コロナ前は、「2人以上の場合はできるだけ1つのテントを共同で」というのがマナーでしたが、コロナ禍にあって、1人1テントがほとんどでしたね。
テント場も今は完全予約制のところが多いですし、登山で求められる対応もずいぶんと変わってきた印象です。

吾妻

渡辺ガイド
ソロテントは、共同テントに比べてコミュニケーションが少なくなります。体調はどうか、食事をしっかりとれているかなど、お互いに意識して話すようにしましょう。
またコロナ禍で、全体的に“自身の体力を判断する力”が落ちています。疲労は、道迷い・転倒・滑落に繋がりますので、自分たちを客観視して判断できるといいですね。
コロナ禍の登山では、常に考え続けることが大事

渡辺ガイド
女性チームの挑戦ということで、朝日小屋のオーナーが女性であることも、今回のコースを選んだ理由のひとつです。名物おかみ・清水ゆかりさんのパワフルさに元気をもらえたのではないでしょうか?
明るく生き生きとされていて素敵でした。清水さんの気さくな人柄もそうですが、小屋内の受付の雰囲気からも、コロナ禍でも「安全に登山を楽しんでほしい」という想いや“おもてなし精神”のようなものが自然と伝わってきました。

荻原
経営上の問題が起きている小屋も多いと聞きます。宿泊人数を減らしたり、さまざまな感染対策をしたりと大変な中で、温かく迎えてくださって頭が下がります。

荻原

渡辺ガイド
コロナ禍では、状況が随時変わります。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、急に登山自粛要請が出ることだってあります。
いつどこのエリアや山に行くのか、食料や装備をどうするべきか。的確な状況判断は、元来、登山で必要な能力です。
コロナ禍での登山に対して、みなさんいろんな想いや考えがあると思いますが、計画や準備から実際の山行まで、あらゆる情報を収集して、複合的かつ客観的に判断しましょう。
初挑戦は経験者と一緒に
楽しく安全に2泊3日を終えられたのは、いつも以上に計画と準備がきめ細やかにできていたことはもちろんですが、仲間と絶景が大きな支えになったなと感じています。

荻原
今回は渡辺ガイドやザ・ノース・フェイスのみなさんがサポートしてくださいましたが、はじめての挑戦のときに経験者がいると安心感がありますよね。

吾妻

渡辺ガイド
1人では考えもしなかったことに気づけたり、分からないことを仲間に教えてもらったりもできますからね。
膝を痛めたりトラブルはありましたが、一緒に挑戦する仲間がいたからこそ頑張れた気がします。

吾妻
山仲間が身近にいないっていう声もよく聞きますが、まずはガイドツアーに参加するのもアリだなと。特に長期縦走では、ソロより断然心強いです。

荻原
やはり絶景の持つパワーは半端ない
なんだかんだ、つらくても絶景を見ると、来てよかったって思うんですよね。ヘトヘトになったときの方が感動が大きかったりして。

荻原
今回のルートは終始、いろんな高山植物が咲いていたので、いっぱい元気をもらえました。渡辺ガイドが持っていた図鑑と照らし合わせて、たくさんの花の名前を覚えられてよかったです。

吾妻

渡辺ガイド
名前を知っていると、出会ったときの喜びが増しますよね!
1日目に見た花の名前を2日目にはすぐに言えるようになっていて、山行の中での成長が著しくて感心しました。
今回の挑戦でたくさんのことを吸収して、またひとつステップアップしているはずです。
振り返りでの“気づき”をおさらい
挑戦を通しての“気づき”が、着実なレベルアップに繋がります。より安全に登山を楽しむために、そして新たな目標に挑戦するために、よかったことも反省点も有効活用しましょう。
達成感もひとしお! 挑戦を終えて
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