私たちこんな山に登ります!アウトドアブランドの担当者4人の「夏休み登山計画」

2021/07/28 更新

連休の多い2021年、そろそろ夏休みの計画を立て始めている人も多いのではないでしょうか。そこで今回はアウトドアブランドの担当者に夏の登山予定についてアンケートを実施。計画とともに、山のマストアイテムや一押しのギアなども教えてもらいました。夏休みに向けて、登山計画を立てる参考にしてみてください!

アイキャッチ出典:PIXTA

あなたの「夏休み登山計画」を教えてください!

出典:PIXTA
常日頃から新しい登山ウェアやギアなどの情報に触れているアウトドアメーカーの担当者さん。仕事として山に関わっている彼らは、プライベートではどんな山に登って、そこでどんなギアを使っているのでしょうか?

今回は4ブランドの担当者に、行けたらいいなぁ〜という希望も含めた、「夏休みの登山計画」を教えてもらいました。

<ザ・ノース・フェイス>PR担当・鰐渕 航さんの夏休み計画

提供:ザ・ノース・フェイス
PR担当 鰐渕 航さん
登山歴:約7年
「基本的には通年で山を楽しみ、雪山にも登りますがバックカントリースノーボードが多め。登山スタイルは夏山のテント泊縦走がいちばん好き。登山計画を立てる際は山岳雑誌のルート紹介など、さまざまなところから情報収集。単純に行きたい山域の地図を眺めて繋げてみるのも楽しいですよ」

鰐渕さんの山行計画

八ヶ岳全山縦走(3泊4日/テント泊)
▶観音平〜編笠山〜権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜天狗岳〜北横岳〜蓼科山

出典:PIXTA(八ヶ岳・赤岳)
── この山行計画を立てた理由を教えてください。

鰐渕さん
八ヶ岳全山縦走はずっと行きたいなと考えていました。実は去年行くつもりでしたが、コロナ禍で自粛することになり、断念したんです。その分、今年こそは行けたらいいなぁ!という思いがあります。

とはいえ、実はまだどのルートを取るかは決めきれてないんですよ。スタートとゴールは決めているので、テン場のある小屋をつないでいく流れになると思います。


── 夏休み取得の悩みなどはありますか?
鰐渕さん
同じ部署の人とはできるだけ被らないように調整をしますが、それ以外は比較的自由に取れるので……悩みはないですね!

絶対持って行く!愛用ギアは「就寝グッズ」

提供:ザ・ノース・フェイス
鰐渕さん
耳栓エアータイプの枕は絶対に持っていきます。

山では眠りが浅くなることが多く、ちょっとした音で起きることもあります。耳栓はしているだけでなぜか安心感もありますし(笑)。

枕はスタッフサックなどでも代用できますが、なんだかんだ寝にくいので……。エアータイプならさほどかさ張らないので重宝しています。
疲れを残さないためにも、ちゃんと寝れる就寝グッズがマストアイテムです!

今回携行する自社アイテムは「パンマージャケット」

提供:ザ・ノース・フェイス
鰐渕さん
パンマージャケットは、すでに何度か山で使っていますが、この山行でも持って行きたいレインウェアです。軽量で柔らかくデザインもシンプルなので、長期の山行には最適です。


THE NORTH FACE |パンマージャケット

<ファイントラック>「finetrack HIBIYA HUT」三和克至さんの夏休み計画


提供:ファイントラック
「finetrack HIBIYA HUT」スタッフ 三和 克至さん
登山歴:約10年
「写真を撮る山行の時にはゆっくり歩いて景色を楽しみ、夜はテントの中で本を読んだり自由に過ごすのが好きです。登る山を決める際は、スタッフ同士やお客様との会話の中からアイデアをもらうことが多いです。とても楽しそうに話す姿を見ると、その場所に行きたくなりますね!」

三和さんの山行計画

北アルプス縦走(3泊4日/テント泊)
▶猿倉~大雪渓~〈白馬岳頂上宿舎テント泊〉~白馬岳~雪倉岳~〈朝日小屋テント泊〉~朝日岳~〈蓮華の森テント泊〉~白馬大池~栂池高原

出典:PIXTA(白馬岳)
── この山行計画を立てた理由を教えてください。

三和さん
白馬岳はアルプスの中でも遠く、気軽に何度も行くことはできません。なので、夏休みのようにまとまった時間がとりやすい時にこそ行きたいエリア。

なんといっても都会の猛暑も吹き飛ばす、夏の雪渓歩きの爽やかさと、高山植物に癒されるアルプスならではの楽しみ方ができるところが魅力です!

来た道をピストンするよりは、そのまま縦走して歩いていくことが好きなので、このエリアをぐるっと大きく楽しめるルートを考えました。


── 夏休み取得の悩みなどはありますか?
三和さん
悩みはまったくないんです。
ファイントラックでは「遊び手=創り手」という理念があるので、毎年しっかりお休みをいただいて遊びに出かけてます!

絶対持って行く!愛用ギアは「化繊の保温着」

提供:ファイントラック
三和さん
自社製品ではありますが「ポリゴン2UL 」という化繊の保温着はマストアイテムです。

かつては、ダウンやフリースを使用していました。ある時に山で土砂降りの雨に打たれ、濡れたことで低体温症になりそうになったんです。

それ以来、濡れても保温性が低下しにくいポリゴン2ULを着用するようになりました。今ではオールシーズンの登山で必ず持っていきます

今回携行する自社アイテムは「カミナドーム2」

提供:ファイントラック
三和さん
テントの中で過ごす時間が好きな私にとって、居住性の高さと快適性は重要。シングルウォールで結露してびしょびしょに濡れたり、天井が低いテントでは、なかなか快適に過ごせなません。

カミナドームは天井が高く、着替えたり食事をする時にも広々使えてストレスが少ない。結露もかなり少なく、濡れて不快な思いをすることがあまりない優れたテントです。


ファイントラック |カミナドーム2

<マムート>マーケティング部・宇津木 正太さんの夏休み計画

提供:マムート
マーケティング部・アシスタントブランドマネージャー 宇津木 正太さん
登山歴:13年
「日帰り山行がメインの登山スタイルですが、山小屋・テント泊と時期に応じて楽しんでいます。おすすめの山などは社内スタッフや登山用品店スタッフに聞いて情報収集し、登山計画を立てています。直近の状況確認はインスタを活用していますね」


宇津木さんの山行計画

涸沢を起点に北アルプスをのんびり登山(2泊3日~3泊4日)
▶上高地~涸沢~北穂高岳・奥穂高岳など

出典:PIXTA(夏の涸沢)
── この山行計画を立てた理由を教えてください。

宇津木さん
夏の涸沢に随分と出かけていないので、久しぶりにのんびり行こうかなと考えています。涸沢を起点に、北アルプスの山を楽しもうかと思っています!


── 夏休み取得の悩みなどはありますか?

宇津木さん
夏休みが夏に取れずに、秋休みにずれこむこともあるので……。だから今回も詳細はまだ決めていません(笑)

絶対持って行く!愛用ギアは「ドライバッグ」

提供:マムート
宇津木さん
<マムート>の「ドライバッグ」は僕のマストアイテムです。 雨の日も気にならなくていいし、水も汲めるし、温泉バッグにもなるし……多用途に使えて大活躍

今回携行する自社アイテムは「デュカン スパイン 50-60」

提供:マムート
宇津木さん
一度使うと手放せない快適で背負いやすいザックです。
体に合わせて動いてくれる動きやすさがストレスフリーな点と、背面の接点も少ないので夏は涼しくて快適です。


マムート |Ducan Spine 50-60 

<モンベル>広報部・安田 翔平さんの夏休み計画

提供:モンベル
広報部・安田 翔平さん
登山歴:15年
「ピークハントだけでなく、沢、テンカラ、バードウォッチングなど麓での遊びを含めアウトドア全般を楽しむタイプ。計画を立てる際は、ガイドブックやネットなどの情報をチェックするほか、社内の人から情報収集することも多いです。登山情報だけでなく、下山後の温泉や食事などのお店も教えてもらえるのがうれしいですね!」

安田さんの山行計画

飯豊山(2泊3日/山小屋泊)
▶大日杉小屋~切合小屋<山小屋泊>~飯豊山~烏帽子岳~梅花皮小屋<山小屋泊>~北股岳~飯豊山荘

出典:PIXTA(飯豊山稜線)
── この山行計画を立てた理由を教えてください。

安田さん
昔から憧れていた縦走路です。長く続く稜線や、雪渓とお花畑が広がる絶景の中を歩いてみたいと思っていました。

数年前に春のバックカントリーで飯豊連峰に行ったときは、稜線まで登りきれなかったので、リベンジの意味合いもあります。


── 夏休み取得の悩みなどはありますか?

安田さん
特にありません。休みを取りやすい環境だと思います。

絶対持って行く!愛用ギアは「ジェットボイル」

提供:モンベル
安田さん
必ず山に持っていくギアは、<ジェットボイル>の「フラッシュ」です。

山での食事は、軽くて調理も簡単なフリーズドライ食品や麺類を選ぶことが多く、お湯がすぐに沸くため重宝しています。エネルギー効率が良く、大きなガス缶も必要ないので、荷物の軽量化にもつながります。


今回携行する自社アイテムは「シームレスダウンハガー800 #5」

提供:モンベル
安田さん
2021年春夏に発売されたスリーピングバッグです。

「スパイダーバッフルシステム」という世界初の構造で、隔壁がなくてもダウンが偏らず、縫い目が少ないので気密性が高いのが特徴。身体全体を包み込むようなフカフカの寝心地です。


モンベル |シームレスダウンハガー800 #5

待ち遠しい夏休みの登山計画を立てよう!

出典:PIXTA
白馬岳や飯豊山、八ヶ岳全山縦走から涸沢を起点に北アルプスの山へ。
基本的に山にどっぷりと浸かって過ごす夏休みをみなさん計画しているようですね。世間では「夏休みが思うように取れない」とよく耳にしますが、夏休み取得の悩みが少ないのは、アウトドアブランドならでは!

みなさんもぜひ4人の「夏休み計画」を参考にしてみてくださいね。

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高橋 典子

ハイクとミニマルキャンプをこよなく愛するフリーライター。次はどこに行こうか、9歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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