マウンテンハードウェアから3種のアクティブインサレーションが登場!

左:Kor Stasis Hoody(コアステイシスフーディ)、中央:Kor Alloy Crew(コアアロイクルー)右:Kor AirShell Warm(コアエアシェルウォーム)
マウンテンハードウェアの人気の「コアシリーズ」では、「オクタ」と「プリマロフトゴールドアクティブ」を使い分けたアクティブインサレーションを展開。
なかでも注目の3アイテムを紹介していきます。

軽くて強くて、超多機能!パーテックスカンタムエア

3種類のアクティブインサレーションに共通しているのは、表地に高機能素材「パーテックスカンタムエア」を採用していること。
通気性、防風性、撥水性、軽さに耐摩耗性とストレッチ性と、多くの機能を高次元で併せ持つ画期的な素材です。軽いのにしなやかで、ハードに使って安心な頼もしさがあります。
一方、中綿や裏地の素材はアイテムごとに使い分けられ、その違いがそのままアイテムの特徴となっています。

提供:マウンテンハードウェア
パーテックスカンタムエアとは
高密度に織られた20デニール以下の極細糸で軽量でありながら、引裂き強度と縫い目強度にも優れ、シリアスな状況下でのアクティビティにも耐える画期的なシェル素材。通気性と防風性を兼ね備えたストレッチ素材で、有酸素アクティビティ時にウェア内のムレを逃がし、あらゆる状況下で常に快適に着続けられます。
おすすめの使用シーンは?気になる着心地の違いをテスト

以前からコアシリーズを愛用している編集長の大迫が、フィールドで3種類の違いを試してみました。
大迫
プレシェルという名前だった頃から、コアエアシェルを愛用してます!
様々なシーンで使いやすい「コアエアシェルウォーム」

パーテックス・カンタムエアを採用したマウンテンハードウェアの定番・薄手ジャケット「コアエアシェル」に、オクタの裏地を組み合わせたのが「コアエアシェルウォーム」です。
防風性と通気性に優れ、使い勝手の良さに定評のあるコアエアシェルに適度な保温性をプラス。シリーズの中でもっとも通気性に優れたモデルで、着方によって幅広いシーンで活躍します。
【起毛orメッシュ】オクタの表裏を使い分けて保温力を調整

※配置が分かりやすいよう、ウェアの表裏を逆にして着用
裏地には汗抜けが良く、適度な保温性を持つ素材「オクタ」を採用しています。
通常、オクタをライナーとして使用する場合、肌面にはサラリとした着心地のメッシュ面を使いますが、汗がたまりやい肩甲骨の周りのみ、あえて表裏を逆にして起毛面を使用。熱を溜め過ぎずに通気を促す配置になっています。
程よい保温性で1年中使える

保温着としてはもちろん、通気性が高いのでアクティブに動くシーンでもオーバーヒートしにくいのも特徴です。肌寒い日の登りや、風が冷たい稜線上や休憩時に一枚羽織りたい時、冬季はバックカントリーのハイクアップなど、1年間を通して様々な場面で活躍します。
大迫
脱ぎ着が多くなりそうな季節の変わり目には、保温力が適度で、汎用性の高いこのモデルが一番合っていると感じました。夏の保温着としてもちょうど良いので、1年中活躍間違いなし!
15℃ほどの少し風が吹く稜線上でテストしてみましたが、着っぱなしで行動していても蒸れてくる感覚はありませんでした。
ベンチレーションを兼ねるポケットやジップの開閉で、細かな温度調整がしやすいのもポイントです
保温性と防風性の高い「コアステイシス」

より保温力を重視したモデルが「コアステイシスフーディ」です。
中綿には高スペックな「プリマロフトゴールドアクティブ」を採用。表地と裏地の全面に使っているので、3モデルの中ではもっとも保温性と防風性が高い仕様となっています。
中綿の封入量を細かく調整し、効率的に保温

画像提供:マウンテンハードウェア 加工:YAMA HACK編集部
中綿の封入量を3段階に調整して配置することで、適所に適度な保温性を持たせています。
冷えやすいフロントは中綿の封入量を多めに、動きの多い肘から手首、フードは適度に、汗をかきやすい脇下は少なめに配置しています。

アウターとして使うなら、気温の低い冬の中低山や春秋シーズンの2,000〜3,000m級におすすめ。保温着としては、春秋シーズンがもっとも快適に使える厚みです。
寒い時期は、ハードシェルの中にミッドレイヤーとして着たり、大きめサイズを選んでシェルの上にオーバーダウンとして着たりするのもいいでしょう。
濡れにも強いので雨や結露にも安心

撥水性の化繊中綿のファイバーは、万が一濡れてしまってもロフトが下がらず、保温性を保ってくれます。
雪中泊など、雨や結露でウェアを濡らしてしまいそうなシーンでも安心して使えます。
見た目よりも軽やかな着心地と適度な温かさ

大迫
まず、見た目でイメージするよりも、すごく軽い着心地で驚きました。袖を通した瞬間から、ダウンとはまた種類の違う適度な温かさを感じられます。
ダウンほどモコモコしないので着っぱなしでもストレスがないし、袖口はストレッチ性の高い素材でフィット感が高く、熱を逃がしにくくなっています。
良いとこどりなハイブリッドモデル「コアアロイクルー」

最後に3つめの「Kor Alloy Crew(コアアロイクルー)」は、今年初登場となる新作モデルです。
ジッパーを最小限にしたクルーネックタイプなので、シリーズ中でもっとも軽量な290g(メンズM)なのが1つの特徴。保温性と通気性は、他の2モデルの中間的位置付けです。
前面と背面で別素材を使い分け

※生地の配置が分かりやすいよう、ウェアの表裏を逆にして着用しています
特徴的なのは、前面に保温性の高いプリマロフト、背面・脇下には通気性の高いオクタと、異なる2つの中綿を併用したハイブリッドモデルであること。
風を受けて冷えやすい前面はしっかり保温しつつ、ザックで抑えられて熱がこもりやすい背中や脇下は通気性を重視したデザインに仕上げています。
レイヤリングしやすいすっきりシルエット

また、クルーネックで首回りがスッキリしているので、重ね着をしてもフードが重ならずもたつかないのもポイントです。寒い時期のミドラーとして着っぱなしにするなら、このモデルが選択肢です。
寝る時も首回りにもたつきがないので、小屋泊、テント泊のリラックスウェアとしても便利。寒冷期の低山や秋の2,000〜3,000m級の高山では、行動着としても役立ちます。
大迫
着て動いてみると、前面と背面の保温力の違いがしっかり分かります。春夏秋は山小屋やテントでのリラックスウェアとして、冬はウィンタースポーツで着るミドラーのように、ずっと着続けるようなシーンが向いていると感じました。
収納力の高いカンガルーポケットは、大事なものを落とさないダブルポケット構造なのも気が効いています。
スタイリッシュな見た目なので、登山口までや下山後に着るのにもいいですね。
レディースはハーフジップタイプ

紹介したコアシリーズは全てウィメンズも展開していますが、コアアロイクルーのみメンズとウィメンズで型が異なります。

メンズはクルーネックですが、レディースはより着脱のしやすいハーフジップタイプを採用。ジッパーの開閉で温度調整も可能です。
自分に合ったタイプのアクティブインサレーションを選ぼう

アクティブインサレーションは、年々ジャンルの細分化が進んでいます。使われている中綿の特徴を把握したうえで、使用シーンや自身の体質に合わせて使い分けるのが正解です。
今やすっかり定番となったジャンルなので、毎年違ったタイプを買い足していくのもいいでしょう。複数枚持っていると、肌寒い時期の山行をより快適なものにしてくれるはずです。
スペック比較で3アイテムをおさらい
アイテム | おすすめシーン | 素材 | 重量(メンズMサイズ) |
---|---|---|---|
コアエアシェルウォームフーディー ¥27,500 | 季節:通年 寒い日の運動量の多いアクティビティのミッドレイヤー | ▼ボディ Pertex® Quantum Air 20Dストレッチリップストップ ▼裏地 アクティブメッシュテイジンオクタ™ | 350g |
コアステイシスフーディー ¥33,000 | 季節:秋〜春 冬のハイクアップや春秋シーズンの2,000〜3,000mで保温着 | ▼ボディ Pertex® Quantam Air™ 20D PUコーテッドリップストップ ▼裏地&脇 Pertex® Quantam Air™ 20Dストレッチリップストップ ▼インサレーション Primaloft®Gold Active | 389g |
コアアロイクルー ¥26,400 | 季節:秋〜春 冬の低山や春夏秋シーズンの2,000〜3,000mの行動着、山小屋やテントでの休憩着 | ▼ボディ Pertex® Quantum Air™ 20D PU Coatedリップストップ ▼脇部分 Pertex® Quantum Air™ 20D ストレッチリップストップ ▼裏地 アクティブメッシュテイジンオクタ™ ▼インサレーション Primaloft Gold Active | 290g |
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