ベジタブルスティック

これ”1本”でサラダ1皿分相当の栄養を摂取!歩きながら食べられる「ベジタブルスティック」

不足しがちな野菜を気軽に補給できる食品を発見!その名も「ベジタブルスティック」。これ1本でなんとサラダ1皿分相当の栄養を摂取できるとの事。歩きながら食べられる形状も登山者には嬉しいですよね。今回はこのベジタブルスティックを紹介します。

目次

CAMPFIREロゴ

この記事ではクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」のプロジェクトから、アウトドアシーンにぴったりな注目のプロダクトを編集部が厳選してお届けしています。

今回ご紹介するのは、 『ベジタブルスティック」』です。

※クラウドファンディングとは……自分が考えたアイデアをWeb上でプレゼンすることで、資金を集める仕組み。プロジェクトが成功したら支援者にはお礼(リターン)としてサービスを先行体験したり、商品を受け取ることができます。

<以下、起案者 グリーンエースが展開する、「ベジタブルスティック」のプロジェクト内容>

不足しがちな野菜を山でも摂取できるスティック

みなさん、はじめまして!野菜を粉にしている グリーンエースです。
私たちの製品である “Vegemin Stick” について、そして野菜の廃棄について、より多くの皆様に知って頂きたいと考え今回のプロジェクトに挑戦しました。

改めまして、株式会社グリーンエースの石川慎之祐です。
山形県酒田市で生まれ育ち、大学と大学院では農学を学んできました。もともとは植物の種が芽を出す仕組みの研究に取り組んでいましたが、大学院の時に参加したビジネスコンテストで「農産物の廃棄」の問題とその解決策になり得る「粉砕技術」に出会いました。

実際の農家の方々の話を伺い、廃棄の現場を目の当たりにして、私自身が「農産物廃棄」の問題を解決しなければならないと強く感じています。ちょうどこの頃、私の母校の閉校式も行われており、地方の主産業である農業の課題は、私の中でとても大きな問題になっていました。

粉砕技術をつかって、今まで売れなかった農産物が売れるようになれば、農業はもっと豊かになるのではないだろうか。地方の農業、ひいては地方をもっと盛り上げたいという思いから、私は2018年にグリーンエースを立ち上げました。そして、私が博士号を取得した2020年から本格的に事業に取り組んでいます。
このクラウドファンディングを通して、私たちの思いと製品をみなさんにお届けしたいと思います。

最高の野菜粉末を作るための研究

野菜の90%は水分なので、すぐにダメになってしまったり、加工しにくいという課題が。そこで、私たちは保存しやすく加工に使いやすい「粉末」に着目し、研究を開始しました。

2015年の11月、粉砕装置を導入して開始したプロジェクトは想像以上に大変なものでした。まず、野菜を粉にすることができなかったんです。。。さまざまな種類の野菜を順番に粉にしながら、少しずつ粉末化について理解をし始めました。試した種類は、なんと70品目以上。約2年ほどで、あらゆる野菜を粉末化できるようになりました。

そこからは栄養を残したまま粉末化する挑戦でした。少しでも鮮やかで栄養豊富な粉末をつくるために、試行錯誤を繰り返してきました。なるべく野菜に熱をかけず、栄養成分を酸化させないように粉末化の工程を改善することで、鮮やかで栄養豊富な野菜粉末をつくることに成功しています。

もちろん、より高品質な野菜粉末を生産するために、現在も研究開発を進めております。
野菜にはあらゆるビタミン、ミネラル、ファイトケミカルが含まれていますが、野菜の約 90%は水分。これを粉末化することによって水分を飛ばし、野菜の栄養をぎゅっと濃縮したのが、私たちのつくる野菜粉末です。

粉末にすることで、100g の野菜はわずか 10g に濃縮。もちろん、もともとの野菜のような味や香りを残しています。
実際に、研究の結果として、粉末のほとんどの栄養成分(タンパク質、ビタミン、ミネラル)は、生野菜の 70% 程度保持されていることが明らかになっています。

私たちの野菜粉末と従来技術でつくられた野菜粉末と比べると、数倍から数100倍の栄養を残すことに成功しています!!
この技術があるからこそ、私たちの粉末は 野菜をぎゅっと”濃縮” したものになるのです。

どれくらいの濃縮なのかというと、小さじ1杯の粉末でサラダ1皿分相当の野菜の栄養が摂れるくらい。
この粉末を使えば、野菜をもっと手軽に摂ることができます。

みなさんは、どれくらいの野菜が捨てられているのかご存じでしょうか ?

農林水産省のデータによると、日本の野菜収穫量は毎年1,300万トン程度ですが、出荷量は 1,100万トン程度になっています。この差の200万トンは収穫されたのに、出荷されていない野菜の量になります(※1)。
農家の自家消費を考慮しても、相当な量が規格外や価格の調整のために廃棄されてしまっています。

規格外の野菜や価格調整は、私たち生活者から見えにくいところでの廃棄なので、わかりにくいこともあるかもしれません。

例えば、ホウレンソウは、山形県では「20 ㎝ 以上、30 ㎝ 未満で、損傷及び病害虫葉のないもの」が出荷基準となっています。生産者は肥料や農薬そして日々の手入れによって、この規格を目指して生産していますが、すべての野菜でこれを達成できるわけではありません。

加えて、出荷価格の調整のために廃棄される野菜も存在しています。その象徴になるのが「豊作貧乏」という言葉です。

農家の所得は、野菜の価格と生産量の掛け算です。野菜の生産量が多くなればなるほど、野菜の価格は下がってしまいます。もし、生産量が多すぎると野菜が値崩れを起こして、収穫すればするほど所得が下がってしまう、豊作貧乏になってしまうのです。

このような野菜は収穫されることなく、畑で潰されてしまいます。この光景を見て、心が痛まない人はいないでしょう。未収穫の野菜廃棄を加えると、年間の野菜廃棄量は400万から500万トンにものぼると言われています。
もしこれらの野菜を捨てずに有効活用できれば、農家の所得は増え、私たち生活者はもっと健康になれるのではないでしょうか。

Vegemin Stick を少しでもヘルシーなものにするために、とくにこだわったのはレシピ・原材料。
シンプルなビスケットバーは比較的簡単に作ることができましたが、せっかく野菜が入った健康的なビスケットバーならば原材料にもこだわりたいと思い、様々な工夫に取り組んできました。

小麦粉 → 大豆粉

大豆粉の糖質量は小麦粉に比べて約1/4。しかも食物繊維は約10倍も含まれています。また、良質なタンパク質も多く含まれているので、少量で腹持ちが良いのも特徴です。

マーガリン・ショートニング → オリーブオイル

一般的なビスケットバーはマーガリンやショートニングといった植物性油脂を使っていることがほとんどでした。少しでも皆様に安心して召し上がっていただくために、オリーブオイルを使用しています。オリブオイルやアーモンドに含まれる オレイン酸は、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす効果があるといわれています。

砂糖 → メープルシロップ

上白糖ではなく、ヘルシーな糖にするために何種類も試してきました。てんさい糖や還元水飴も健康的なイメージでしたが、バーにした時の甘さがしっくり来ず、辿り着いたのがメープルシロップ。
カルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富なメープルシロップは、Vegemin Stickに最適です。

これらの原材料の選択にも時間がかかりましたが、一番大変だったのはビスケットバーの硬さでした。小麦粉を大豆粉に、マーガリンをオリーブオイルに、そして卵を使わないビスケットバーは、全く固まらなかったのです。袋に入れて持ち運んでみると、粉々になってしまうこともしばしばありました。原材料を選ぶだけでなく、最適な分量を見極めるために何度も試作を繰り返し、さらに、野菜粉末の中でも特に栄養豊富なホウレンソウをベースに配合量やブレンドにもこだわって、ようやくVegemin Stickをつくることができました。

これを引き出しやカバンに入れておけば、いつでも罪悪感なくおやつを食べることができます。

プロジェクトのきっかけ

Vegemin Stick を開発していた1月19日に、1本の電話が入ってきました。携帯を見てみると、そこには農園貞太郎の遠藤社長の名前が。

「雪の影響で規格外の大根がたくさんあるんです。なんとかなりませんかね。」

聞けば、雪で傷んでしまったもの、まだ畑の中にもあるものも含めると、だいたい200トンの大根があるという。この農園貞太郎様は、安心、安全で高品質な農作物の生産し広く消費者の食に貢献することに取り組む農業法人です。トレーサビリティやポジティブリストをはじめ、土壌分析や食味測定など、求められる様々な条件や制度も積極的に取り入れ、高いレベルをクリアできいるよう取り組んでいるのが特徴です。また、農薬を削減しながら害虫の影響を抑え、生産量と味を質を高める効果がある緑肥農法を採用したり、天然由来の酵素を利用して作物の活力を最大限に引き出すミネラル補給農法を導入するなど、生産性の向上にも取り組んでいます。
そんな農園貞太郎様から SOSを受け、

通常のルートでは販売することができない、これらの大根をなんとか有効活用したい。
そんな思いから、開発していた Vegemin Stick に大根の粉末を用いることを決めました。
大根にはビタミンCやカリウム、葉酸やイソチアネートといった栄養成分が豊富に含まれています。これを食べやすいビスケットバー状に加工することで、普段あまり野菜を食べられていない人にも、野菜を手軽にとっていただけるように、レシピを開発しました。

農園貞太郎様の大根を粉末化し、カボチャ粉末とブレンドしてつくったのがVegemin Stick Pumpkin 。
今回のクラウドファンディング限定でVegemin Stick Pumpkin & Radish をお届けします。

野菜もとれるヘルシーおやつ Vegemin Stick

1) 植物性の原材料
大豆粉をベースにオリーブオイル、ピーナッツバター、メープルシロップ、アーモンド、難消化性デキストリン、野菜粉末(ホウレンソウ、カボチャ、ニンジン)、増粘剤、塩を混ぜて作る Vegemin Stick はメープルシロップの控えめな甘さとホウレンソウの風味、そしてナッツの食感を楽しむことができます。
2) 豊富な野菜の栄養
Vegemin Stickの特徴は、栄養豊富な野菜をいったん粉末状に “濃縮” してから使用しているところです。これによって、少量の野菜粉末をバーに入れるだけでたくさんの野菜の栄養を摂ることができます。
実際に、Vegemin Stick 1本でドーナツ+サラダの 1.7倍のビタミンAや 2.8倍の食物繊維 を摂ることができます。
3) 低カロリーで健康的
少しでも健康的なおやつをつくるために、私たちはとことん原材料にこだわりました。人工甘味料や着色料、保存料は一切使用しておりません。しかも、トランス脂肪酸を避けるためにマーガリンやショートニングを使用せずに、オリーブオイルを使っています。

リターンのご紹介

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【Vegemin Stick 6本セット】

1)Vegemin Stick – Spinach 3本
2)Vegemin Stick – Pumpkin 3本
このリターンを選択する

【Vegemin Stick 12本セット】

1)Vegemin Stick – Spinach 6本
2)Vegemin Stick – Pumpkin 6本
このリターンを選択する

【Vegemin Stick 48本セット】

1)Vegemin Stick – Spinach 24本
2)Vegemin Stick – Pumpkin 24本
このリターンを選択する

規格外のダイコンを粉末にしたVegemin – Radish

3)Vegemin Radish 50g
このリターンを選択する

【Vegemin Stick + Vegeminセット】

1)Vegemin Stick – Spinach 6本
2)Vegemin Stick – Pumpkin 6本
3)Vegemin Radish 50g
このリターンを選択する

応援メッセージ

最後に

私たちグリーンエースは「Green Power for Better Life ~ 農産物の力で生活をもっと豊かに ~」というビジョンのもと、手軽に野菜を摂れる新しい製品の開発に取り組んでいます。野菜を粉末化してしまえば、元の形も関係ありません。

また、粉末を使えば日常のあらゆる食品を通して野菜を手軽に摂ることができるでしょう。野菜の廃棄を減らすことで農家の方々を応援するとともに、皆さんの豊かな食生活を後押ししていきます。

私たちはまだ、規格外野菜や価格調整のために廃棄される野菜を十分に利用することはできていません。今よりも、もっと皆様に私たちの活動を知っていただき、安定して野菜を加工することで、廃棄される野菜を有効活用できるようになることを目指しています。その先に「農産物の力で生活をもっと豊かに」することができると、私たちグリーンエースは信じています。この度のクラウドファンディングを通して、その第一歩を踏み出したいと思います。

皆様、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
私たちも精一杯頑張りますので、これからグリーンエースの活動の応援をよろしくお願いいたします。

資金の使い方・スケジュール

いただいたご支援は
・商品原材料費
規格外の大根は農園貞太郎様からしっかりとお金を払って購入します
・Vegemin Stickの開発費
量産体制を整えるべく、さらにレシピの改良等を行います
・新商品開発費
Vegemin Stick以外にもさまざまな商品を開発する予定です
・CAMPFIRE の手数料
などに使用する予定です。

これまでの実績

2018年10月→「KEIO KITCHEN」グランプリ
2018年12月→「博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2018」最優秀賞
2020年 5月→「JAアクセラレーター第2期」優秀賞
2021年 8月→「旭化成アクセラレータプログラム」優秀賞
2021年12月→「K,D,C,,, Food Challenge」グランプリ
2021年12月→「Keidanren Innovation Crossing」登壇
2022年  2月→「日経クロストレンド」未来の市場をつくる100社 選出

募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※ 野菜の収穫は天候により影響を受けることがあります。万一、野菜が不足するような場合はお届けに遅延が生じる可能性がございます。予めご了承ください。
※ 開発を継続して行なっているため、レシピが変わる可能性がございます。
※ 製造場所の兼ね合いにより、発送順にずれが生じる場合がございます。
※ パッケージやデザインが予告なく変更になる場合がございます。
※ 本プロジェクトを通して想定を上回る皆様からご支援を頂き、量産体制を整えることができた場合、販売価格が予定価格より下がる可能性もございます。

FAQ

Q. 使用している野菜は国産でしょうか?
A. 全て国産です。

Q. 消費期限はどれくらいですか?
A. 1ヶ月です。

Q. 常温保存可能ですか?
A. 常温で保存いただけます。