高尾山=激混み観光登山でしょ? その固定概念を覆す【高尾山2.0】で混雑なしの山歩きをやってみた
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年間260万人とも言われる登山者(&観光客?)が訪れる高尾山。観光客でごった返しているから敬遠しがちという人も多いのでは。けれども高尾山域にはまだまだ魅力的なルートが盛りだくさん!
今回は交通アクセス至便ながら混雑の少ない、高尾山周辺のとっておきルート、名付けて「高尾山2.0」をご紹介します。
2025/10/15 更新
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制作者
山岳ライター・登山ガイド
鷲尾 太輔
登山の総合プロダクション・Allein Adler代表。登山ガイド・登山教室講師・山岳地域の観光コンサルタント・山岳ライターなど山の「何でも屋」です。登山歴は30年以上、ガイド歴は10年以上。得意分野は読図(等高線フェチ)、チカラを入れているのは安全啓蒙(事故防止・ファーストエイド)。山と人をつなぐ架け橋をめざして活動しています。
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅠ 総合旅行業務取扱管理者
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アイキャッチ画像撮影:washio daisuke
「高尾山」だけが高尾にあらず!
撮影:washio daisuke(拭いきれない高尾山へのマイナスイメージ)年間260万人とも言われる登山者(&観光客?)で賑わい、ミシュランガイド三つ星の観光地にも選ばれた高尾山。多彩な茶屋グルメも楽しめる陣馬山・景信山・小仏城山などの奥高尾縦走路も含めて、「いつ登っても混んでいる」「1号路から6号路まで歩き尽くしたからもう卒業」と思っている人も多いのではないでしょうか。
あの高尾山に登らず、「高尾山2.0」を登ってみるべし!
出典:国土地理院地図、制作:編集部ちょっと待ってください!あなたはあの「高尾山」しか登ったことがないのではないでしょうか?
「高尾山」を取り巻く高尾山域には、実はまだまだ登山者も少なく魅力的なルートがたくさんあるんです。名付けて、「高尾山2.0」。今回はその山域から「高尾山周辺の混雑度は低いものの、魅力ある縦走ルート」を厳選してご紹介します。
筆者の肌感覚ですが、高尾山を「10」とした時の混雑レベルも記載しましたので参考にしてみてくださいね。
地元民に愛される、7つのピークトレイル|南高尾山稜(混雑レベル:3.5)
出典:PIXTA(春は一面の桜で彩られる城山湖周辺)まずご紹介するのは、小仏城山南麓の大垂水峠(おおだるみとうげ)を出発点として東京地・神奈川県の境界線を歩くルート。大小7つのピークを越えるコースですが、展望が開けるポイントが多いため、飽きることがありません。
地図の出典:YAMAP(南高尾山稜ルート)体力レベル:★★☆☆☆
日帰り|コースタイム:約3時間20分
参考:ヤマプラ
技術的難易度:★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例:グレーディング表
コース概要
大垂水峠(60分)→中沢山(40分)→西山峠(30分)→三沢峠(30分)→草戸山(10分)→草戸峠(30分)→梅ノ木平バス停
交通アクセス
- 往路
神奈中バス「高尾駅前」バス停もしくは「高尾山口」バス停より乗車−「大垂水」バス停下車(バスで約20分、本数が少ないので注意) - 復路
神奈中バス「梅ノ木平」バス停より乗車−「高尾山口」バス停もしくは「高尾駅前」バス停下車(徒歩の場合、「高尾山口」駅まで約30分)
コースのポイント
撮影:washio daisuke(眼下に望む津久井湖の水面)入山して間もなく、眼下には津久井湖(城山ダム)を望むことができます。神奈川県の主要な水源を見下ろしながら、大洞山・中沢山とピークを越えて行きます。
撮影:washio daisuke(ザック掛けがかわいらしい休憩所)ルート上には随所に休憩所が設置されています。天然の木を使い、枝もそのまま活かしたザック掛けは、日曜大工感満点。他にも随所に設置された手作りの道標など、地元の有志の方々による「安全に楽しく歩ける気配り」を感じるルートです。
撮影:washio daisuke(草戸山から見下ろす城山湖)東屋が設置された草戸山山頂からは、眼下に城山湖(本沢ダム)の水面が広がります。草戸峠の先から、梅の木平へ向けて下山しましょう。