うみ先生教えて!厄介なハチの対策と生態って?
西海太介(通称うみ先生)。高尾山ビジターセンターの自然解説員、横須賀市内の公園所長などを経て、より多くの方に生き物の面白さや、危険などを伝えるべく独立。YAMA HACKの読者のみなさんに危険生物をはじめ、山で出会える生き物全般の”誰かに話したくなる雑学”を、不定期でお届けします!今回は”ハチ”に関する豆知識をクイズ形式でご紹介!
まずはハチの”生態”を理解してから、対策を覚えよう
「現象には必ず理由がある」「原理を知れば応用ができる」。これは、私がいつも講座をするときに皆さんにお伝えしている言葉です。生物との付き合いも立派なサイエンス。つまり、「ハチに刺される」という事故にも必ず理由があります。この理由を知ることで「刺されないように応用」できます。みなさんも理由を知って、安全な登山に望みましょう。
ハチの豆知識クイズ9問!あなたはいくつ正解できる?
問題1:国内の山には、何種類のハチがいる?
正解:
日本国内には約4500種のハチがいるとされています。このうち刺される可能性があるのは、家族で暮らす50種ほどのハチたちです。これらのハチの針は、もともと産卵管を固く変化させたものなので、メスしか刺すことができません。