テント泊にチャレンジしたいけど、何を買えば良いのかわからない……
色々な山を登って経験を積んでくると、「憧れの山でテント泊してみたい!」と新たな好奇心が湧いてくるもの。
でもテント泊に必要なギアは色々な種類があって、どれを買えば良いのか迷いますよね。
テント泊で必須のギアはいくつもありますが、その中でもテント泊を安全快適に楽しむための重要アイテムの1つがスリーピングバッグ(寝袋)。
いざ行ってみたら「寒すぎて眠れない!」なんてことがないように自分にあったスリーピングバッグを見つけたいものです。
そんな「これから初めて購入したい」という方におすすめなのが、NANGA(ナンガ)のスリーピングバッグ、「オーロラライト」です。
NANGA オーロラライトとは
「NANGA オーロラライト」とは、アウトドアブランドのNANGAがこだわりの羽毛と独自開発の防水透湿素材AURORALIGHTを使用して作製しているスリーピングバッグのこと。
こだわりの羽毛を使うことで高い保温力を持ち、かつコンパクト。独自開発素材による防水加工もあり、初心者に使いやすいです。
そんなNANGA オーロラライトについて詳しく説明していく前に、なぜオーロラライトが初めてのスリーピングバッグにおすすめなのか……購入する時に知っておきたいポイントを解説します。
スリーピングバッグ選びの3つのポイント!
テント泊で使うスリーピングバッグを初めて購入する際、覚えておきたい基本の選び方はこの3つ。
まずはこの3つのポイントについて簡単に説明します。
①スリーピングバッグの形状は2タイプ
一般的にスリーピングバッグの形状は、大きく分けて「マミー型」「レクタングラー型」の2つに分類されます。
登山ではザックにスリーピングバッグを入れて運搬するので、コンパクトなマミー型がおすすめ!
②素材は「ダウン」「化繊綿」の2種類

スリーピングバッグの保温素材として使われるものは、大きく分けてダウン(羽毛)と化繊綿。
ダウンは化繊綿に比べて「軽くてコンパクト」ですが、空気を含んで温かくなる素材なので濡れに弱いです。
登山中はザックに入れて持ち運ぶので、価格が高くなってもダウンのスリーピングバッグがおすすめ!
③3シーズン対応のものがおすすめ

「8月は暑いしTシャツで大丈夫」といった油断は禁物!
例えば、テント泊初心者にもおすすめの木曽駒ヶ岳。8月の周辺地域は最高気温が30℃前後なのに対して、山頂付近の最高気温は20℃前後。昼でも10℃くらいの気温差があります。
シーズンごとに最適なモデルを揃えられれば一番良いですが、最初は汎用性の高い3シーズン用のスリーピングバッグがおすすめです!
オーロラライト450DXと他スリーピングバッグの違いは?
3シーズン用がおすすめ、とお伝えしましたが、実はNANGAには3シーズン用のスリーピングバッグが何種類かあり、中には素材や機能が似ているものも。
その中でも、最初の一つにおすすめしたいのが、今回紹介する「オーロラライト」の450DXというモデル。スペックのバランスが良く汎用性も高いので、初めての方でも使いやすいアイテムです。
ここでは「オーロラライト450DX」と他モデルの3シーズン用との違いを簡単に解説します(オーロラライト450DXと、適応気温が同じくらいのモデルに焦点を絞って、それぞれの特徴を紹介します)。
3シーズン対応可能なオーロラライト450DXとほぼ同じ適応気温のアイテムは3つあり、防水撥水機能の差や軽さとコンパクトさに違いがあります。
オーロラライトは防水加工、他シリーズのUDD BAGとミニマリズムは撥水加工※が施されているという違いがあり、生地が防水なので水が浸透しないというのがオーロラライトの一番の特徴。
オーロラライト350SPDXの方が軽量・コンパクトですが、その分値段が高くなります。その点、オーロラライト450DXは4モデルの中で最も価格が安いため、手に取りやすいことも魅力ですね。
それぞれのアイテムの詳細なスペックはこちら。
そんなバランスの良いスリーピングバッグ「オーロラライト450DX」の魅力について、さらに解説していきます。
オーロラライト450DXの魅力
初心者におすすめのスリーピングバッグ「オーロラライトシリーズ」。シリーズに共通する魅力的な特徴、さらにそのなかでも「450DX」がおすすめの理由を3つずつ紹介します!
①こだわりの羽毛による高い保温力
NANGAのスリーピングバッグでは、大きく育った丈夫で反発力が強いスペイン産の羽毛を使用しています。
長期間の育成を経て成熟した原毛を使った羽毛はヘタリが少なく、長く使っていてもふかふかで高い保温力を維持できます。
②NANGA独自の防水透湿素材で濡れに強い
生地表面にはNANGAが独自に開発した防水透湿素材AURORALIGHTを採用しており、このように水を弾きます。
ダウンは濡れると保温力が低下するので、雨の日など水濡れが予測される日には防水スリーピングバッグカバーで濡れないように保護する必要があります。
防水のオーロラライトなら荷物の量も減らせて、更にカバーをかける手間もないため、初心者でも扱いやすい!
③「永久保証」で長く使える
オーロラライトはNANGAの永久保証の対象商品。
生地の破れ補修や羽毛の増量等に対応してくれるのは、スリーピングバッグを長く使う上で非常に有難いポイント!
無償有償の基準は状況によって異なるため、詳細はNANGA公式サイトをご確認ください。
続けて…オーロラライトシリーズの中でも「450DX」が初心者におすすめの理由はこの3つ!
①軽量コンパクト
写真はコンプレッションバッグに収納したオーロラライト450DXのロングサイズ。
NANGA公式サイトでは、レギュラーサイズなら重さは865グラム、収納時サイズは14センチ✕30センチで2リットルのペットボトルよりも一回り大きいくらいのサイズ感!
他の軽量化したスリーピングバッグに比べると重量もあり大きいですが、十分にコンパクトなサイズです。
②サマーシーズンから4シーズンまで長い期間で使用できる対応力
オーロラライト450DXの対応時期は3シーズン。
7月〜8月のサマーシーズンは環境によって450DXでは暑く感じるかもしれませんが、ジップを開けて調整することもできます。
寒いと次の日のパフォーマンスに影響して危険なので、思ったより寒くて寝られなかったとならないよう暖かめを選ぶのがおすすめ!
またスリーピングバッグ内で服を着込めばより寒い環境にも対応できるので、その中間にある450DXの保温力はバランスが良くて魅力的。
③防水機能を備えながら、比較した4アイテムで最も安い!
先ほど比較した4アイテムは、使用温度がほぼ同等ですが、オーロラライト 450DXが最も安くて手に取りやすいのが一番の魅力。
テント泊を始める時には他にも色々道具が必要になるため、手頃な価格というのは嬉しいですよね。
そんな初心者にとって魅力的な「NANGA オーロラライト 450DX」。実際にテント泊で使用してきました!
【検証】9月中旬の木曽駒ヶ岳でテント泊
9月中旬の木曽駒ヶ岳でオーロラライト450DXを使用しました。
以下は筆者個人の感想で、寒さの感じ方は体質やその日の天候によって大きく変わるので、選ぶ際の参考にしてください。
▼就寝時
・外は気温約10℃ですが、テント内かつスリーピングバッグに入っている状況では約10℃の気温でも寒さは全く感じない
▼就寝中
・時間の経過と共に地面との接地面に冷たさを感じるように(12時〜2時頃)。
ただし寒くて起きるほどではなく、起きると「ここがひんやりしているな」と感じる程度
▼起床時
・20時30分〜翌日4時30分頃までの睡眠で約8時間スリーピングバッグ内で過ごしましたが快適に眠れました
・起床から1時間後の5時30分頃には就寝時よりもやや気温が上がっており、同じ計測器上で13.9℃の表示
マットの関連記事はこちら!
自分の体質や感じ方でスペックを変えるのもあり
今回はオーロラライトシリーズの中でも一番汎用性の高そうな450を紹介しましたが、自分は寒いのが苦手!という方は600DX、逆に暑がりな方や服装で調整することを前提にしている方は350DXもおすすめ
NANGA オーロラライト450DX
ダウン量 | 450g |
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快適使用温度/下限温度 | 0℃/-5℃ |
カラー | BLK(ブラック)、GRY(グレー)、RED (レッド)、BRW(ブラウン) |
サイズ | ショート、レギュラー、ロング ※ショートサイズはREDのみ、ロングサイズはBRWのみの取り扱い |
収納サイズ | φ14×30cm |
総重量 | 865g |
価格 | ¥45,100 ※ロングサイズは羽毛20gアップで1,500円(税別)アップ |
NANGA オーロラライト600DX
ダウン量 | 600g |
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快適使用温度/下限温度 | -4℃ / -11℃ |
カラー | BLK(ブラック)、GRY(グレー) 、RED (レッド)、BRW(ブラウン) |
サイズ | ショート、レギュラー、ロング ※ショートサイズはREDのみ、ロングサイズはTQSのみの取り扱い |
収納サイズ | φ17×31cm |
総重量 | 1,100g |
価格 | ¥58,300 ※ロングサイズは羽毛20gアップで1,500円(税別)アップ |
NANGA オーロラライト350DX
ダウン量 | 350g |
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快適使用温度/下限温度 | 5℃ / 0℃ |
カラー | BLK(ブラック)、GRY(グレー)、RED (レッド)、BRW(ブラウン) |
サイズ | ショート、レギュラー、ロング ※ショートサイズはREDのみ、ロングサイズはTQSのみの取り扱い |
収納サイズ | φ13×25cm |
総重量 | 730g |
価格 | ¥38,500 ※ロングサイズは羽毛20gアップで1,500円(税別)アップ |
「ちょっと冷え込む時期にテント泊する」「私はめっちゃ寒がり」という人にはより上位モデルもおすすめ
NANGA オーロラライト750DX
ダウン量 | 750g |
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快適使用温度/下限温度 | -8℃/-16℃ |
カラー | BLK(ブラック)、GRY(グレー) 、RED (レッド)、BRW(ブラウン) |
サイズ | ショート、レギュラー、ロング ※ショートサイズはREDのみ、ロングサイズはBRWのみの取り扱い |
収納サイズ | φ19×31cm |
総重量 | 1,280g |
価格 | ¥63,800 ※ロングサイズは羽毛20gアップで1,500円(税別)アップ |
NANGA オーロラライト900DX
ダウン量 | 900g |
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快適使用温度/下限温度 | -10℃ / -19℃ |
カラー | BLK(ブラック)、GRY(グレー) 、RED (レッド)、BRW(ブラウン) ※ショートサイズはREDのみ、ロングサイズはBRWのみの取り扱い |
サイズ | ショート、レギュラー、ロング |
収納サイズ | φ21×41cm |
総重量 | 1,400g |
価格 | ¥69,300 ※ロングサイズは羽毛20gアップで1,500円(税別)アップ |
他メーカーのスリーピングバッグとも特徴を比較してみよう!
同等程度のスペックの他メーカーギアとの違いも比べてみました。
比較してみると収納サイズは3アイテムで最も小さく、防水加工がされているのはオーロラライトだけという特徴がありました。永久保証も付いているので長期間使い込めそうな安心感がありますね。
個人的には、カラーが豊富で他のギアと合わせやすいのも魅力的なポイントです!
NANGA オーロラライト450DXでテント泊にチャレンジしよう!
「オーロラライト450DX」は初めて購入するスリーピングバッグとしてバランス良い機能性で使いやすく、永久保証もついていて長く使える点も非常におすすめ。
防水透湿素材AURORALIGHTの生地はツヤ感があってカラーリングも超かっこいいので、使っていて気分が上がります!
自分にぴったりのスリーピングバッグを見つけて安全快適にテント泊にチャレンジしてみましょう!