ボディーフィットシステムの大幅な見直し
新旧モデルのウェストベルトと本体を繋ぐベルトの構造を見比べてみてください。写真上の旧モデルが短いベルトで繋がっているのに対し、新モデルはバックパックの正面からウエストまで長いベルトが配されているのがわかります。
この設計変更によって、中身の量に関わらず荷物全体をより身体側にぐっとに引き寄せやすくなりました。重心を体の近くに寄せることで、行動時の安定性を高め、疲労感を軽減させるデザインです。
女性の身体によりフィットするベルト構造
レディースモデルは、バストに干渉せず、体のラインに沿ったシェイプのショルダーハーネスを採用。ウェストハーネスも短めに設定されており、より女性の体型にフィットするよう設計されています。
収納力とパッキングのしやすさも改善
さらに細かなディテールにも使いやすさを追求したアイデアが満載。細部まで使いやすいことも、サースフェーがロングセラーたる所以です。ポイントを見ていきましょう。
オリジナリティあふれる収納システム
まず、目を引くのがウェストベルトに配された大型のフォールディングポケット。面ファスナーを剥がして開くと、コンパクトなレインウェア程度なら余裕で入るほどの容量に。使い勝手の良さはまるでサコッシュのよう。しかも、サコッシュのように歩行時にぶれることもありません。
「イージーアクセスポケット」と名付けられたサイドポケットの構造も、ミレーらしいアイディアが満載です。上からだけでなく、横からも出し入れできる2WAYアクセス仕様なので、バックパックを背負ったままドリンクやウエアを出し入れすることができます。
+αの荷物を収納できる小さな工夫
また、サイドテープにも改良点が。ベルトは若干太く強度の高いものに変更されています。さらに、両端のバックルがオスメス構造になったことで、正面側に大きな物が外付けできるようになりました。
スムーズな荷物の出し入れを可能にする2気室構造
旧モデルから、荷物の出し入れがしやすい2気室構造は継承しています。気室の仕切りは、ジッパーからより扱いやすいテープに仕様変更。これで荷物がパンパンな時ジッパーが開けにくくなる問題とおさらば。好み次第で1気室として使うこともできます。
落ち着いたカラー展開になり、デザイン性がアップ
新たなカラーは全6色展開(サイズと男女モデルによって異なる)。これまでより落ち着いたトーンにリニューアルしました。
写真左の旧モデルと右の新モデルを見比べてみてください。表面の加工とカラー展開の変更により、同系色でもより落ち着いた高級感のある風合いに生まれ変わっています。
「サースフェーネクスト」はミレーが100年培った技術の結晶
ミレーが登山用のバックパックを手がけ始めたのは、今から100年近くも昔に遡ります。以来、さまざまなフィールドで培ってきた技術で形作られた最新モデルが「サースフェーネクスト」です。世界中の登山者たちに愛され続けている理由を、ぜひあなたもフィールドで感じてみてください。
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文:池田圭
写真:澤田聖司