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サーモボトル界のニューカマー!話題の3モデルは「山でどれだけ使えるのか?」レビュー(2ページ目)

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本体の構造+口の大きさ、栓の構造が保温力の違い

各サーモボトルの口径

撮影:ポンチョ

さて、保温性能の検証結果は、①ニトリ、②サーモス、③タイガーとなりましたが、サーモスとタイガーはカタログ値が同じなので、誤差の範囲と思われます。

保温力の違いを考察すると、

ニトリ:ステンレス製5層構造
サーモス:チタン製真空2重構造
タイガー:ステンレス製真空2重構造

ニトリのみ、構造が大きく異なるように思えますが、いずれも真空層を装備した真空2重構造なのは共通です。

ですが、ニトリは内びんに銅メッキと銅ホイルの層をつくり、より高い断熱効果を得られる5層構造になっています。

また、熱が逃げやすい口部分の径を測ると、サーモスとタイガーはほぼ同じですが、ニトリのみ細く、約40mmでした。これも細い方が、保温性は高くなります。

各サーモボトルの栓

撮影:ポンチョ

さらに栓の部分も、

ニトリ:断熱材入りダブルスクリュー栓
サーモス:スクリュー栓
タイガー:ワンプッシュ栓

の順に、保温力が高いもの。

特に、ニトリの断熱材入りダブルスクリュー栓は、サーモスの山専用ボトルと同様の仕様。

ニトリの保温力の高さは、構造と口の細さも効果を発揮していると思いますが、一番の理由は、この断熱材入りダブルスクリュー栓の採用に思えます。

注いだ湯も確認しました!

チョロチョロとしか出ないとイライラするし、ドバっと出てくるのも困りもの。注ぐ湯は、どんな感じでで出てくるのかも確認しました。

 

サーモス/真空断熱チタンボトル(FJN-500T)

サーモス/真空断熱チタンボトルの細口

撮影:ポンチョ

中栓の注ぎ口は、細口と広口の2種類を選べ、上の写真は細口。さらに細くもできて、コーヒードリップの際に役立ちそうです。

サーモス/真空断熱チタンボトル広口

撮影:ポンチョ
こちらは広口。カップ麵等にお湯を注ぐのに便利な太さ、湯量で注げます。
この2種類の注ぎ口は、実際の使い勝手をよくわかっているなぁと、感心します。

 

タイガー/カスタムボトル

タイガー/カスタムボトルの湯

撮影:ポンチョ
一気に湯が出てこないように、細めの穴が開けられ、しかも口が付いているので、細さ、太さは自在に操れます。直接飲んでも、あふれるようなことはありません!

 

ちなみに、開けたフタ部分は、深く折り返すことができる仕様なので、直接飲んだ際に、鼻に当たるようなことがありません。うん、よく考えられています!!

 

ニトリ/真空断熱 超保温保冷ボトル

ニトリ/真空断熱 超保温保冷ボトルの湯

撮影:ポンチョ

中栓は2つの注ぎ口が備わっていますが、サーモス/真空断熱チタンボトルのように細口と広口の2種類の注ぎ口にはなっていません。

でも、中栓の開け加減で湯量は調整可能です。上の写真は、細めに湯を出した際のもの。スクリュー栓タイプの、当たり前の仕様です。

バックパックのサイドポケットに収納してみると

各サーモボトルをサイドポケットに収納

撮影:ポンチョ

サーモスとタイガーは、スリム形状で高さも同等なので、落下の心配もありません。

ニトリも大きくはみ出ることはありませんが、ボトルがやや太く高さもあるので、サイドポケットが浅いと、収まりが悪いかも。またボトムのシリコンカバーが出し入れの際に摩擦を生み、スムーズさに欠けますが、ストッパーにはなってくれそうです。

実際に使ってみて、感じたこと

サーモス/真空断熱チタンボトル(FJN-500T)

サーモス/真空断熱チタンボトルのカップ

撮影:ポンチョ
サーモスは、スクリュー栓仕様なので、直接飲むことはできません。お湯や、中にコーヒー等の飲み物を入れた際には、フタを兼ねるカップに注いで飲むことになりますが、このカップがやや小さめ。

 

しかし山では貴重な水分なので、少しずつ、残量を確かめながら飲むことに役立ちそうです。

 

タイガー/カスタムボトル

タイガー/カスタムボトルは色が豊富

撮影:ポンチョ
全11色のボトルカラー、栓は2色から選べ、商品名通りに自分の好みにカスタムできるため、他のハイカーとカブる可能性が少ないのが、なによりよい点です。ステッカーチューンを施して、取り間違いを防ぐ必要もありません。

 

また、直接口をつけて飲めるのも利点。普段使いにもよいでしょう。本体の塗装には滑り止め効果もあり、誤って落下の心配もなさそうです。

 

ニトリ/真空断熱 超保温保冷ボトル

ニトリ/真空断熱 超保温保冷ボトルのカップ

撮影:ポンチョ

スクリュー栓仕様なので、カップに注いで湯を飲むことになりますが、フタ代わりの樹脂製カップの内側に真空断熱カップも装備。容量も違うので、飲みたい量や気温に対応できますし、二人で湯をシェアする際に、別途カップを用意する必要がありません。

軽さで選ぶか、保温・保冷力で選ぶか

サーモボトル

撮影:ポンチョ
さて、使って感じたポイントまとめると……

 

■チタン好き、魔法びんのパイオニアとしての安心感を求めるならサーモス

 

■超軽量、自分好みのカラー、直接ボトルから飲めるボトルが欲しいならタイガー

 

■驚きのコスパと保温力重視ならニトリ

 

いずれも横倒ししても水漏れはなく、山で使っても不満のない機能を装備していました!

 

それでは皆さん、よい山旅を~~~!

 

スペック一覧

サーモスタイガーニトリ
サーモス/真空断熱チタンボトルタイガー/カスタムボトルースタンダードモデルー ベンダルタイガー ワンプッシュ栓ニトリ/真空断熱 超保温・保冷ボトル(N-HEATEX 500ml)
品名真空断熱チタンボトルカスタムボトル(スタンダードモデル)真空断熱 超保温・保冷ボトル
品番FJN-500TMXV-E060(ボトル)

MXP-E001(栓)

N-HEATEX 500mL
容量500ml600ml500ml
大きさΦ6.5×23.5cmΦ6.9×24.6cmΦ7.8×24.5cm
重量約210g約230g約380g
定価14,300円4,730円2,990円
本体チタン製真空2重ステンレス製真空2重ステンレス製5層
スクリュー栓ワンプッシュ栓断熱材入りダブルスクリュー栓
保温効力
  • 69度以上
  • (6時間)
  • 72度以上
  • (6時間)
  • 85度以上
  • (6時間)
保冷効力
  • 10度以下
  • (6時間)
  • 8度以下
  • (6時間)
  • 6度以下
  • (6時間)
特長
  • ・スリムで超軽量
  • ・細口と広口の2つの注ぎ口
  • ・チタンならではの美しさ
  • ・ステンレス製ながら軽量
  • ・栓とカラーのカスタム可能
  • ・本体は滑りにくい塗装
    • ・高い保温保冷性能と耐衝撃性
    • ・真空断熱コップ付き
    • ・手頃な価格
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