秋山で注意その②天候の急変
9月になると夏に張り出していた太平洋高気圧は、次第に南下し、北にある高気圧が強くなっていきます。そうすると秋雨前線が発生し、雨が多くなります。台風の発生も多く、秋の好天が長続きしないと言われています。
標高2,000m以上の山では、天候が崩れると9月下旬から10月初旬でも降雪となることがあり、一気に「冬山」となる場合もあります。しかし、晴れると夏のように暑いこともあり、晴天と悪天の差が大きいのも秋山の特徴です。
人気山岳エリアの例年の初雪(※山頂に雪が積もる初冠雪ではありません)の目安をご紹介します。秋山の参考にしてみてください。
【北海道・大雪山系】9月中旬頃
【東北の山々】9月下旬頃
【八ヶ岳】10月中旬頃
【北アルプス】9月下旬頃
【南アルプス】10月初旬
【尾瀬】10月下旬頃
【奥多摩】12月中旬頃
【丹沢】12月中旬頃
秋は特に天候をチェックして入山したいもの。ヤマテンは、山岳気象予報の専門サイトで、月額¥324で全国18山域の山頂天気予報を毎日配信しているので、そちらで事前にチェックするのもおすすめです。
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