糸魚川から松本まで続く街道「塩の道」など、白馬村には歴史を感じさせる風景がいたるところにあります。そのひとつが「石仏」。上は比較的新しいものですが「道祖神」。男女一対となり地域の守り神として祀られています。下は「馬頭観音」で荷物などを運搬する馬を祀ったものです。
国際的な山岳リゾートという顔とは別の、江戸時代から地域に息づく信仰の歴史に触れることができるのも、白馬ならでは。
八方エリアから少し足を延ばして、姫川にかかる「白馬大橋」へ。ここは白馬三山を撮影できるベストポイント。最高のショットをおさめようと、観光客だけでなく地元住民がカメラ片手にスタンバイしています。
霧が育てた、白馬産の蕎麦を味わう
ローカル御用達の定食屋や各国料理など、食事のバリエーションも多い白馬ですが、やはり信州に来たからには「おいしい蕎麦を食べたい!」という人も多いはず。そこで訪ねたのが<蕎麦処 りき>です。
「ソバは葉から水分を吸収するので霧の出るところが栽培に適しているんですよ」。そう語るのは、店主の山田力さん。村内でも切久保・落倉地域で育ったソバを石臼で挽いて使っています。
甘みが強く喉ごしの良いソバの実の中心を生かした粉を使うのが店の特徴。まずは何もつけずにひと口。「よく噛むと甘みと風味が口の中に広がる、それが蕎麦の味。つゆや薬味はお好みで。本わさびは蕎麦にのせて食べるのがおすすめ」と楽しみ方を教えてくれた。
蕎麦処 りき
住所:長野県北安曇郡白馬村北城3020-90
電話:0261-85-4311
営業時間:11:00~15:00(売切次第終了) 木曜&第2・4金曜休
料金:天ざる1,680円、ざる蕎麦880円など
あのアウトドアショップの白馬限定アイテムをお土産に
JR白馬駅から八方バスターミナルのあいだは、村いちばんの目抜き通り。とりわけ、アウトドアショップが集中しています。そのひとつが<ザ・ノース・フェイス グラヴィティ 白馬>。1階はショップ、2階はカフェとフィールドインフォメーションデスクが設置されています。
ショップでは白馬限定のアイテムが販売されており、お土産にもぴったり。緯度と経度が書かれたパーカーやTシャツはさり気ないデザインなので「いかにもお土産」感がなく、デイリーユースでも活躍しそうです。
2階のフィールドインフォメーションデスクは2021年4月より始まった試み。白馬岳の山岳気象情報や雪崩情報の提供に加え、現地ガイドから寄せられたフィールドの現況情報を元に、地図を見ながらのルート相談や装備などについてもスタッフがアドバイスを行っています。
登る前の情報収集と登った後のお土産。2回立ち寄りたくなるショップです。
THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA
住所:長野県北安曇郡白馬村北城5930-1
電話:0261-85-2855
営業時間:11:00~19:00(5~11月)、12:00~20:00(12~4月) 不定休
楽しかったハイクの瞬間を「#白馬村」でシェア
今回の山旅では、愛機であるフィルムカメラで撮影していた加藤さん。旅の思い出も、いまはSNSで気軽にシェアできます。
同じ場所、同じ被写体であっても、光や時間帯、撮る人によってまったく違う表現となり、それが共有されていくことで、何倍にもその場所の魅力が引き出されていく。あなただけの山旅の瞬間をぜひ「#白馬村」でシェアしてくださいね。
▼今回紹介したお店の地図はこちら
秋の白馬も写真を撮りたくなる風景が広がる!
今回の白馬山旅は7月下旬の夏シーズン。8月下旬ごろまでは次々に変わる花の八方池を楽しめます。その次にやってくるのが、9月中旬〜10月中旬の秋シーズン。錦繍に彩られた八方池や白・赤・緑の三段紅葉など、夏とはまた違った魅力で迎えてくれます。
山旅シーズンはまだ始まったばかり。のんびりとした山歩きに、最高のシーズンを迎える白馬へぜひ!
Sponsored by 白馬村観光局