気に入りのアイテムを見つけて、梅雨を楽しく乗り切ろう!

                雨の日の登山
                出典:PIXTA

                梅雨シーズンの登山を快適に楽しむには、天候に対応できるギア選びがカギ。今回紹介したのは、雨の日の不快感を減らし、行動を軽やかにしてくれる進化系アイテムばかりです。そんな最新ギアがあれば、雨の日の山行がむしろ待ち遠しくなるはず。

                お気に入りのギアを手に入れて、梅雨の山も前向きに楽しんでみましょう。

                ▼紹介したアイテム一覧

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