山ごはん界ではもはや定番!?『メスティン』
山ごはんを楽しむ人なら、一度は耳にしたことがある“メスティン”。
登山マンガ『山と食欲と私』の中でも登場するこのアイテムは、今や山ごはんギアとして定番の地位を確立しつつあります。
無機質で無骨な銀色に、アルミのお弁当箱を彷彿とさせる形。道具が好きな人は否が応でも気になってしまういで立ちですよね。それがスウェーデンのブランドのものときたら、「何かおしゃれで間違いなさそう」と思っちゃう人も多いのでは?
そんなメスティンは、正真正銘の『飯盒』。ごはんが美味しく炊けるのが何よりの特徴といっても過言ではありません。
うまく炊けるかなぁ…?
しかし、まだ使ったことがない、これからメスティンデビューしてみたい!という人は、土鍋でごはんを炊くことすら難しいというのに「うまくごはんが炊けるのか?」という不安を覚えていませんか?
編集部員Kもその1人。使ってみたいけれど、イマイチ手が出ないのはそんな不安があるからなのです。炊飯器を使わずにごはんを炊く行為は、経験豊富な人の方が圧倒的に少ないものです。このベーシックな”メスティンでの炊飯”ができないと、それ以外のメスティンを使った色々な調理をする資格がないようにすら思えてきます・・・。
メスティンの達人に聞いてみよう!
ならば、メスティン界の達人にコツを聞いちゃおう! ということでInstagramで大人気、美味しそうなメスティンの料理をUPし続けている達人・メスティンマニア(@mestin_mania)さんに、炊飯のコツを教えてもらいました!
完全にほったらかし!? メスティン炊飯の行程教えて~!
①お米1合を浸水させておく(ナルゲンに入れて持っていく)
今回使用するのは、ラージではなく通常サイズのメスティン。お米1合とは180CCで、家庭で使用しているお米用計量カップの1杯分です。(料理用カップではありません!)
メスマニさん
はぁ~! まずここが目からウロコです。 『お米を30分ほど浸水させなくてはいけない』というのは何となく知っていたのですが、テント 場などに着いてお腹が空いているのに我慢できるかな…という疑問もなかなか手が出せない一因でした。
炊く前の状態がこちら。
②水の量をリベットにあわせる
メスマニさん

メスマニさん
ん? ほ、ほったらかしでいいんですか!?
メスマニさん
燃料は”固形燃料”がおすすめ!
なるほど、それなら自分にもできそうな気がしてきました!
③いざ炊飯!
メスマニさん
よく蒸気が出たら火を弱めたり~とか言われますが、今回は固形燃料なので気にしなくてOKです。
④10分ほど蒸らす
メスマニさん
完成!
メスマニさん

たしかに、めちゃくちゃ簡単! 放っておくだけで炊けちゃうなんて、思っていたよりハードルが下がりました。
メスティンを使う上での素朴なギモン…
しかし、ここまで簡単だと少々疑いたくなるのが本音というもの。また、後片付けや洗う時はどうすればいいのか、色んな疑問も聞いてみました。
炊きムラが出たりしない?
メスマニさん
コゲたりこびりついたりするかも…そんな時はどうしてる?
メスマニさん
外で炊く時の後片付けはどうするの?
メスマニさん
熱そうだけど、どうやって触るの?
メスマニさん
一番美味しくごはんが炊ける!
では、こんなにたくさん山ごはんを作るクッカーがある中で、わざわざメスティンを使うことのメリットとはいったい何なのでしょうか? 達人にズバリ聞いてみました。
メスティンをわざわざ使うのは、どうして?
メスマニさん
あと、メスティンは汎用性が高い。ごはんはもちろん、ラーメン、パスタはちょうど一人前作れるし、鍋物や蒸し物もできる!
そこまで使いこなせたら、きっともうメスティンが便利で離れられなくなるような気がしますよね。次はどんな山ごはんを作ろうか、考えるのが楽しくなりそうです!
メスマニさん
達人も相当惚れ込んでいるメスティン。ためらっていた人も、使ってみたくなったのではないでしょうか?
▼購入したらまずは”バリ取り”と”シーズニング”!
▼メスティンの素材、どれが美味しく炊ける?
おまけ:後日やってみたら
後日、教えてもらった通りに山で炊飯をしてみた編集部員K。結果は…美味しく炊けました!すごい、簡単すぎます。
まずは想像以上に簡単であることがわかった白いごはんを、みなさんもぜひ炊いてみましょう。山で炊きたてのごはんが食べられるのは、やっぱりサイコーですよ!