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え?まるで新品みたい!!お気に入りの登山靴を復活させて、さらに大切な一足へ(2ページ目)

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スマホ一つで完結!実際にリソールしてみよう

リソールしたのはこの3足。

  • グリップ力が心もとなくなった「登山靴」
  • 普段使いでもVibramの安心感がほしい「スニーカー」
  • ビジネスにも冠婚葬祭にも履き倒した「革靴

今回は、「発送」でリソールしてみます。専門スタッフがいる店舗への持ち込む方法は、記事の後半でご紹介します。

問い合わせして発送したら、あとは待つだけ

STEP1. WEBサイトから問い合わせ

まずは、リソール依頼フォームにアクセスして、LINEで問い合わせ(メールでも可)。リソールしたい靴のサイド面、ソール面、かかと面の3枚の写真を添付しましょう。
パソコンからでもスマートフォンからでも簡単にできます。

STEP2. 張り替えるソールを相談して決定

しばらくするとリソール対応が可能かどうか、返信があります。対応可能な場合は、見積もりの提示と、リソールするソールの種類を提案されます。

不明な点はこのときにしっかり聞きながら、張り替え希望のソールを決定。

STEP3. 修理依頼書を同封して発送

リソール内容に同意できたら、「修理依頼書」をダウンロードして記入。リソールしたい靴と修理依頼書を同封して発送します。

とは待つだけ

あとはリソールの完了を待つだけ。修理には約6~7週間かかるようなので、コーヒーでも飲みながらゆっくり待ちましょう。
もし使いたい登山計画があるならば、リソール期間を計算して早めに依頼しておきたいですね。

今回は特別に、リソールの様子を工場で特別に見学させてもらえることになりました。自分の靴が、どんな方法で新しく生まれ変わっているのか……。早速見に行ってみましょう!

随所にヒカる、職人技!

訪れたのは、埼玉県川口市にある「靴修理大好き工房 ナカダ商会」。”日本に2ヶ所”しかないVibram認定修理工場のひとつです。

ナカダ商会は、加工靴底の製造から始まった創業60年以上の工場。約30年前からは靴の修理専門になり、いまでは月間の修理数はなんと900足ほど。工場にはリソール待ちの靴がずらっと並んでいました。

修理の職人さんが、1足1足と向き合う姿があり、ピリリと真剣な空気が漂っています。

和やかに微笑むのは、ナカダ商会代表の中田さん。擦り減ったソールがどのようにリソールされていくのか、案内していただきました。

職人による丁寧なリソール作業

まずはソールを剥がす

温めた電熱コテで擦り減ったソールを切り離し、大きなペンチのようなヤットコで剥がしていきます。

つま先のランドラバーも劣化しているため、ヒートガンで温めて接着剤を溶かしてからヤットコで剥がします。

ソールを張り合わせる面を研磨して整える

大小のワイヤーブラシを使って、靴に残ったラバーを削り、残った接着剤も除去。
新しいソールを張り合わせるときのノリが付きやすいように、細部まで丁寧に研磨していきます。

削り過ぎてアッパー素材を傷つけないように、繊細な力加減が求められる作業です。

靴に合わせてソールを作製

アウトソールのパーツとミッドソールのパーツを張り合わせて、ひとつのソールを作製します。

作製したソールをリソールする靴にぴったり合うように、サイド面や張り合わせる面を削って微調整。もちろんすべてが手作業です。

先にランドラバーを張り合わせる

つぎに、剥がしたランドラバーから型を取って、新しいランドラバーパーツを作成。

接着力強化剤(プライマー)を靴にもランドラバーにも塗って乾燥させます。十分に乾いたのちに硬化剤を混ぜた接着剤を塗って、馴染ませるために再び乾燥。

乾かした接着剤を溶かすために、熱を加えてから靴とランドラバーを接着し、プレス機で圧着。

はみ出た接着剤を研磨し、ゴムが重なって凸となった部分を削って靴底面をフラットにします。ソールと貼り合わせるときに隙間ができないようにするひと手間です。

いよいよ靴とソールを張り合わせる

靴とソールを、ランドラバーと同じ手順で張り合わせます。まるで機械のようにぴったりで、これぞ職人技。

張り合わせた靴をプレス機で圧着してから、はみ出てしまった余計な接着剤を除去。

「修理というより、製造に近いですね」と、職人の鈴木さんはいいます。さまざまな山で履いてきた登山靴が、生まれ変わったと感じた一言でした。

肝心な仕上げ

最後に、ソールが剥がれないように隙間を接着剤で埋めて、見栄えも整えながら仕上げていきます。最後にはみ出た接着剤を除去してリソール完了です。

もはや”修理”じゃない!生まれ変わった靴がこちら

登山靴も、スニーカーも、革靴も、すっかり生まれ変わりました。

登山靴は、元のソールの特徴に似ているヴィブラム「076C」に。
スニーカーは、トレランシューズにおすすめの、軽さ・グリップ力・耐久性を両立したヴィブラム「ライトベース」に。ブルーの色をポイントにカスタマイズ。
革靴は凍結した路面にも対応するほどグリップ力が高いヴィブラム「アークティックグリップ A.T.」にリソール。これで冬の凍った朝も、安心して歩けます。

あの擦り減りきったソールの登山靴は、エッジが立ってグリップ力が復活。ランドラバーは、張り替えたことが分からないほどの美しい仕上がりに。

リソールしただけですが、くたびれていた登山靴が見違えて、まるで新品のようです。よく見ると自分の靴なのですが、美しい仕上がりにただ感動するばかり。

キレイになるだけなく、要望に合わせて種類や色を選べるので、自分だけのオリジナルシューズが作れるのも嬉しいポイントです。

今回かかったリソールの費用はこちら。(※参考価格)

新しい靴を買うほど高くはなく、自分の足に馴染んで愛着がわいた靴やお気に入りの靴を履き続けられるのは、うれしいですよね。

登山靴のリソール費用

合計 19,500円(税別)
【内訳:ソール交換 15,000円、爪先ラバー交換 4,500円】

スニーカーのリソール費用

合計 17,000円(税別)
【内訳:ソール交換 14,000円、EVA補強(左右)3,000円】

革靴のリソール費用

合計 23,000円(税別)
【内訳:ソール交換 14,000円、中板交換 4,500円、ウエルト交換 4,500円】

また、今回の費用はあくまでも一例。ソールの種類や修理する靴によって、価格は変わります。
ぜひ一度、相談してみてくださいね。
価格については、こちらのページも参考にしてみてください。

リソールで気になることを質問してみました

YAMA HACK

リソールできない靴はありますか?

中田さん

はい、あります。実際に見てみないと分からないところもありますが、アッパー素材が傷み過ぎていたり、壊れていたりする靴は、リソールしても長くは履けません。

YAMA HACK

コバ付きの冬靴もリソールできますか?

中田さん

はい、もちろんできます。テレマークスキー用のブーツなどもリソールできますよ。

YAMA HACK

発送するときは、靴を洗った方がいいですか?

中田さん

泥や土汚れを落としていただいたり、洗っていただけると助かります。ただし、オプションでクリーニングを用意していますので、ご安心ください。

2通りのリソール依頼をおさらい!

①店舗持ち込みの場合

持ち込める認定修理業者は、今回取材した「ナカダ商会」と、日本橋三越本店の本館2階にある「Vibram SOLE FACTOR(ヴィブラム ソールファクター)」。

リペアカウンターの専門スタッフに相談しながら、張り替えたいソールを見て決められるため、安心してリソールできます。

株式会社ナカダ商会

株式会社ナカダ商会
〒334-0056
埼玉県川口市峯81
受付時間:9:00~17:30(第2・4土/日/祭日は除く)
TEL:048-296-3073

Vibram SOLE FACTOR(ヴィブラム ソールファクター)

〒103-8001
東京都中央区日本橋室町1丁目4-1
日本橋三越本店 本館2階 紳士靴売り場
営業時間:10:00~19:00(不定休)
TEL:03-3241-3311

発送の場合

WEBサイトから問い合わせて、リソールしたい靴の写真を3枚を送ると、見積もりとリソール種類の候補が提案されます。内容を決め次第、ダウンロードした修理依頼書を記入して、靴と一緒に発送するだけ。

自宅にいながら気軽に依頼できるため、時間がない方におすすめです。

写真撮影の仕方~添付する写真の例~

ソールで、靴に第二の人生を

修理の域を越え、靴を生まれ変わらせて第二の人生を吹き込むリソール。

ソールが擦り減ったせいで登山道でスリップすることが多くなり、もうそろそろ引退かなと考えていた登山靴。リソールでグリップ力が復活して、安心して歩ける登山靴に復活しました。

長年履いて足に馴染んでいたので、また山に履いていけるのがうれしいです。

Vibramでは、「Repair If You Care(大切ならリペアしよう)」を掲げて、ひとつの靴を修理しながら大切に履くことを呼びかけています。

靴のゴミを減らせて、自然環境へのインパクトを軽減できる、この取り組み。
困難な道のりを一緒に越える登山靴は、履けば履くほどに相棒のように親しみが深まる山のパートナー。しかし、道具はいつか消耗するもの。

もしパートナーが消耗してしまったら、また一緒に登山ができるように、ぜひリソールしてみてください。

sponsored by ヴィブラムジャパン株式会社

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