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あまり吟味せずに「とりあえずのヘッドライト」を使ってない?道具好きライターが教えるライト選び(2ページ目)

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ヘッドライトにプラスして、ハンディライトも使用!

ーー登山で使うライトは、両手をフリーにできるヘッドライトが基本と言われています。ポンチョさんもメインはヘッドライトを使用していますか?

いいえ、私は登る山、行程によって変えています。富士山の御来光登山のように、長時間のナイトハイクをする場合はヘッドライト。日帰り登山の装備ならハンディライト。テント泊、山小屋泊なら、両方を持って行きます。
ポンチョさん
ポンチョさん

短時間ハイク、ポールを使わない時はハンディライト

ーー日帰り登山でハンディライトを持っていくのは、なぜでしょうか?

日没間際からの短時間使用が想定されるので、両手をフリーにすることよりも、サッと取り出して、パッと点灯する便利さを重視しています。それにトレッキングポールを使わない場合は、手軽なハンディライトを使うことが多いです。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーー日帰り登山でも、トレッキングポールを使う場合は、ヘッドライトですよね?

はい、その通りです。片手にポール、片手にハンディライト……なんてことはしません。ポールを使う時は安定感を重視して、ヘッドライトにします。
ポンチョさん
ポンチョさん

取り出しやすいのが何より便利!

ハンディライトのよさは、収納性です。細長いので仕舞いやすく、取り出しやすい。操作が簡単で、使いたい時に、すぐに使えます。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーーバックパックのどこに入れていますか?

雨蓋に入れているとすぐに取り出せないので、サコッシュやチェストポケットに、ハンディライトを収納しています。
ポンチョさん
ポンチョさん

山小屋やテント内で使うとしたら?

ーー山小屋やテントでは、どのようにライトを使っていますか?

テント泊では、小さなビニール袋をライト部に被せて光を柔らかく拡散、ランタン化して使っています。今回はハンディライトに被せましたが、ヘッドライトでもできます。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーー登山時に持っていることが多いアイテムで工夫ができますね。

ビニール袋がビンボー臭くて嫌だ、エコ派なのでビニール袋は使わないという場合は、アウトドアブランドからライトに被せるランタンシェードが販売されているので、使ってみてください。
ポンチョさん
ポンチョさん

テント泊、山小屋泊で、トイレに行く際にも、手軽なのでハンディライトを使うことが多いです。テント内では枕元に飲み物やタオルと一緒に置いています。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーーハンディライト使用時に気をつけていることはありますか?

小屋内では同宿者がまぶしくないように、ライトに装備されている赤色灯を使ったり、装備されていなければビニール袋を被せてランタン化したライトを使っています。

ライトの光が直接当たらないようすればよいので、極薄のウィンドシェルやスタッフバッグを被せることもあります。

ポンチョさん
ポンチョさん

レッドレンザーのハンディライトなら、縦走登山にもおすすめ

    • ハンディライトを多用するポンチョさん。今回、レッドレンザー/P7R SEという公式サイト限定販売のハンディライトを、暗くなった山で試してもらいました。

レッドレンザーは、1993年にドイツで創業。2000年に発売したLEDキーライトが爆発的ヒット。以来、LEDライトの先駆者として業界をリードしているブランドです。

使用したP7R SEのスペックは以下の通り。

サイズ: Ø37×158mm
重量: 約210g(電池含)
光束:ブースト:1100lm / パワー:600lm / ミドル:250lm / ロー:20lm
照射距離: ブースト:220m / パワー:190m / ミドル:150m / ロー:40m
点灯時間:ブースト:- / パワー:2h / ミドル:5h / ロー:40h

道具好きのポンチョさんは、レッドレンザーの他のライトを過去にテストしたことがあるそうです。

ーーレッドレンザーの印象は?

他ブランドのライトと比較すると頭抜けた明るさを装備しているという印象。

同行者にレッドレンザーを使っている人がいると、他の人はライトを点灯しなくても問題ない!というレベル。今回のライトには、かなり興味あります。

ポンチョさん
ポンチョさん

レッドレンザーについて詳しく見る

美しい、そう表現したくなるムラのない光

ーー今回使ったP7R SEの光は、どうでしたか?

先にお伝えしたライト選びの基準に合わせて、ミドルモードの光束250ルーメン、照射距離150mで点灯させてテストしてみました。

通常のライトだと中心が明るく、周辺が暗くなったり、またその逆だったり、光にムラができがち……。でも、これは光にムラがなく均一。とにかく美しい!

ポンチョさん
ポンチョさん

ーーP7R SEを散光状態(光の当たる範囲を大きく広げた状態)で使用してもらいました。

足元から30mくらい先まで、すっきり見渡せるので、安全に歩けるのは間違いありません!
ポンチョさん
ポンチョさん

 

それにこのライト、光を中心に集める、集光モードにもできる機能があり、かなり遠くまで光が届いています。
ポンチョさん
ポンチョさん

というわけで、実際に散光と集光の違いをテストしてみたのが、次の通りです。

散光と集光を簡単に切り替え可能

約30m先に立って、ライトを散光、散光と集光の中間、集光の3つのモードにしてみたのが、上の画像です。

P7R SEの照射距離はミドルモードで150mです。その値は散光ではなく集光でのスペックのようです。一番下が集光状態での光なのですが、30mしか離れていないと眩しくて目を開けられない位に明るいです。

また、散光状態の一番上の光でも、普通に歩く分にはなんの問題のない明るさです。真ん中の中間状態でも近くから遠くまで照らしてくれ、明るさと広がり具合がよく、暗い道でも安心して歩けます。

ポンチョさん
ポンチョさん

 

この散光、集光を切り替える機能は、ラピッドフォーカスというもの。

ボタン操作ではなく、本体ヘッド部を上下させるだけ。見たい場所に合わせて簡単に光を変えられるのは、とても便利です!またヘッドを回転させると、任意の光でロックできるのも芸が細かい!!
ポンチョさん
ポンチョさん

バッテリーは単四電池でも使用可能

バッテリーは、専用充電池(Li-ion)、または単4アルカリ電池×4本のどちらかを使用します。

電池切れの際にアルカリ電池も使えるのはありがたいです。充電を忘れた!なんて時にも、コンビニで買えますし。専用充電池はUSB充電できるのもうれしいです。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーー光量と照射時間はどうですか?

点灯時間がミドルモードで5時間ですが、照射距離40mのローモードで40時間ももつので、明るさを切り替えながら使えば、長期の登山でも使えそう。

ちなみにライトのオン/オフは、本体お尻のボタンを押すだけ。また、押す回数で明るさを変更するので、迷いなくできました。

ポンチョさん
ポンチョさん

ストラップやクリップで携帯性もよし!

ハンディライトは、誤って落下させないようにストラップの装備が必須です。これは標準装備なうえ、手首のフィット性を上げるコードロックも備わっているので、言うことなしです!
ポンチョさん
ポンチョさん

ーー持った感触はどうでしょう?

このライトはちょっと大きめですが、グリップ感よく、小さいものよりもしっかり持てます。もうひとまわりコンパクトで軽量な方がうれしいですが、これでも十分です。
ポンチョさん
ポンチョさん

 

クリップも装備されているので、ベルトに掛けて着脱可能。トイレの時に便利です。
ポンチョさん
ポンチョさん

 

P7R SEを収納するベルトポーチも付属しています。

ライト部を傷つけて明るさを落とさないためにも、コレに常備しておくのもいいですね。
ポンチョさん
ポンチョさん

ハンディライト P7R SEを詳しく見る

レッドレンザーのヘッドライトの使い勝手もチェック!!

次にポンチョさんには、レッドレンザーのヘッドライトのH8R SEをテストしてもらいました。

ヘッドライトもメインで使うなら、ハンディライトと同様に明るさは光束200ルーメン、または照射距離50m、点灯時間8時間が基準です。

ただし、頭部に装着するヘッドライトは、そのフィット性や操作性で使い勝手が大きく変わってくるので、それらをひとつずつチェックしてみたいと思います。

ポンチョさん
ポンチョさん

H8R SEのスペック&機能

H8R SEのスペックはこちら。

サイズ: W69×H37×D44(ヘッド部)
重量:約158g(電池含)
光束:ブースト:700lm / パワー:400lm / ミドル:200lm / ロー:10lm
照射距離:ブースト:170m / パワー:130m / ミドル:90m / ロー:20m
点灯時間:ブースト:- / パワー:6h / ミドル:9h / ロー:70h
ミドルモードで200ルーメン、照射距離90m、点灯時間9時間なので、基準は十分にクリアしています。

バッテリーは 専用充電池。モバイルバッテリーからUSBケーブルで充電もでき、長期間の山行にも対応してくれます。

ただし、これだけの明るさ、電池寿命を装備しているので仕方ないですが、やや大きく、重め……でも、装着感は悪くなく、その点もチェックしてみました。

ポンチョさん
ポンチョさん

このライトもP7R SE同様に、公式サイト限定販売。店頭で確認できないので、しっかりレビューをしてもらいましょう!

ヘッドライト H8R SEを詳しく見る

ヘッドライトの「使い勝手の良さ」とは?

ヘッドライトの場合、明るさと照射時間以外でチェックすべきは、以下の3つです。
ポンチョさん
ポンチョさん

 

<ポンチョさん流ヘッドライト選びのポイント>

①ヘッド部が上下可動するか?
②ブレにくいフィット感
③光が均一でフラットか?

 

順番に解説してもらいました。

①カチッと上下可動の手応えがあるヘッド部

歩行時に足元から前方まで見通せる位置に光が来るようにヘッド部が動かせると、ストレスがありません。

このH8R SEはヘッド部を5段階で角度調節できるので、体格を問わず最適な照射角度で照らせるでしょう。

しかも、角度調節がカチッ、カチッとハマる手応えがあります。無段階の仕様だと歩行時に勝手に角度が変わってしまうこともあるのですが、これはその心配がないです。

ポンチョさん
ポンチョさん

 

テント場で調理をする際には、一番下の角度にして手元だけを照らすこともできます。この角度だと同行者がいる場合は、話をしながら前を見てもまぶしくさせないで済みそうです。
ポンチョさん
ポンチョさん

②ライト部とバッテリー部が前後に分かれ、装着感よし!

軽量コンパクトさを重視したヘッドライトは、ライト本体に電池が収納されるタイプのものがほとんどです。

H8R SEは、重量158gですが、電池収納部が後頭部側に分離。ライト本体は小さく軽いので、装着時のバランスのよさが特長といえます。

ライト本体に電池があるライトは、下りの振動と重さで少しずつ下がってくる……なんてことが割と起こりますが、そんなこともありませんでした!

ポンチョさん
ポンチョさん

③フラットな光は、安全歩行に役立つ

上の画像がH8R SEの光、下の画像はほぼ同じ明るさの別ブランドのヘッドライトの光です。

ハンディライトP7R SEでも解説しましたが、このH8R SEも、さすがレッドレンザーというムラのない光です。

光が届いてる範囲は大きくは変わらないですが、H8R SEは、ムラがないというより、全体的に明るい。

そう明るい範囲が広いので、標識や分岐を見逃しにくい。道迷いしにくい。だから安全性が高いライトといえます。

ポンチョさん
ポンチョさん

ムラのない光は、心細さも払拭!

上の画像は、50m先に立って、上から順番にロー、ミドル、パワーモードで照射した違いを撮影したものです。

ローだと画像では暗くて前方があまり見えませんが、通常歩行には問題ない明るさでした。ミドルなら何の問題もなし、パワーだとひとりで夜の山を歩いても心細さを払拭。元気でいられる明るさです。

ミドルの明るさで9時間も点灯してくれるので、テント泊縦走でも安心して装備できるでしょう!

ポンチョさん
ポンチョさん

他社ライトではない機能。集光、散光切り替えが可能

さすがレッドレンザー!と感心したのが、このヘッドライトにも装備されていたラピッドフォーカス機能です。

ヘッド部を回転させると、ムラなく広く光る散光から、中央部に光が集まり遠くまで照らす集光に切り替えられます。

ポンチョさん
ポンチョさん

ーーハンディライトにも搭載されていた機能ですね。

連続点灯で明るさが落ちたときに集光状態にすると、ワイドな光ではなくなりますが、歩行に必要な明るさを維持してくれるので安心です。

他ブランドのヘッドライトではほとんど見ない機能で、これは便利です!

ポンチョさん
ポンチョさん

バッテリーをセーブできるので、ローモードでもしっかり明るいのは、頼もしい性能です。
ヘッドライト H8R SEを詳しく見る

シーンによって光の色を変えて使える

さらにこのライトには赤色灯が搭載されていない代わりに、別売でカラーフィルターセット(2200円)が用意されています。ヘッド部にセットするフィルターです。

ムササビなどの動物を観察する場合や、前述の通り山小屋で同宿者をまぶしくさせないために赤色灯を使います。赤、黄、緑、青の4色で照らせるというのが面白いです。
ポンチョさん
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イエローフィルターはフォグランプに

LEDの白色の光は、霧が出ると乱反射して視界が悪くなるのですが、このカラーフィルターの「黄色」を装着すれば、クルマのフォグランプ同様、霧のなかでも視界が確保され、安全です。

これも他ブランドのライトにはない、武器になります。

ポンチョさん
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カラーフィルターセットを詳しく見る

ハンディとヘッドライトの使い分けは?

ーーあらためて、ハンディライトとヘッドライトの違いはどんな点でしょう?

収納性、操作性が高いのがハンディライト、運動性に長け、登山ではより安全なのがヘッドライトです。
ポンチョさん
ポンチョさん

耐久性のあるハンディライトは長く使える

一般的にアルミ合金でできているハンディライトは、長持ちします。10年以上使っても、多少傷がつく以外は、買ったときのままです。

でも、冬の低温下でアルミ合金のハンディライトを持っていると、グローブをしていても冷たい……なので、冬はヘッドライトを選ぶ場合が多いです。

ポンチョさん
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登山で使う基本のライトは、やはりヘッドライト

ヘッドライトは、両手をフリーにできることが最大の利点です。これからライトを購入したいという人には、やはりハンディライトよりも、ヘッドライトをオススメします。

でも登山に慣れてきたら、ハンディライトも使ってみてほしいです。必要なときにすぐ灯りを点けられることは、やはり安心です。

ポンチョさん
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必須装備のライト、〝光〟を見て選びたい

ーー最後に、今回レッドレンザーのハンディライトのP7R SE、ヘッドライトのH8R SEを使ってみて、どうでしたか?

正直に言います。軽量コンパクトさ「だけ」を求めているなら、他の候補もあるかもしれません。でも、明るさを装備して、安全な登山をしたいなら、レッドレンザーのライトは選択肢の筆頭です。
ポンチョさん
ポンチョさん

ーー特筆すべき点はどんなところですか?

特にこれまでいろいろなヘッドライトを使ってきた人は、その光の違いに驚くと思います。そしてどんなライトを買うべきか悩んでいる人は、この記事で掲載した画像が加工ではなく、本当に美しい光なんだ!と納得するでしょう。
ポンチョさん
ポンチョさん

登山のためのライト選び。本質は「安全のための光」を手に入れることです。ライトの質が違うことを知ったからには、質が良く美しい光のライトを選びたいですよね。

それでは皆さん、よい山旅を!

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撮影:武部努龍 執筆:ポンチョ

 

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