高尾山の秘められたポテンシャル…ご存知ですか?
年間260万人とも言われる登山者数(世界一)や、東京都初の日本遺産(2020年認定)としてメジャーな存在の高尾山。首都圏近郊の登山者であれば、誰もが一度は訪れたことがあるでしょう。
けれども「登山者が多くて混んでいる」「一度行ったら他の山に登りたい」と、知らず知らずのうちに高尾山から遠ざかっている人、いませんか?
今回は数回登っただけでは味わえない「高尾山の秘められた魅力」を、高尾山コンシェルジュ・ムサさび~ずの「ムッちゃんとムサ尾」のご案内で、紹介します。
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薬王院以外にも見どころ満載!高尾山のパワースポット
高尾山といえば1号路の中腹にある「髙尾山薬王院有喜寺」があまりに有名。
この寺域として山中の豊かな自然が守られてきたことから、高尾山は今でも東京のオアシスとされる存在であり続けているのです。
この薬王院は多くの人が参拝したことがあるでしょうが、ここ以外にも山中にはたくさんのパワースポットがあります。
三密の道・苦抜け門
でも本来は「身口意(しんくい)」つまり、身体と口と心を表す密教の言葉なんだむん(◉ω◉)
金比羅台
金毘羅社は海上交通の安全を祈って、海の見える高台に祀られることが多いんだむん(◉ω<)☆
弘法大師の足跡
そしてその真言宗の開祖と言えば、弘法大師空海ですわね(・∞・)


ちなみに琵琶滝から十一丁目茶屋のある霞台をつなぐ青で囲った区間も、いにしえの修行道の名残りが色濃い場所。中腹の広場には多くの弘法大師像が祀られています。「難路」という看板が設置されている露岩帯の急斜面のためしっかりした登山靴で、なるべく登りでの利用がおすすめです。
たまには寄り道してみない?山頂へのサブルート
高尾山の登山ルートとしては、山麓から山頂に直結する以下の3ルートが一般的です。
・1号路:ケーブルカー・リフトが中腹まで架設されており、薬王院を経由するもっともメジャーなルート
・6号路:滝を浴びる水行修行も行われる琵琶滝をはじめ、沢沿いのせせらぎを楽しみながら歩く谷沿いのルート
・稲荷山コース:稲荷山展望台をはじめ小さなアップダウンを経由し、色濃い自然が残る尾根沿いのルート
けれども、たまには違うルートを経由して違った表情を楽しんでみませんか。メインルートよりは登山者も少なく、高尾山の新しい表情を発見できますよ。
4号路〜高尾山唯一の吊り橋を渡ろう〜
途中にある「みやま橋」は、高尾山で唯一の吊り橋なんだむう(◉ω◉)/
3号路〜冬でも緑豊かな森に癒される〜
日当たりがよくてヤブツバキなどの常緑広葉樹が中心の森だから、一年中豊かな緑を楽しめるんだむう(◉ω◉)

高尾山中腹の、尾根と沢が連続する斜面をトラバースする3・4号路。みやま橋は蛇滝の源流である沢をまたぐ場所にかけられています。吊り橋ではありませんが、3号路にも沢をまたぐ場所には複数の橋が。低山ながら複雑な、高尾山の地形を実感しながら歩いてみてください。
期間限定!高尾山の四季を彩る風物詩
高尾山と言えば、春の桜と秋の紅葉がとりわけ有名。年間を通して登山者の多い山ですが、この時期は特に多くの人々が訪れます。
けれどもそれ以外にも四季折々の魅力があるのをご存知ですか。その時期だからこそ、高尾山だからこそ見られる風物詩をご紹介しましょう。
可憐な春の妖精・スミレ
瞬く街灯りを涼しい山上から!高尾山展望レストランからの夜景
夏は高尾山ビアマウントになって、下界より涼しい山の上から夜景を楽しめるんだむう(◉ω◉)
こだわりのグリルで焼いたお肉は絶品ね(・∞・)
高尾山展望レストラン|ホームページ
高尾山ビアマウント|ホームページ
初冬の足元に咲く氷の花・シモバシラ
冬になると枯れた茎に霜が付着して、まるで氷の華のようになるんだむう(◉ω◉)
12月中旬〜1月上旬の朝早い時間が見頃ね(・∞・)
富士山頂に沈む夕日は圧巻!ダイヤモンド富士
スミレはイラストで示した通り、山中の至るところで見ることが可能。特に日当たりの良い南斜面では大きな群落となって咲いている場所も。見頃は例年4月上旬〜中旬、この時期は桜に目を奪われがちですが、足元にも注目してみてくださいね。
行動食にもオススメ!茶店グルメ&スイーツ
高尾山のスイーツと言えば「高尾山スミカ」の『天狗焼』が有名ですね。モチモチの皮に餡が包まれた食感が人気で、休日には売り場に行列ができるほど。
けれども他にも、様々な魅力的な茶店グルメやスイーツが。登山中のエネルギーチャージにも最適ですよ。
今回は薬王院の御本尊・飯縄大権現にちなんだものをご紹介します。