知る人ぞ知るアウトドアブランド、見つけました。 独自の国産素材が光るレインウエアの実力とは?

これからの季節の必需品「レインウエア」は、なにを基準に選んでいますか?
機能性やデザインを比較するのも1つの手ですが、使われている生地の特徴にも着目してみましょう。使用シーンに合った生地のレインウエアを選ぶと、山での快適性はぐーんと高まります。

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YAMAHACK 編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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日本の山は雨が多く、湿度が高い

出典:PIXTA
登山のメインシーズンとなる春から秋の気候を欧米と比較すると、日本の山岳は降雨量が多く、湿度が高いことが大きな特徴です。ウエアやギアを選ぶ際は、この独特な気候にいかに対応する素材や構造のものを選ぶかが、登山の快適性を左右するカギとなります。

しかし、あなたのお手元のウエアやギアを広げてみてください。欧米で企画・開発された製品が、大半を占めていませんか?
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もちろん、優れた道具は幅広いフィールドやシーンに対応してくれるでしょう。しかし、欧米生まれのギアよりも、日本の登山環境をテストフィールドに生まれた道具を使った方が、日本の山ではもっと快適に過ごせるのではないでしょうか。

そんな視点でウエアを探してみると、日本の気候に合わせて素材から企画・開発を手掛けるブランドがいくつか見つかるはずです。そうした日本向けに国内で企画・開発されたウエアは、雨や湿度の多い春先から夏にかけての山でこそ、大活躍してくれるはずなのです。

日本生まれの「ポールワーズ」。知る人ぞ知る国産素材の安心感


日本生まれの素材をウエアに採用するブランドの中でも、とりわけ日本の山岳史と深い関わりを持つ「ポールワーズ」をご存知ですか?

ブランドの歴史は古く、その誕生は1951年にまで遡ります。元々は羽毛布団の製造会社が母体となり、「ザンター」というブランド名で、日本で初めてシュラフやダウンウエアを手掛けました。

1956年にマナスル初登頂を成し遂げた登山隊や第一次南極観測隊に装備を提供するなど、世界最先端のエクスペディションに挑む日本人冒険家たちに選ばれてきた実績をもちます。


1981年になると、株式会社ザンタ-から「ポールワーズ」が誕生。ポ-ルワ-ズヘリテ-ジラインとしてアウトドアウェア、ダウンジャケットを中心に展開。

2013年、ポ-ルワ-ズアルパインラインが登場。日本人の冒険家や登山家の挑戦を支えるブランドとして、再び主戦場を登山に移します。

彼らの体験やスピリッツを製品として具現化して、ユーザーに共有してもらうことをコンセプトに据えたブランドに生まれ変わったのです。


使用シーンごとに適した素材が揃う「デュアルフォース」


冒険家や登山家から寄せられたフィードバックの中でも、ポールワーズが製品開発時に重視したのは「厳しいコンディションの中でもストレスを抱えずに作業ができること」でした。同じ発想を日本の登山用ウエア開発に当てはめたときに、必要となったのがオリジナルの素材です。

ポールワーズのシェルウエアには日本の山岳環境に合わせて、透湿性をより強化させた超透湿・防水素材「デュアルフォース」シリーズが使われています。

これは独自開発したオリジナルの素材。現在、季節や使用シーンに応じて選べる4種類がラインナップしています。それぞれの生地の機能的特徴を見ていきましょう。
「デュアルフォース」シリーズ4つの素材
①伸縮性に優れる「ストレッチ
②耐久性を重視した「アドバンス
③軽量性に優れる「キネティック
④着用環境で透湿性が変化する「インテリジェント

①伸縮性に優れる「ストレッチ



まず1つ目は、「デュアルフォース ストレッチ」の機能を紹介します。この生地は優れた防水透湿性能に加え、行動時もストレスを感じさせない究極のストレッチ性を備えていることが特徴です。

代表的な使用モデル「デュアルフォース ストレッチ レインジャケット」については、のちほど詳しく説明します。

②耐久性を重視した「アドバンス



続いて2つめは、透湿性、耐久性、防水性の3つの要素を高次元で共存させた最高峰のマテリアルが「デュアルフォースアドバンス」です。

安心感のあるレインウエアが求められる夏の高所登山や、残雪期の登山にまで幅広く対応するハイエンドモデル『デュアルフォース エイペックス ジャケット』などに使われています。

③軽量性に優れる「キネティック


3つめは、軽さと高水準の透湿性を重視した素材「デュアルフォースキネティック」。運動量と発汗量の多いアクティビティ向けに開発されたモデルですが、日帰り登山の万が一の備えや、ミニマムで軽量な装備でまとめたい時の選択肢にもなります。

トレランやファストハイキング仕様に開発された「アルパイン エクストラ ライト DF キネティックジャケット」などが代表的な使用モデルです。

④着用環境で透湿性が変化する「インテリジェント


最後に4つめの「デュアルフォースインテリジェント」は、外気温によってメンブレンの分子間の隙間が変化する特殊な形状記憶機能を持つ特殊な素材です。

周囲の環境の変化に応じて透湿量が変化し、高温化ではウエア内の湿度を逃し、低温化では温めた空気を逃さずに閉じ込めてくれます。常に快適な衣服内環境をキープしてくれる、その名の通り「賢い」素材なのです。

現在、使われているアイテムはありませんが、今後どんなウエアに採用されるのか期待される素材ですね。

デュアルフォースのテクノロジーを詳しく見る

「動きがラク」というレインジャケットの選択肢

4つの中でも、梅雨時は「ストレッチ」が、もっとも活躍してくれそう。この生地を採用した代表モデル「デュアルフォース ストレッチ レインジャケット」を例に、その特徴をもう少し詳しく紹介しましょう。

レインウエア選びは、つい防水性能の数値の高さを重視してしまいがちです。しかし、その性能がフルに必要な過酷な使用環境は、一般登山者ならほとんどありません。十分な防水性があれば、「着心地」や「動きやすさ」のプライオリティを優先させてレインウエアを選ぶのもありではないでしょうか。


動けば違いのわかるストレッチ性

「ストレッチ」は十二分な防水透湿性に加え、高い伸縮性を兼ね備えた素材です。つまり、ゴワつき感のない、柔らかくて動きやすいレインウエアに仕上げることができるのです。

しなやかな生地なうえに、シルエットは少しゆったりめに作られており、動きやすさを重視したデザインが採用されています。例えば、脇下は五角形をベースとしたガゼット(補強布)で構成されており、岩場などでの大きな動きをするときも肩、肘、膝などにツッパリを感じません。

日本仕様に作られているから、とにかく「高温多湿」に強い


4つのデュアルフォースに共通する特徴ですが、多雨多湿な日本の山岳環境に合わせて、とにかく蒸れに強いことが最大の特徴です。


蒸れに対する強さを確認するには、透湿性だけでなく、蒸れを逃すためのディテールをチェックすることも大切です。その点、このレインウエアはダブルジップのフロントが下からも大きく開閉して、換気を効率的に促すことができます。

また、肌触りの良いニット状の裏地を採用。内部でかいた汗を素早く吸い上げ、外部へと排出します。汗ばんだ肌が直接触れてもベタつきづらく、優れた透湿性を最大限に生かす構造です。

雨をしっかり遮る独自のフード形状


効率的に雨を受け流すフード形状も見逃せないポイントです。適度な硬さがある長めのツバが付いたフードは、キャップの上から被っても形を出しやすいデザイン。

フロントのドローコードを引くと、フード全体ではなく、顔に沿った部分だけが絞られるので、フードの形を保ったまま両サイドの視界をクリアに確保できます。
ヘルメットにも対応するサイズなので、アルプスの縦走や沢登りなど、幅広い用途に対応してくれるでしょう。

デュアルフォース ストレッチ レインジャケットを詳しく見る

ところで、「ポールワーズ」ってどこで手に入る?


ご購入はオンラインからも可能ですが、ぜひ店頭で袖を通して、テクスチャーや着心地の良さを確かめてみてください。ヴィクトリア、エルブレスやスーパースポーツゼビオなど、全国に185店舗で手にとることができます。

これからの季節は、気温の上昇とともに雨の日も増えていきます。「雨だから…」と山の予定をキャンセルするのも手ですが、ルートを変更して霧雨に煙る森歩きに出かけてみるのもオツなもの。信頼できるレインウエアを手に入れたら、きっと普段は見られない山の美しさを目にする機会も増えるはずです。ポールワーズのアイテムはこちら!

 

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