パタゴニア、1972年の「クリーンクライミング」提唱から50周年
1972年はパタゴニアにとって大きな転換期でした。
1970年、米国最大のクライミング用具メーカーになっていたパタゴニアの前身シュイナード・イクイップメントは、自らのベストセラーであったクライミングギアが自分たちの愛するフィールドを傷つけていることに気づき、痕跡をほとんど残さないギアへ、事業の転換を決断します。
その2年後には、次のクライマーに自然やクライミングの挑戦を残す「クリーンクライミング」を、シュイナード・イクイップメント初のカタログで紹介。現パタゴニアが環境配慮の道を歩き始めた瞬間です。
50年が経った今も、環境社会へ配慮した製品づくりを続けています。
「クリーンクライミング」の理念をふたたび。カプセルコレクションが登場
故郷である地球を救うため、パタゴニアでは「クリーンクライミング」の理念をふたたび伝えるキャンペーンを2020年3月17日(木)より開催。50周年を祝う、カタログ表紙のグラフィックやヘキセントリックモチーフを採用した製品を展開します。
メンズ・コットン・イン・コンバージョン・ミッドウェイト・ラグビー・シャツ
有機栽培されながらも、まだオーガニック認証を受けていない丈夫なコットン・イン・コンバージョン素材を使用し、認証に取り組む農家がその移行過程にて作物を売ることをサポートします。胸のワンポイントに「クリーンクライミング」のワッペンを採用。
メンズ・クリーン・クライム・カタログ・リジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットン・Tシャツ
土壌の修復、動物福祉の尊重、農家の生活向上に配慮した農法で栽培されたリジェネラティブ・オーガニック認証コットンを100%使用しています。「クリーンクライミング」のエッセイが掲載されたシュイナード・イクイップメントのカタログの表紙をグラフィックに採用。
マクルーア・ハット・クライム・クリーン
リサイクルされた漁網を使用し海洋プラスチック汚染の削減に貢献する、ネットプラス素材をナイロン素材とつばの芯材に採用。廃棄された漁網を原料として使用することで、既存のゴミを活用し、バージンプラスチックの必要性を削減。有害なプラスチックが世界の海に捨てられることを防ぎます。生地にはクライミングギアのグラフィックを、正面に「クリーンクライミング」のワッペンを採用。
ウィメンズ・クリーン・クライム・バッジズ・アップライザル・クルー・スウェットシャツ
はぎれ生地と回収されたペットボトルを利用したリサイクル素材100%のスウェットシャツ。バージン素材への依存を削減します。袖と胸に「クリーンクライミング」のワッペン・グラフィックを採用。
他にも、パンツやダウンプルオーバーなど全8アイテムが登場。すべてフェアトレード・サーティファイドの縫製を採用しています。
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