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「ハイドラパック」とは、どんなブランドか?

日本でも00年代に多くのハイカーがバックパック内に収納したリザーバーから延びたチューブをくわえ、歩きながら水分補給を行なうスタイルが流行。
その際に、〈ハイドラパック〉も認知度をグンと上げました。

その事実は、耐久性と機能性の高さを証明。〈ハイドラパック〉は、ハイドレーション・システムのトップメーカーなのです。
使い捨てボトルから、リユースボトルへ

なぜだと思いますか?
日本はまだまだペットボトルの利用者が多く、それらを使い捨てることに罪悪感も少ないと思います。ペットボトルはリサイクルゴミとして収集されているから、むしろ環境にやさしい容器だと思っている人も多いかもしれません。
プラスチック問題というより、製造工程のムダをなくすために

しかし、欧米のハイカーやアウトドアフリークたち、そしてアウトドアブランドは、ペットボトルをはじめとする使い捨てプラスチック容器の利用をやめようと動きはじめています。
使い捨てではなく、繰り返し使える=リユース容器、ボトルの利用が当たり前になってきています。

環境への負荷の軽減、プラスチック汚染問題だけでなく、エネルギー問題、水資源問題の改善のため、使い捨て=ムダ使いをやめることが当然だと考えているのです。
それはハイキングシーンだけでなく、日常でも。
だから〈ハイドラパック〉は、ハイキングから日常まで使いやすい、ハードボトルを発売しました。
この流れは、日本でも間もなく当たり前になるでしょう。そして私たちハイカーは、いち早く使い捨てボトルからリユースボトルへと、切り替えるべきです。
ハードボトル「リーコン」のGoodなポイント3つ

重量:139g 耐熱温度:-20℃~99℃ 大きさ:Φ7.1×23cm
リーコン750mlの詳細はこちら
さて、今回筆者は約半年間、繰り返し使えるハードボトル「リーコン」を街と山で使ってみました。
繰り返し使うという点で、まず求められるのは耐久性です。どんなに気を付けていても、落としてしまうことはままあることで、記憶に残っている限り3回落下。その内1回はアスファルトの上に胸の高さから落としましたが、小傷が付いた程度で割れたりヒビが入ることもありませんでした。
また、長時間使う際には、容器から水への匂いうつりも気になるところ。早朝から夕方までのデイハイクで何度も使用しましたが、匂いうつりは皆無と言っていいレベルです。
つまり、繰り返し使う基本性能は、問題ありませんでした!
Good1:キャップを半回転、コップのように飲める飲み口が最高!

ほとんどのボトルが1.5~2回転キャップを回す必要があるところを、半回転で済みます。しかも再び閉めた際に、水が飲み口から漏れることもありません!

そこでナルゲンは、上の写真のように広口を細くするパーツやキャップを利用するのですが、リーコンならデフォルトで、顔に水が掛かることなく、カップのように飲みやすいのです!

飲み口が複雑だと洗えずにカビが出ることがあるので、これはいい!
Good2:細長いのでパックのポケットに収まりやすい!


いやぁ、なんとも快適給水です!

ただし、水を飲む際にこのハンドルが邪魔になることも・・・・・・。その場合は、指で押さえたり、ハンドルをあらかじめ飲み口からズラしておけば解決します!
Good3:本体は細みでも、口は広くて給水しやすい

ということはつまり、ナルゲン同様にボトルへの給水が、とってもしやすい!ということです。


ペットボトルのような細口だと間違いなく大事な水をこぼしてしまいがちなので、それだけでもリーコンのようなリユースボトルを使う意味があります。
地球にやさしいボトル、悩みどころが2つある!

筆者は汗っかきなので、リーコン1Lの方が容量的に向いているかも・・・・・・でも、750mlに給水しながら使えばいいしなぁと、今更ながらに容量選択に悩んでいます。

それはボトルカバー等のアクセサリー類。特に保冷保温カバーは、早急にラインナップしてほしいです。
とはいえサーモボトル等と変わらないサイズなので、純正にこだわらなければ市販品から見つけられますが・・・・・・。
使いやすいものだから、使う!

その前に使っていたのは、ナルゲンの広口1.0L。飲み口を変更して特に問題なく使っていたのですが、ハイキングで使うにはちょっと太く、持つ手にいつも不安を感じていました。

環境のことを考えてということもあるけれど、実際に使いやすい道具で、シーンを選ばずに使いたいと思えるから使っているというのが、正直なところです。
使い捨てしまうモノは、便利かもしれないけれど使い捨てできてしまうクォリティなんです。その点でリーコンは、機能に加えて、繰り返し使いたくなる道具としてのクォリティもあると感じています。
山でも日常でも、こういう道具を使って過ごしていきたい!と思わせる道具でした。
それでは皆さん、よい山旅を!