【3】テント場で意識すべき要素は「ドライ+保温」
最後にテント場でのレイヤリングの基本は2つ。ドライと保温です。


なるべく締め付けがあるウェアは全て脱いで、体を解放させて、精神的なストレスを取り除くのが大事。
特に標高が高い場所だと全身にむくみが出てくるので、メッシュアンダーや靴下も抜いで解放させます。

<ポールワーズのウェアでテント場でのレイヤリング>
八ヶ岳くらいの標高帯(2000〜2500m)であれば、
グラフィックTシャツ+薄手のジップフーディフリース(テックフェイスストレッチフーディ)
の組み合わせがあれば、昼間は十分。
テックフェイスストレッチフーディー:ストレッチ性、透湿性に優れたフリースジャケット。保温性だけでなく、通気性も兼ね添えています。(9月発売予定)
登山に慣れていない人は、フリースといえば厚みのあるものをイメージしてしまいがち。
しかし、フリースやダウンには厚手、薄手、中厚手など厚さの段階があります。

ちなみに、保温性を重視するならば、防寒着はフードがあるタイプがおすすめ。
頭のてっぺんからの放熱が大きいので、体温を逃さず効率的に保温できます。

夜になると冷え込む山(富士山や3000m台の山)では、夏場でも中綿系のウェアを1枚持っていきます。

夜中に星空鑑賞を楽しんだり、ご来光を求めて暗いうちに出発するのであれば、真夏の山小屋泊でもグラフェンサーモフーディのような保温着はマスト。
ただ、フリースなどを持って行かずダウン1枚で全て済まそうとすると、必要ないシーンではオーバースペックになってしまうので、ここでも重ね着することを意識して選びましょう。
ポールワーズのウェアはどこで手に入る?
シーン別に紹介してもらった3パターンのレイヤリングは、オンラインからも購入可能ですが、ぜひ店頭で袖を通して、フィット感や肌触りを確かめてみてください。
ヴィクトリア、エルブレスやスーパースポーツゼビオなど、全国に185店舗で手にとることができます。
ウェアの組み合わせの妙を考えるレイヤリングは登山の面白いところ
いくら1点ごとの性能が高いウェアを揃えても、組み合わせの相性が良くなければ機能しないところが、登山ウェアの難しいところであり、面白いところでもあります。
快適さの感じ方は人それぞれなので、誰にでも当てはまる正解はありません。
「ウェアごとの役割」を意識して、自分なりのレイヤリングを作り上げ、快適な山登りを楽しんでください。
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