無口になる人がいたら、要注意。仲間の変化に気づこう
山行中に体調の悪くなった人がいたら、どうすればいいのでしょうか?

まずは本人と話をして体調を把握するとともに、近くの山小屋やエスケープルートの有無など今いる場所を確認。状況をみんなでシェアして話し合い、最後はリーダーが総合的に判断します。とはいえ、リーダーが一人で背負い込む必要はなく、登山経験値がある人がいればフォローしてもらいましょう!
また、ペースが遅れる、大量に汗をかいているなど、明らかに体調が悪そうであればわかりやすいですが、体調不良の前兆に気づくにはどんなところを見ればいいのでしょうか?

全員が地図をコンパスを持ち、役割をもつことで「任せきり」を防止
途中で天気が悪くなってしまうのも、よくあるトラブルの一つ。この場合も、今の状況をみんなでシェアして話し合い、リーダーが総合的に判断するのが基本です。
トラブルを未然に防ぐためには、全員がリーダー任せにならず、自己責任の気持ちを持つこと。特に登山経験値の少ない人は、グループ登山だと「連れて行ってもらっている」感覚になりがちなので、経験値のある人が声かけをするようにしましょう。


リーダー役は、経験値が一番高い人でなくてもいい
登山経験が一番豊富な人がリーダーになれば判断は早いですが、他の人たちがリーダーに頼りきりになってしまいがち。グループで経験値が2〜3番目くらいの人がリーダーになることで、他の人たちのフォロワーシップが発揮されて、グループとしてうまくいく場合もあります。
また、グループ登山での他のメンバーの山の見方や考え方は、ソロ登山にも生かせるはず!
判断の練習ができるリーダー役。仲間に説明することで、知識がより明確に
登山は多くの情報を総合して判断する機会が多く、リーダーの役割を担うことで、その「判断の練習」ができます。さらに、「なぜ、そういう判断をしたか」を言語化してメンバーに説明することで、今まで曖昧だった知識や情報がクリアになります。
プレッシャーもあるけれど、登山のスキルアップにつながるのがリーダー役。グループ登山の機会があれば、ぜひリーダーにチャレンジしてみましょう!


いよいよ、グループ登山で飯豊山へ!力合わせて行ってきます!
計画と準備の打ち合わせはバッチリ! 細かい疑問点などはメッセージアプリのグループ機能を使って詰めることに。
次回はいざ、飯豊山へ!「実践編」として、実際に2泊3日テント泊縦走をする中で学んだグループ登山のポイントを、山行レポートとしてお届けします。
実際に山へ登った実践編はこちら!
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