山の日は「山」に関する世界初の国民の祝日!
2016年8月11日、16番目の国民の祝日として「山の日」が誕生します。実は山に関連する国民の祝日は、意外にも世界ではじめて。国内外から大きな注目を集める今年の8月11日には、神の降り立つ地とも称される長野県松本市の「上高地」にて、第一回山の日記念全国大会が開催されます。
山の日3つの疑問
①そもそも山の日は、一体何のため?
日本は国土の約7割が山。山の日を制定することで、改めて「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」という想いが込められ誕生しました。これを機に各地で山に親しむツアーやイベント、フェスが計画されています。
②誰が山の日を考えたの?
具体的に動き出したのは2010年ですが、さかのぼること1958年。富山県立山の登山集会で「山の日を作ろう」宣言があった記録や、10月3日を「登山の日」にしたらどうかという動きがありました。2010年日本山岳会を中心に、山岳関係の団体と共に「山の日」制定協議会を結成し、2016年の施行につながったのです。
③なぜ8月11日が山の日なの?
実はいくつか山の日の候補日がありました。その一つが全国の山開きである6月第一日曜日。しかし「祝日なのに日曜日ってどうなの?」という反対の声も多く白紙に。そしてもう一つの候補が8月12日。お盆の時期であれば社会的影響は少なく登山シーズンにもピッタリだと候補に挙がりましたが、12日は昭和60年に日本航空123便墜落事故が起きた日です。そのため、前日の8月11日に決定しました。
次ページ→映画祭などイベント目白押し!山の日記念全国大会って?!