夏山と違う秋山
9月下旬ごろから長袖が必要な涼しい日が増えてきますが、山では一気に秋、そして冬へと突入していきます。
標高の高い山は、早くも紅葉が始まり、山が燃えるように美しくなる季節です。紅葉を見に山にでかける人も多いですが、秋山では注意すべきことがあります。
今回は、秋山での注意点をご説明します。
秋山で注意その①日の短さ
秋から冬に移行していくにつれ、次第に日照時間が短くなっていきます。夏山だと、日の出も早く、日の入りも遅いので、長く行動できますが、秋はそうはいきません。日の出は遅くなり、日の入りは早くなり日照時間は短くなります。
特に、山では、太陽の光が木々や稜線に隠れてしまったりするので、さらに暗くなるのが早いです。谷筋に入ってしまうと特に暗く感じます。という訳で、普段の登山以上にヘッドランプも大切になってきます。
「秋の陽はつるべ落とし」といわれるほど、9月から12月にかけて日の入りの時刻は急速に早くなっていきます。日中の行動できる時間もだんだん短くなってしまうので、夏山と同じような行程ではなく、日照時間の短さを考慮した登山計画を立てることが大切です。
参考:国立天文台