レジャーの登山だけではない、日本人と山のかかわり
日本では古代から、山やそこにある岩や木には神が宿ると考えられ、信仰の対象とされてきました。現在はレジャーとして楽しまれることの多い登山ですが、信仰登山に訪れる人も多かったのです。
山の神に参拝するという視点で歩く道はまた違った魅力にあふれています。
この企画では、毎回さまざまなゲストとおすすめの山を一緒に歩きながら+αの楽しみ方を教えてもらっています。提供はスイスの復活ブランド「ROGER EGGER」。今回、山の愉しみを紹介してくれるのは……。
歩くのは、登山ガイド&山伏の田村さん
山伏・登山ガイド 田村茂樹さん
東京都出身。会社員を経て、登山ガイドに。生き方に悩んでいた自分を救ってくれた山に恩返しをしたいと活動する。大学で地学の研究をしていたため、地質や地形の解説も得意。公益社団法人日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージIII/スキーガイドステージI。狩猟免許。羽黒山伏(山伏名:嚴道・げんどう)。
今回のゲストは、登山ガイドであり、山伏でもある田村茂樹さん。
現代の大衆登山の祖とも言える伊藤正一さんが独力で切り拓いた、北アルプス奥地の湯俣から三俣へ続く古道「伊藤新道」の最下部を、案内してもらいます。
田村さんは、現在バリエーションルートとなっている伊藤新道を登山ガイドとして案内するとともに、伊藤新道の整備にも関わっています。