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白くてふわふわ!丸い綿毛がかわいい「ワタスゲ」(2ページ目)

尾瀬

尾瀬ヶ原のワタスゲ

出典:PIXTA(尾瀬ヶ原のワタスゲ)

尾瀬は、新潟県、福島県、栃木県、群馬県の4県にまたがる日本最大の山岳湿地で、国立公園に指定されています。2,000m級の山々に囲まれた盆地状になっており、その広さは372平方キロメートルと広大です。
尾瀬では、ミズバショウやニッコウキスゲ、キンコウカなどさまざまな湿原の植物を目にすることができます。ワタスゲも尾瀬を彩る代表的な植物のひとつ。

広い尾瀬はいくつかのエリアに分かれていますが、尾瀬ヶ原、尾瀬沼などが人気のワタスゲエリアです。どちらも木道が整備されていて、両側にワタスゲが広がります。尾瀬ヶ原には鳩待峠から歩いて1時間ほどで、尾瀬沼には沼山峠から歩いて1時間ほどでアクセスすることができます。

戦場ヶ原

朝焼けの戦場ヶ原とワタスゲ

出典:PIXTA(朝霧の戦場ヶ原とワタスゲ)

戦場ヶ原は、栃木県日光市、日光国立公園に広がる標高およそ1,400mの高層湿原です。戦場ヶ原では、ワタスゲをはじめホザキシモツケ、ノアザミ、レンゲツツジ、ズミなどいろいろな高山植物の姿を見ることができます。

戦場ヶ原へは、湿原の北側の「湯滝」または南側の「赤沼」からアクセスします。ルートは北側の湯滝から南の赤沼へ、またはその逆で赤沼から湯滝へ通り抜ける道のりが一般的。
木道も整備された5kmほどの道のりで、「ワタスゲデッキ」という名の展望台も。湯滝、赤沼のいずれも駐車場が整備されているほか、バスも通っています。

田ノ原湿原

田ノ原湿原のワタスゲ

出典:PIXTA(田ノ原湿原のワタスゲ)

田ノ原湿原は、長野県志賀高原にある標高1,600mの湿原。田ノ原湿原は遠い昔には湖の底だった場所で、水が失われ陸地化してできたと考えられています。田ノ原湿原でも、ワタスゲのほか、ニッコウキスゲやシャクナゲ、ミズバショウ、レンゲツツジなど数多くの植物を見ることができます。

田ノ原湿原は国道292号線沿いにあり、バスやマイカーでのアクセスも容易。バスでアクセスする場合、湿原北側の「田の原」下車で徒歩5分ほど、湿原南側の「木戸池」下車で徒歩10分ほどの距離です。湿原の北側と南側には駐車場もあります。湿原の遊歩道は木道もしっかりと整備されています。

ふわふわ綿毛のワタスゲは湿原の人気者

大江湿原のワタスゲ

出典:PIXTA(大江湿原のワタスゲ)

高層の湿原に生育するワタスゲは、白くて丸い綿毛がかわいい湿原の人気者。たくさんの綿毛が風にそよそよと揺れる姿はハイカーたちを魅了します。ふわふわの綿毛に癒されたい、そんなふうに感じた方は、ぜひ一度、ワタスゲ群落を訪ねてみてはいかがでしょうか。

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