何やら簡単に「K2」に登れる方法があるらしい






「K2って世界最難関の、あの“K2”……?」と不安に思いながらもついていくと、そこにはひとつのボードゲームが。



最低限知っておくルールはこちら。基本は「まずやってみる」でOK!
世界で標高第2位&登頂最難関と呼ばれる「K2」に登る登山家となり、18日間(18ターン)生き延びながら、より高所に登ることを競うボードゲーム。最適なルート選び、天候読み、体力管理、どこにテントを張るのかなど、さまざまなリスクヘッジを行いながら登頂を目指します。「夏」「冬」など、季節のバリエーションによって難易度を調整できることもポイントです。




今回「K2」にチャレンジするのはこのメンバー!
YAMA HACK編集部から4人が参戦!

登山歴:5年
K2に向けてひとこと:作戦などはない!進めるだけ進んでやるぜ!!

登山歴:10年
K2に向けてひとこと:最終日まで生き残ります!

登山歴:7年
K2に向けてひとこと:安全第一で、行けるところまで行きたいです!

登山歴:8年
K2に向けてひとこと:登頂するしかないでしょう!
いよいよK2へ登山開始!
改めて説明しますが、このゲームは
【1】18日間生き延びる
【2】18日後により高いところに登っている
この2つが勝利条件。登っている標高により「標高ポイント」があり、そのポイントの合計点を競います。リタイアした場合、標高ポイントは1になります。
何はともあれ、ゲームスタート!
1日目は説明書を読みながら、ゆっくりと進める4人。盛り上がりも感じず、1日目〜6日目あたりまではメンバーの顔からあまり笑顔が見られませんでした。


しかし、日が経つにつれ、4人は気付いたのです。
ただ進むだけじゃダメだ!頭を使わねば……
6日間をK2で過ごし、ルールが大体分かってきた4人。考える要素がだんだんと見えてきました。


7日目|じわじわとK2中腹へ
トップを進むのは、すぎうら!標高7000mに到達しました。1つのコマは体力を回復しながら安全に進めつつ、もう1つのコマでいち早く山頂を目指している模様。
4日目でトップを走っていたあさのは、一旦周りの様子を見ながら体力を温存する作戦へ変更。残りの2人もすぎうらに続きながら、中腹へと歩みを進めていました。
その後、4人は着々と進み続け、ついに10日目を迎えました。
10日目|山頂を狙うか、様子を見るか。各々の戦略に注目
10日間が経ったのち、山頂の直前まで迫っていたのは、黄・赤・緑の3人。


あさのは山頂付近が混み合うことを予想し、2コマとも中腹付近でステイ。2人とも安定的な標高ポイントを稼ぐことでの勝利を目指します。

山頂へアタック!悪天候でリタイアも?
10日間は脱落者なく、メンバー全員が体力も十分に温存させながら登山していました。
しかし、標高が高くなればなるほど、体力の消耗は大きめ。加えて、悪天候に見舞われながらジリジリと山頂へ近づいていきます。
そして、ついに……
11日目|初の登頂者、現る!
すぎうらが初登頂!

見事にトップで登頂を叶えました!
しかし、トップで登頂する=勝者ではないことがこのゲームのポイント。コマを移動させずに山頂に留まることはできますが、体力を温存しながら残りの7日間を生き延びなければいけません。
登頂の喜びを噛み締めるすぎうらの後ろで、目を光らせるメンバーが。


果たして、すぎうらは他のメンバーから山頂を守りつつ、体力温存ができるのか!
その後も11日目〜14日目まで山頂の様子を伺いながらジリジリと登り続け……
15日目|高い標高で体力消耗。ここでついにリタイアか?!
登頂後山頂に留まる、すぎうら。そして、「隙あらばアタックするぞ!」と言わんばかりに迫るあおきとかわじり。
山頂付近は体力消費マス(赤い数字があるマス)ばかりのため、体力の管理が重要になってきます。
ここで、14日目までに体力を消耗し続けたあおきの表情に曇りが。

山頂を奪おうと迫っていたあおきですが、15日目にして、高い標高と悪天候による体力消耗によりリタイア。そして、山頂を陣取っていたすぎうらも……
続けてリタイアとなりました。

その後はあおきの2つ目のコマもリタイアとなり、いよいよ最終日へ。

山頂は、今や空席。次は誰が登頂するのか……!
18日目|いよいよ最終日。最後に大逆転へ挑むメンバーが!
最終日を迎えられたのは
・すぎうら・・・1コマ
・あさの・・・2コマ
・かわじり・・・2コマ
トップで登頂したすぎうらはリタイア。「隙あらば」と山頂手前に留まっていたあおきも、登頂を狙いすぎたあまり体力消耗によりリタイア。
しかし、ここで思い出してください。もう1人、目を光らせていた存在がいたことを。
最終局面でラストスパートをかけたのは……
緑のかわじり〜〜〜〜〜!最終日に登頂を叶えました!

結果発表!勝利は果たして誰の手に?
最終日は誰もリタイアせずに終了。気になる最終結果は……
【標高ポイント合計】※リタイアしたコマは1ポイント
かわじり:15ポイント
あさの:8ポイント
すぎうら:7ポイント
あおき:2ポイント
このゲームの勝者は……
早々に山頂へと辿り着いた、あおき、すぎうらは体力の消耗が激しく、途中でリタイア。山頂付近でアタックをかける3人とは裏腹に、生存重視でコマを進めたあさのが2位となりました。
山頂近くにテントを建てて体力を温存しつつ、2人がリタイアした隙を見計らって18日目の最終局面でアタックを仕掛けた戦法が勝利へと繋がったのではないでしょうか!
プレイしたからこそ分かる「K2」の楽しさ
お家にいながら山登りが楽しめる「K2」。実際にプレイしてみての感想を聞いてみました!

誰よりも早く登るか、ゆっくり登るか……。
他のメンバーの状況を何度もきょろきょろ確認しちゃいました(笑)。 運要素もあるので……ぜひ味方に付けて登頂を頑張ってください!
天候や体力が削られることを考えながら進んでいく頭脳戦が楽しく、 特に後半は運が必要!
全員に勝てるチャンスがあるゲームです。
あとはボードゲームなので荷物を持たずにパジャマでいつでも気軽にK2に挑めるのがいいですね。


標高が上がるとあっという間に体力が奪われてしまったり、渋滞で身動きが取れなくなってしまったりと、作り込まれ方がリアルでおもしろかったです(K2に登ってないので実際はわかりませんが)。
登山家が本気でやったらどんな戦略をとるのかも気になります!
隙をみて山頂に突撃したが最後、そこからは体力がなくなるまでの消耗戦。そして全滅へ。登頂だけでなくどう生き延びるのか、本当によく考えられていると思います。もう一回やりたい!

お家で登山気分を楽しんでみませんか?
登山に行きたいけど忙しくてなかなか行けない方などにとって、手軽にお家で登山が楽しめるゲームです。登山ウェアを着用して、より登山気分を高めるのもいいかもしれません。
また、登山に対しての大変なイメージにより山に登ったことがない友人や、なかなか難易度の高い山にチャレンジできない子ども達とも気軽に山登りを楽しめることもポイントです!気になった方は、ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。